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良いと思った記事や本は、未来の自分にも読ませよう

皆さん、読書メモは作っているでしょうか?
また、印象的だったWebの記事は、保存しているでしょうか?

私も忙しくなると、ついおろそかにしがちなのですが、自分に影響を与えた本の一節や記事は、どこかにメモを残しておいた方がいいですよね。

その瞬間はとても影響を受けた文章であっても、残念ながら時が経つと忘れてしまうものです。でも、そのときの自分に影響を与えたからには、きっと自分にとって刺さる内容だったはず。それを、完全に忘れてしまうのは、もったいないと思うのです。

だから、これは忘れたくない内容だなと思ったら、未来の自分にも読ませる工夫をすることをおススメします。
そのために私がやっている2つの方法をご紹介します。

1つめは、未来の日付でリマインダーを設定する方法です。
保存した読書メモに未来日付のリマインダーを設定しておくのです。日付は適当でかまいません。2週間後でもいいですし、3ヶ月後でもいいですし、5年後でも10年後でもかまいません。
(ちなみに、私はEvernoteでやっていますがNotionでも何でも良いと思います)

すると、忘れた頃に過去の自分からのメッセージが届くんです。
メモには保存した時の日付が書いてありますから、『20XX年〇月の自分には、この内容が刺さってたんだよ』と言われているような気分です。

これがなかなかおもしろいんですよね。
たいていのメモには『あぁ、こんなの読んでたなー』『こんなこと考えてたなー』と思わされるのですが、たまに『これ、なんだ?』『これのどこが刺さってたんだろう』と思うようなメモもあります。

読み返して良かったなと思ったり、忘れたくないなと思ったメモには、さらに先の日付でもう一度リマインダーを設定しておきます。


2つめの方法は、「あとで見返す」タグを付けておくことです。
これは、そのときに影響を受けたというよりは、知識・経験不足でうまく消化できなかったり、なんとなく引っ掛かるところがあったり、納得いかなかったりした内容に適しています。

こういった内容もメモにしておき、ひとまず『今は分からんが、未来の自分に読ませたら分かるかもしれない』と放り込んでおくのです。
そして、定期的にこのタグが付いたメモを読み返してみるのです。分からないままかもしれませんが、急に理解できることもあります。

ちなみに、つい先ほど、2013年の私が残していたメモを読んでみたところ、スルスルと理解できる、という経験をしました。
8年前の私には『そうなのかなー?』と思う内容だったのに、今の私には『うんうん、そうだよね、いや分かるわー』となったのです。
自分の成長(または加齢)を如実に実感できて、なかなかおもしろいですよ。
逆に、もう一度読んでもやっぱり理解できない、ということもあります。そんなときは、そのまま「あとで見返す」タグを付けたままにしておくか、未来日付でリマインダーを設定したりします。


どちらの方法も注意点は、リンクではなく、本文をメモとして取っておくこと。オンラインメディアに掲載された記事はリンクが変わったり、ページが消えてしまったりするので、せっかくのメモが無意味になってしまいます。
Webクリッピングでも、部分的なコピペでも良いので、気になった文章の本文を保存しておきましょう。
そこに、自分の感想、本当にひと言でいいので感じたことを書いておくとさらに良いです。感想は「よくわからない」でもいいのです。未来の自分が、それを解明してくれるかもしれませんから。

気になる本は膨大にありますし、noteだけでも1日に3万件近い記事が投稿されているそうで、Web上の記事はさらに膨大です。
そんな中から、自分が見つけた良い文章、いまの自分に影響を与えた内容は、とても貴重な出会いをしたことになります。
そんな貴重な出会いを果たした文章とは、ぜひもう一度再会できる機会をつくっておきましょう。

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