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「試す」のハードルを下げる

今日は、試すことのハードルを下げるのが大事、というお話です。

最近、いろいろなことに対して、わりと気軽に「試す」ことを意識しています。

おかげで、自分の興味がすくすくと育ったり、逆に、これは違うかも、という判断も早くできるようになってきました。

先日、地元の新聞販売店から、日経MJの試読キャンペーンのお知らせが届いたんです。50年続いている(!)という恒例のヒット商品番付の2021年上半期版が本誌で読めるということで、さっそく申し込みました。

ものすごくひっさしぶりに日経MJを読んでみると、これがおもしろいわけです。新入社員の頃、職場で購読していたものを読んで、ひとりで楽しんでたのを思い出しました(若者よ、かつては会社で新聞・雑誌を購読し、それを朝や昼休みに読むという習慣があったのだよ)。当時は、日経流通新聞でしたっけ?

ちょっと購読してもいいかな、という気になりました。これ、けっこうスゴイことだと思って、なにせ20年以上も「購読したい」なんて思ったこともなかったサービスを、突然「購読してもいいかな」と思うまでにさせてるんですよ。試させることの威力を実感です。

また、最近はものすごい勢いで本を買うようになりました。以前は気になるな、読みたいなと思っても、「時間ないしな」とか「今じゃなくてもいいかな」とか、いろいろ考えて躊躇してたんですが、最近はそこの迷いがだいぶなくなりました。

さらに、有料のオンラインサロンやサービスなんかも、わりと気軽に試してます。たいてい無料期間がありますしね。多少ハズレだったとしても、「それもまた学び」という感覚で、どんどん試してます。

こうして、どんどん気軽に新しいモノ、気になっているモノを試していくことで感じているメリットは2つあります。

まず知識や体験量が増える知識や体験知は、単体ではなく、多面的につながっていくことで新しい発想につながるので、多いほど有利です。

次に、早く判断できる良いモノは早く取り入れることができるし、合わないモノも早く捨てられる。だから、自分のいまの志向がハッキリと認識できるようになるし、軌道修正もしやすい。


ところで、以前は腰が重かった私が、なぜこんなに気軽に試せるようになったかと考えると、こちらも2つ理由が思い当たります。

ひとつは、会社員だった頃と比べて、「インプットは投資」という感覚がとても強くなったから

あらためて振り返ると、会社員のときの変なサラリーマン根性はいったい何だったんだろう、と思いますね。数千円をケチっても、人生で得することなんてなくて、むしろ損してるのに。それに、いずれやることなら、早くやった方がいいんですよね。

もうひとつは、心に余裕があるから。

「短期間でちゃちゃっと試す」ためには、心に余裕がないとできない。先の「日経MJの試読キャンペーン」も、たまたまタイミングよくメールを読んだから試せたけど、忙しかったらそのメールを開くことはおろか、気づくことすらなかったと思います。

仮に気づいたとしても、心に余裕がなかったら、「ほかにやること、いっぱいあるし...」と思って、わざわざ試さなかった気がします。そう考えると、試すだけの心の余裕があることは、とても大事ですね。

それほどたいしたコストを掛けずに、知識や体験が増えて新しい発想につながるし、良いモノは早く取り入れることができるので、試すことのハードルを下げるぜひ意識してみてください。


逆に、あなたが提供している製品やサービスは、気軽に試してもらえるようになっているか、あらためてチェックしてみるといいと思います。

現代は、お金を使ってもらうこと以上に、時間とマインドシェアを割いてもらうことの方がはるかにむずかしい時代。だから、製品やサービスを提供するときには、試しやすさのハードルを下げることに注力するのが大事です。

どれだけお客様にとって試しやすくなっているかを、とことんシビアに見ていかないと、買ってもらうチャンスすらないのと同じです。


自分が試すときの話に戻すと、新しいことに挑戦するときのハードルを下げるのが大事になるので、投資のための予算をつくっておくというのもひとつの手です。

たとえば、1ヶ月に5,000円を新しいことに挑戦するための予算として設定する。その予算を使って、2,000円くらいの本を買ったり、3,000円くらいのイベントに行ったりしてみる。当たりもあればハズレもあるだろうけど、その経験を得られることが大事。経験値が高まれば、自分のことが深く理解できますから。

膨大な情報がひっきりなしに押し寄せてくるなかで、本当に自分の興味のアンテナに引っかかったものを離さないようにしないと、あっという間にその興味は流されてしまいます。そうやって、世の中の流れ、つまり他人の視点ばかり追いかけていると、自分の興味や志向がどんどんわからなくなってしまう

だから、「あ、これおもしろそう」「へえー、こんなのあるんだ」「おぉ、これいいじゃん」と思ったら、どんどん試してみた方がいい。

自分が何をしたいかわからない、自分の強みがわからないという人は、自分の興味や志向を認識する必要があるんですが、そのためには、自分がいいなと思ったことを、躊躇なく「まず試す」ようにしてみてください。そうすれば、自分の志向が見えやすくなりますから。


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