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ロシアの川を

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9月21日から10月2日までの11日間のまとめです。 サンクトペテルブルクからモスクワまでKROK映画祭。
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#紀行文

白樺の森の奥に   -Kivach waterfall-

Day5 part2 キジ島を出た船は、キジ島を含むカレリア共和国の首都ペトロザヴォーツクへ向かっていた。ペトロザヴォーツクに向かう間は上映会と、2時半頃に取る遅い昼食だった。昼食ではこの船初めてのペリメニが提供された。ペリメニは人気なようで、ロシア人たちはお皿に山盛り盛っていく。ついでにサワークリームとマスタードも山盛り、一人来たらビュッフェの台から半分は消える。「取り分考えて…。」と思ったが、確かにおいしかった。プチ水餃子みたいなもので箸というかフォークが進む。お昼が遅

葦と湖と草原と木の教会。 -Kizhi island-

Day5 part1キジ島 この日船はスヴィリ川を抜けレーニングラード州からカレリア共和国に入った。場所はオネガ湖北中央部だ。相変わらずの曇り空の中、目が覚める。 今回の記事のキジ島はこの旅の大きなポイント。ロシアボルガ川のクルーズでは必ずと言って良いほどツアーに組み込まれている。世界遺産に指定されている島だという。 午前8時朝食のために食堂に向かうとかすかに日が差し込み始めた。本当に天候に恵まれている旅だった。ぽつぽつと島が見え始める。 朝食も食べ終わる頃にキジ島は見

ネフスキー・プロスペクト

Day1/Part2 サンクトペテルブルクとは 帝政ロシア時代の帝都サンクトペテルブルク。芸術と文学の街といわれる。 複雑な歴史を持つがそれはWikipediaにお任せするとして、少しだけ説明を。 サンクトペテルブルクはバルト海東部フィンランド湾最東端に位置する港湾都市。ロシア皇帝ピョートル大帝が建都を命じ、聖ペトロと自らの名前をもとに、ドイツ語読みで「サンクトペテルブルク」と名付けた。 第一次世界大戦時、ドイツとの交戦によりロシア読みの「ペトログラード」へ、そしてロシ

サンクトペテルブルクへ

Day1/Part1妻が応募したKROK国際アニメーションの上映会の参加に付き添いとして、ロシアへ向かった。9月21から10月2日まで。サンクトペテルブルク〜モスクワ間をクルーズする。 それまではビザだったり、主催側との連絡だったり色々と準備が大変だったけれど、無事9/21の0時にに羽田を発った。予約していたその飛行機はカタール航空で羽田〜ドーハ、ドーハ〜サンクトペテルブルクと、トランジットを含む行程でロシアへ向かう。 ドーハ:ハマド国際空港に到着ドーハに着いたのは早朝。