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「役に立つ話」がたくさん読んでもらえて、伝え方を変えると急に届くようになることを実感した

みなさん、こんにちは、萩原です。

前回のnoteがたくさんの方に読んでもらえました。ものすごくたくさんの反応(スキやシェア)がもらえて、とってもうれしいです!!


「役に立つ話」でこんなにたくさん読んでもらえたのは初めて

これまでキャリアについて書いたnote(大企業からスタートアップへ行った話40代オッさんが中年の危機を乗り越えた話ジェネラリストが新しい働き方を模索する話)でたくさん反応をもらったことはあっても、「役に立つ話」でここまで反応をもらえたのは、実は初めて。今までは、わりと役に立つと思うんだけどなー、と思って書いてもあんまりスキがつかないことも多かった(悲)

同じようなことは過去にも発信してましたが、伝え方を工夫して何度も伝えることで、急に届くこともあるんだな、とつくづく実感しました。例えば、以前は「Action verb」は紹介しつつも「動詞で書く」としか言ってなかったんですが、今回は「アクション動詞」と銘打ってみました。ちょっとした工夫ですが、大きな違いにつながったように思います。

noteやSNSで発信していると、書けない時期がありますよね。私はしょっちゅうあります。そんなときは過去のネタを違う形で伝えてみるといいかもしれません。

それにしても、こんなにたくさん読んでもらえたのは驚きです。Xは17万インプレッション、823いいね、87RP、999ブックマーク。noteは16,000ビュー、370スキ。(いずれも2024年6月11日現在、投稿後5日)

わずか数日で自分史上3位に浮上!(上の2つの記事は我ながら異次元)


Xのリポストやリプライではたくさんの感想が投稿され、私も楽しく読ませていただきました。例えば、どこかの企業では業績目標を「アクション動詞」で書くことになってることを知ったり、どこかのマネージャーさんは同じことを若手メンバーに指導していたり、時間の見積もりについて痛い目に遭ってる方がいたり(わかります)。


ところで、記事中では、よくある例として「検討する」を挙げたんですが、皆さんの感想を読みながら、「ああ、それあるな!書いておけば良かったー!」と気づいたことがありました。


3大議事録あるある用語=「検討する」「確認する」「調整する」


「検討する」、「検討する」、「調整する」

この3つは、3大議事録あるある用語と命名してもいいかもしれない。それくらい頻出するけど、実際のところは何をするのかまるでわからないというクセモノたち

せっかくなので、この厄介な「確認する」と「調整する」を退治する方法も考えてみたいと思います。

「確認する」へのツッコミ方

「〇〇を確認する」と議事録に書かれたり、タスクがつくられたりすることは、よくあります。でも、前回のnoteを読んでいただいた方はもうお気づきですね、あ、これは「アクション動詞」ではないなと。

脳内ツッコミを入れたくなりますよね。確認する? それって結局、なにをすること?ポイントは何?

でも、このツッコミだとちょっと弱い。「確認する」は、確認するんだよ!となりそうです。

どうしたらいいか Xで呼びかけたところ、アドバイスがもらえました。

いいですね!「確認する」は、たいていの場合、後続のアクションがありそうですよね。確認するけど何もしない…だと、なんのために確認するんでしたっけ?となりますから。

例えば、確認結果を〇〇に反映する、確認してみて違ったら〇〇さんに相談する、とか、何かしら確認する「目的」があるはずです。

ですから、「確認する」が登場したら、こうツッコミを入れましょう。

確認するだけ?確認してどうするの?確認したあと、何するの?

これで「確認する」は退治できそうです。


「調整する」へのツッコミ方

「調整する」

これもまた、アクションのようでアクションじゃないですね。手が動いてる感じがしないですよね。「調整する」って、そもそもどういうことなんでしょう?

「調整する」の前には、だいたい「〇〇さんと」とか「〇〇部と」のように相手がいます。もしくは相手が明示されない場合は、暗黙の前提として「部内のメンバーと」という意味を含んでるかもしれません。

いずれにせよ、調整する=「だれかと何かをする」という意味っぽいです。

  • Aさんに説明する。

  • Bさんを説得する。

  • AさんとBさんで話し合って、認識を合わせてもらう。

  • AさんとBさんに合意してもらう。

どれもあり得そうですね。

でも、本当のところは、

  • AさんにXを、BさんにYをやってもらう

だったりしませんか?

こうなると、調整する=「だれかに何かをやってもらう」です。

対人関係においては、マイルドに表現した方が良いこともありますが、こと仕事の場面ではわかりやすく具体的に、つまりアクション動詞で表現しないと仕事が進みません

若手メンバーが「調整してきましたー!」と元気よく帰ってきたけど、実は説明してきただけだった。「お疲れ!で、Aさんはやってくれるって?」と聞くと、「いえ、そこまでは話してないですけど…」「………。」

これじゃ仕事は進みません。頑張って仕事をしたつもりの若手メンバーは評価されないし、Aさんは2回も時間を取られるしで、頼んだつもりのあなたも成果が得られず、だれもうれしくありません。

「調整する」が登場したら、こんなツッコミを入れましょう。

調整って、だれと何をするの?それとも、何かやってもらう必要がある?

どうでしょう。これで「調整する」も退治できるんじゃないでしょうか。


3大議事録あるある用語へのツッコミ一覧

使いやすいように、まとめておきましょう。

「検討する」→ 結局、何をするってこと?ポイントは何?

「確認する」→ だけ?確認してどうするの?確認したあと、何するの?

「調整する」→ だれと何をするの?何かやってもらう必要がある?

いまいち語呂は良くないですが、これを皆さんの手元に持っておけば、ゆるい会議やあいまいな議事録に鋭い指摘ができる、シゴデキな人になれると思いますので、ぜひご活用ください!


今回、ひっさしぶりに大きな反響をもらえて、またnoteを書く意欲が湧いてきました!今後もこういう、知ってるようで意外と知らない、ちょっと役立つ内容を発信していきたいと思いますので、よかったらまた読んでください。できればTwitterをフォローしてお待ちいただけると、とてもうれしいです。

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