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フィリピンのドゥテルテ大統領は英雄か独裁者か?

 日本では自民党の総裁選、そしていまだに米国の大統領選の議論が行われていますが、他国に目を向けると来年フィリピンで大統領選挙が行われます。現在、フィリピンの大統領はドゥテルテ大統領です。ドゥテルテ大統領という名前にピンとこなくても写真を見ればわかる方は多いのではないでしょうか?

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 このドゥテルテ大統領、強面で過激な発言を連発し色物的なイメージが強いのですが、実はかなりのやり手なのです。というのも、私は5回ほどフィリピンを訪れているのですが、治安が悪いにも関わらず一度も事件や事故に巻き込まれたことがありません。その話をフィリピン通の知人にすると、大統領がドゥテルテになって以降、治安がかなり良くなったとのことです。とはいっても、犯罪撲滅のために人権を考慮しない改革を行ったため一部の人から嫌われているそう。このようにドゥテルテ大統領の指揮のもと犯罪の浄化が進むフィリピンですが、来年大統領選挙が行われるそうです。他国と異なっているのは、大統領の任期は1期6年のみで次期大統領選に出馬することは認められてないそうです。そのため、ドゥテルテ大統領は自分の影響力を残すため娘のサラ・ドゥテルテ女氏を後継者として考えており立候補させる話が出ています。私としては治安が良くなったフィリピンが大統領選挙をきっかけに元に戻ってしまうということは避けて欲しいと思います。また、一部報道では世界的に有名な元プロボクサーのマニー・パッキャオ氏が新党を立ち上げて立候補するのではないかという噂もあるそうです。どのような結果になるのか来年の関心事が1つ増えました。

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