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足掛け4年、計7回参加した人間として伝えたい、CLS高知2024年初鰹編で起きたこと

このnoteはCLS高知の運営メンバー(初代、現役)に向けて書いてます。それ以外の皆さんは「へぇ、そうなの/そうかもね」くらいな気持ちで読んでもらえればOKです。

今回で、完全に高知の人たちに火が燃え移った。そんな気がします。


2〜3年前のCLSは、県外から来た人は盛り上がるけど、県内の人は本編でも端のほうにいて、終わったらスーッと帰っちゃう。そんな印象がありました。

CLSという場も高知も、県外の人にとっては非日常なんで、まあハシャぐんですよ。私もこれまでだいぶハシャいできましたしw だから、県外勢が盛り上がるのは当然といえば当然。なんなら、わざわざ高知まで来たんだから、ハシャがないと損くらい思ってる(偏見)。

でも高知の人にとって、CLSは非日常でも、高知市内での半日イベントは日常の延長線に近い。むしろ日常の延長線なのに、CLSのイベントだけがやけに盛り上がってるから、ますます近寄りがたくなる。すごそこにいつもの日常があるんだから、スーッと離れるハードルは限りなく低い。そんなわけで、県外勢と県内勢の温度差は大きく、運営の皆さんも苦労されてました。


それが今回は、本編はもちろん、懇親会でも高知の人が多かったし、明らかに高知の人も盛り上がっていた

私個人の体感で言っても、今回は圧倒的に高知の人と話してる時間の方が長かった。もちろんこれまでの積み重ねで知り合いが増えているということもあるけど、たぶん県内勢の参加がかなり多かったんじゃないかと思う。

今回、ティッピングポイントを超えた。


実は、前回(2023年戻り鰹編)から、その兆しはあったんですよね。

知り合い経由か懇親会での偶然でしか生まれなかった県外勢と県内勢の接点が、このときはかなり意図的に設計されてました。

ワーケーション中におこなわれた、地元の事業者さん2社にフォーカスした「外のモノサシセッション」と、本編でおこなわれた16名もの地元の皆さんの課題解決を試みるグループディスカッション

その前もグループワーク的なものはあったけど、それはあくまでも「参加者同士」という建て付けだった。たまたま高知の人と同席することもあれば、しないこともある。そういう感じ。そもそも高知の人が少なかったし。

それが、この2つのセッションでは、県内の人と県内の人を、課題と外のモノサシという手法で、明確につなぎにいってました。隊長こと小林洋実さんと、トモピコこと原智彦さんの仕掛けによって。


私を含めた県外勢にとって、初回の満足度はめちゃくちゃ高いんです。鰹は美味いし、餃子も美味いし、お酒も美味しいし、キレイな自然もあるし。でも、何度かそれを繰り返すと、ちょっと物足りなくなるんですよね。せっかく高知に来てるのだから、美味しいものを食べるだけじゃなく、高知の人たちとの接点をもっと増やしたい。そう思うようになるんです。

あのときのセッションとグループワークは、そんなリピート県外勢の思いを叶えてくれる場でした。マイルド活動家とは言え、まな板の上に乗るのは勇
気がいることで、協力を得るのはきっと大変だったと思います。

そして今年のグループディスカッションもまた、地元にいるたくさんのマイルド活動家の皆さんがフィーチャーされ、県内の人と県外の人をつなぐ接点になっていたし、なにしろ後夜祭に参加する県内勢が多かった!

これ、きっと発起人の小島さんや、武市(正)さん、W片岡さん、松浦はるさんをはじめ多くの初代運営メンバーの悲願成就の瞬間なんじゃないでしょうか。

前回、16名もの地元の事業者さんたちを集めるために奔走していたのは、たしか代替わりした現CLS高知運営メンバーが中心だったと聞きました。初代CLS高知運営メンバーたちが焚き付けから育ててきた小さな火口ほくちが、現運営メンバーの若者たちという細薪を通じて、県内の大人たちという太い薪に燃え移った。CLS高知2024初鰹編は、そんな印象でした。

シャツ脱げばよかったよ…
|撮影:集合写真家 武市真拓|

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