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傷害予防の根本的思考

こんにちは!!
イクサポです!!

今回は傷害予防について考えていきます。
傷害予防を考える上で、3つの要因から考えていく必要があります。
これらの視点から考えるだけで、「傷害予防」というぼんやりとしたものが少し整理されるのではないでしょうか?


傷害予防の根本的思考

1. 身体的要因
2. 環境的要因
3. トレーニング的要因


1. 身体的要因

これは、選手自身の身体に問題がある場合です。ここにはセラピストが関わり、傷害を誘発しうる身体的所見を評価し、出てきた問題点に対してトレーニングや治療をします。
身体的要因の多くは時間をかけて変化していきますが、決して慢性障害だけに身体的要因が関わっているわけではなく、急性外傷にも身体的要因は大きく関与します。

例えばハムストリングスの肉離れで考えると、腰痛による脊柱起立筋のタイトネスや足関節捻挫後の足関節不安定性の残存などは非常に発生しやすい原因になると考えます。
腰部のタイトネスであれば骨盤前傾位となり、接地時にハムストリングスが強く伸長されます。
足関節捻挫後に不安定性が残存すると、スプリントの初期接地などで過剰にハムストリングスの収縮が必要となり、肉離れにつながるケースもあります。

ここで注意しなければならないのは、その身体的要因がいつの時点で、何が原因で生じたものかを特定していく必要があります。

そもそも何か身体的な予兆や気になる・違和感がある部位などはあったのか、エキサイティングイベントではなく、身体的要因がそもそも原因なのかなどを考えていきます。

これらの要因は複雑に絡まり合い、傷害発生に至りますが、まずは身体的な観点から原因を探っていく必要があります。


他にも、研究ベースのものを現場レベルに落とし込んでいくことも重要です。特にメディカルチェックがいい例で、客観的指標を用いて選手を評価し、問題点をピックアップできます。

しかし専門家がいないとできないのが現場に導入しにくい理由ですが、野球ではありますが、下のようなサイトもあるため、指導者や選手の親でも簡単に傷害リスクを発見できるようになってきています!!


2. 環境的要因

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