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筋肉痛は正義か悪か。

こんにちは!

イクサポです!!

今回は筋肉痛について書いていきます!

『昨日筋トレしたから筋肉痛やばいんだよね』

よく選手が話しているのを耳にします。
確かにベンチプレスやスクワット、時には体幹トレーニングをやった後にも筋肉痛は生じます。
そして、筋肉痛は筋肉が成長するために必要なものだと思っている人も多いと思います。


しかし、本当にそうでしょうか?


今回は、筋肉痛というのはどのように生じているのか、何を意味しているのか、またどんな負荷がかかれば生じるのかなどについてまとめていこうと思います!

筋肉痛は正義か、悪か。


その答えは、これを読んだらわかります。
それではいきましょう!!


筋肉痛とは?


筋肉痛の正式名称は、

遅発性筋肉痛(Delayed Onset of Muscle Soreness:DOMS )

と言われます。

この名称は聞いたことある方も多いんではないでしょうか?


筋肉痛は、

運動後48時間でピークに達します。

筋肉痛を定量的に表すと、50段階(50mmの定規)で痛みの程度を表すことが多いです。

この痛みの変化を運動後1~5日後で見ていったところ、

画像1

運動前:0mm
1日後:42.5mm
2日後:44.3mm
3日後:31.0mm
4日後:14.6mm
5日後:5.2mm

となり、48時間後に筋肉痛がピークになることがわかりました。(Chen et al, 2012)

また、筋肉痛というのは、運動後に筋ダメージが生じた結果、出てくる症状の1つと捉えることができます!

他にも現れる症状として、

・筋力低下
・筋肉痛
・可動域低下
・むくみ
・血中クレアチンキナーゼ上昇
・血中ミオグロビン上昇
・炎症反応

があります。

また筋肉痛は運動後約48時間後にピークになると言いましたが、他の症状は、それぞれピークになる期間が異なります。

このことからも筋ダメージに伴う症状の1つと考えられます。
この解釈が非常に重要となります!!


そもそも筋肉痛って何が原因?

筋肉痛ってその名の通り筋線維が損傷して、筋にダメージが起こっているから痛みが出ていると思っていませんか?


実は、

痛み ≠ 筋ダメージ

なんです。

つまり、痛みの大きさと筋ダメージの大きさは正直関係ないのです。
筋肉痛と最大筋力との相関関係を調べたところ、相関関係はほとんどなかったことから、筋肉痛の程度と筋力の大きさは関係性はなく、筋ダメージとも関係ないことが分かりました。


それでは、何が筋肉痛を引き起こす原因となるのでしょうか?


それは、

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