わかると治る?

長年の不調が治らない

ビジネスパーソンのからだ教育 あるエグゼクティブ向けのWSでの出来事です。
 自分自身の「からだ」の状態を理解し、機能を知覚することで長年の体の不調から生還しました。どのように生還したのか?今回はそこで起きた改善のプロセスを紹介したいと思います。  

色々な治療経歴、医学的に問題なし
 

症状としては、 すぐに疲れる、 すぐ足がだるくなる  背中が張る 頭痛がなかなか治らない、、、 病院で検査を行っても、特に異常は出ず、様々な対処療法を試すも、改善は見られませんでした。 なぜ頭痛が起こるのですか? という問いかけをするも、「精神的なものでは?」と言われ、納得いく解説をもらったことがなかった、とおっしゃっていました。 答えのない中、悩みながら整体や鍼灸なども積極的に通ったが、施術を受けたその際一時的に良くなっても、 また、すぐ戻ってしまう。 こんなことを繰り返しながら何年もの時間を過ごしながら、自分は一生この状態と付き合っていかなければと考えていたそうです。

 

足の構造、そのものの理解

ある日、そのビジネスパーソンに歩行について話す機会がありました。
この「歩行」ですが、今まで様々なクライアントさんと話をして、
 歩き方に問題がある、と認識していた人はとても少なかったのです。
 実際、「歩けていれば問題があるとは思わない」というのが、一般的だと思います 

確かに「歩くことはできている」のです。 しかし本来の機能を使い本当に問題なく歩けているのでしょうか?  「問題のない歩き」というと、難しいかもしれませんが、 その人の身長、体重、関節の可動範囲などに対し、実際の歩行がからだの状態に対して 無理のない状態かどうか?それが、歩けているのか?をみる判断材料となります。 

そのビジネスパーソンの既往歴(過去に患った病気や怪我などの履歴)を伺うと、 学生時代に、右足の捻挫が治らず右足をかばいながら長期間過ごした経験があるとのことでした。 この「捻挫をかばって歩いていた」という経験が、実は頭痛とも関わっていました。
 まず、彼には、股関節。膝、足首・股関節の可動域をチェック方法と 各関節の役割について解説をしました。
 

足は二階建て構造 

足関節のレクチャーに入ると、彼らがとても驚いていたのは、 足の構造でした。 足の構造は、二階建てになっています。 外側の2本の指は踵につながり、内側の3本は足首につながっています。 彼らは、この事にものすごく驚いていて、 知らなかった事を知った喜びがあったようです。 このような構造になっているということは、 当然。身体機能的役割があるのです。 この二階建ての構造が、どのように使われているのか?を、 歩行動作のプロセスを例に挙げて説明します。 
不調がなかなか改善しなかったビジネスパーソンの足は、 アーチ(土踏まず)の形状が崩れ、足が全体的に開いてしまう、 開帳足と言われている足の状態になっていました。
つまり、この二階建て構造がつぶれ、一階と二階がくっついたような形になっていたのです。

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足裏から見る歩行のプロセス

 一般的な歩行のプロセスをちょっと解説しましょう。   
 一歩前に出した足の踵に体重がかかりその体重が前に移動し、自分の上半身と脚が垂直を超えたあたりから小指球にかかり最後に足で蹴っているあたりが母指球になるのです。     
このプロセスと二階建て構造を照らし合わせると踵~小指球では、主に外側2本が活動し 小指球~母指球では、外側の2本から内側の3本への連動で歩行は成り立っています。

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理解した機能と構造を感じ取る

歩行と不調は大きく関わっています。
このビジネスパーソンは、先ほど述べたように、足の基本的なアーチが崩れ、
開帳足になっています。
本来のプロセスから逸脱した歩行を、長期に渡って行なってきたことが推測されます。おそらく学生時代の捻挫で癖が付いてしまったものと推測されるのですが、
そこで足の骨格模型を見ながら、歩行プロセスをイメージして実際に動いて見ると 『自分の足でありながら自分の足の気がしない』 と言い出しました。
本来はこのような動きです。




今までこんなに足を意識したことはない 

足に少しずつ変化が出始め、自分のイメージ通り動けるようになってきました。
そして、立ち上がり足裏に感じる左右の感覚差を知覚したところ
今までとは全く違う感覚でアキレス腱やヒラメ筋、ふくらはぎ、に力が入っていない自分には初めてのような気がするとまで言い出し 
改善に向けてセルフトレーニングを行なったところ 
歩行が本当に楽になって今までいかに無理に歩いていたか
よく理解できたようです。 
歩行の改善に伴って、おかげさまで今までのようなカラダの不調は起こらなくなったと述べています。

医学的な検査はもちろん大切ですし、 何かあれば、必ず検査を勧めています。しかし、『医学的に問題はありません』と言われて 不調があると言う事実にどう向かい合えば良いのか?今一度立ち止まり、自分のこととして、からだと向かい合い理解し感じ取ることで『わかると治る』と言う 本質的な改善が始まる事をお伝えしたく書きました。  

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心身覚醒メソッドAWARENESS ANATOMY®創始者/ アウェアネス・アナトミスト/STUDiO PiVOT代表/ アスリート育成や欧州滞在時代に培った経験から「感じなければ動かない」という人間本来の機能に着目。ファッション・美容の分野のみならず、人の感覚教育に活用している

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