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【京都CL7-2 70位】やりくり&裏工作両採用 フュージョン型テンタクル(後攻特化)

 はじめまして。MASA(masa_pokedp)と申します。ポケモンカードを初めて約5ヶ月、「安いから」という理由で握り始めたれんげきテンタクルデッキをずっと握り続けています。今回、初出場した京都CLで使用したれんげきテンタクルデッキが環境にぶっ刺さりし表題の通りの成績を残せたため、筆を取った次第です。

一応当日のマッチアップを先に記します。


 れんげきテンタクルデッキは今回の京都CLでかなりの「勝ち組デッキ」だったこともあり、既に有名プレイヤーたちによるnoteも出されています。それらはどれも弱点を克服するべく従来のれんげきテンタクルにはなかった要素が加えられており、とても読み応えのあるものでした。本noteではそれらとはまた異なった形でその弱点の克服を図るべく試行錯誤し作り上げた、やりくり&裏工作両採用「フュージョン型テンタクル」の全容をお伝えしていきたいと思います。

 本noteでは環境考察等を最小限に抑え、前半部分ではやりくり型とうらこうさく型それぞれのメリット・デメリットを整理して「フュージョン型」の生まれた経緯をお伝えし、後半ではそのデッキレシピと採用・不採用理由、基本の回し方と対面ごとに意識することについて書かせていただきます。デッキレシピ以降については、ジメレオン、ヘルガー(1回咆哮済み)を倒せるれんげきテンタクル3枚分のダメージ量、120円での有料公開となります。
 なるべくお得だと感じていただけるよう文字数以上に濃密に書いたつもりですので、無料部分をサラッとお読みいただいた上で購入をご検討頂ければ幸いです。


1.「やりくり型」と「うらこうさく型」、そして「フュージョン型」について

 最新弾にあやかって「フュージョン型」と呼んでいる、この両採用型のデッキについて説明する前に、フュージョンする前の段階である「やりくり型」と「うらこうさく型」それぞれの型のメリット・デメリットについて僕なりの見解を示します。

やりくり型
○メリット
・リセットスタンプへの耐性が高い。
・終盤にかけて山札のれんげきの濃度がどんどん上がっていき、終盤はほぼ山札全部がれんげきになる。
○デメリット
・序盤の展開力において、やや安定感に欠ける。
・序盤は火力が出づらい。
・サーチ力が低く、ここぞの場面で使いたいカードが使えない。
うらこうさく型
○メリット
・メッソンの「どんどんよぶ」から入れる安定感がある。
・序盤からでもうらこうさくからホミカ・レスキューキャリー・回収ネットをうまく使って手札を無理矢理増やし、大ダメージを出せる。
・博士の研究などの札がなく、リソースを全て使い切れる。(これに関しては採用している方も多かったようですが、自分は基本不採用派です。)
○デメリット
リセットスタンプに弱い
(・プレイングが難しい)

といった感じです。僕がやりくり型の強さを理解し切れていないのもありますが、やりくり型は使っていて「運ゲー」感が否めず、前環境からずっとうらこうさく型を高く評価して使用していました。

 一方でうらこうさく型も、リソースを吐き切ったターンの後に息切れしていまひとつ火力が出ないもどかしさや、終盤のリセットスタンプ耐性が低いことが大きな課題でした。特に「頂への雪道+リセットスタンプ+ボスの指令でオクタンを倒す」というムーヴに対しては、トップから数枚の中でジメレオン・インテレオンに繋がるカードを引けるのかという運の勝負になってしまいます(しかも技の性質上、リセットスタンプ後にはれんげきのたねポケモンなど、展開に繋がらない札しか引けないことが多い)。また、リセットスタンプ耐性を高めるための上手なプレイングとして、「序盤はレベルボールやしんかのおこうを温存し、うらこうさくからの復帰を目指す」というものがあります。しかし、ボール系統はなるべく序盤の展開や中盤で技の打点を出すために使いたいカードであるのにもかかわらず、あえて山札に残さなければならないという矛盾にかなり違和感を覚えていました。

そんな中で辿り着いたのが、両採用の「フュージョン型」です。実際に回してみた感想としては、ベンチにチラチーノを1体置いておくことで、手札干渉やリソースを吐き切った次のターンの復帰を手助けしてくれたり、やりくりで終盤にかけて不要札を上手く切ることで山の純度を上げられる点が強力でした。おかげでやりくりそのもののギミックと合わせてリセットスタンプ耐性を格段に高めることができました

ここまでが無料部分となります。お読みいただき本当にありがとうございました。無料部分の最後に、他のれんげきテンタクルデッキと比較した際のこのデッキの特徴をお伝えします。

・あるカードたちの採用により、三神系統との対面がかなり有利であること。
・少し他のレシピと比べて珍しいエネルギー配分をしていること。
後攻特化であり、現環境ではほぼ間違いなく後攻を取って再現性高く立ち回れること。

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