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運動後に言う「止まるな、歩け」を生理学的に説明してみた。

こんにちは!!

イクサポです!!

今回は、なかなかキャッチーなタイトルです笑

激しい運動をした後に、走るのをやめて膝に手をついて息を整えていると、よくこんな言葉を言われたことありませんか??

『すぐ止まるなよ〜、歩くかジョグしろ〜』

僕はいつも『なんでこんなしんどいのに歩くんだよ』と心の中で叫びながら、チキンなので言われた通り歩くかジョギングをしていました!

でも、皆さん冷静に考えてみてください!

なんで止まらずに歩いたり、ジョギングをしたりしたほうがいいの?って話です。

だってしんどいんだから、大の字で寝っ転がりたいし、せめて座って息を整えたくないですか??

今回は、僕の小さい頃からの疑問を生理学的に解説していきます!

それではいきましょう^ ^


なぜ息切れが続くのか?

そもそも、走り終わった後は一定時間、強い息切れが続きます。

この『ハー、ハー』という苦しい感覚ががあるから早く座りたい、寝たいってなりますよね?

それでは、この運動後の息切れの正体はなんなのでしょうか??

まずはここを明らかにしていきます!


運動中の酸素とエネルギーの関係


まず、基本的に酸素を必要とする運動は、有酸素性エネルギー代謝で運動に必要なエネルギーを生み出します。

有酸素性エネルギー代謝はこちらの記事から↓

つまり、運動に必要なエネルギーは酸素の量によって決まり、この酸素の量は運動の強度によって決まります。

例えば、普通のスピードでランニングをした時に100の酸素が必要だったとすると、その80%のスピードなら必要な酸素は80ですみ、逆に、120%のスピードで走った時には120の酸素が必要になります。

この取り込む酸素の量を酸素摂取量と言います。

この酸素摂取がいつでも十分であればなんの問題もないのですが、そうではありません。


まず、運動開始してすぐには酸素をマックスに取り込めるわけではありません。

酸素摂取量は、運動開始から数分ほどかけて徐々に上昇していくため、走り始めは酸素が足りない状態で走らないといけないことになります。

また、最大の酸素摂取量には限界があります。

例えば、ある人の酸素摂取量が150だったとします。その人が普通の200%のスピードで走ると、200の酸素が必要なところを150しか取り込めないことになり、この時も酸素が足りない状態で走らないといけないことになります。


運動後の息切れは酸素の借金分

激しい運動を行うと酸素摂取量が徐々に増えて、より多くの酸素を取り込むために息が切れるようになります。

これが運動後も一定時間継続して続くのは、

運動中に借りていた酸素を
返済する必要があるため

です。


???


意味わかんないですよね笑

下の図をみてください!

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