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ロシアの川を

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9月21日から10月2日までの11日間のまとめです。 サンクトペテルブルクからモスクワまでKROK映画祭。
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Zine: Volga river 作業途中公開

Zine作業が全く進まない。 どうもMASA(twitter:masaphoto9)です。 Zineを苦しみながら進めている次第です。 作業を公開しながら進めていくと反応もあるし楽しいかなと思って公開してみることにしました。 見られてると思うと作業が進むアレです。 タイトルは"Volga River" 3年ほど前に妻のアニメーション上映会に付き添って旅しました。 その旅の流れに沿って編纂しています。 作業途中の共有なので生暖かい目で見てください。 内容は最終的に変更される

今見直す2年前のロシアの写真

あれから2年たった。 このnoteを書く日が曇りで冬の寒さが感じられてきた。何故かその寒さとどんよりした曇りが2年前のロシアを思い出させた。ロシアの写真が収められているSSDを取り出し今の自分なら扱い切れるんじゃないかとリエディットしてみた。 難しかったどんよりした曇り空、白く飛ぶ空、それらを今の自分の力でもう一度掘り起こしてみた。 9月の暑い日に東京を発ち、日本より暑い砂漠の国ドーハを経由して、怖い怖いお姉さんに睨まれたパスポートチェックに20分かけ入国し、サンクトペテル

白樺の森の奥に   -Kivach waterfall-

Day5 part2 キジ島を出た船は、キジ島を含むカレリア共和国の首都ペトロザヴォーツクへ向かっていた。ペトロザヴォーツクに向かう間は上映会と、2時半頃に取る遅い昼食だった。昼食ではこの船初めてのペリメニが提供された。ペリメニは人気なようで、ロシア人たちはお皿に山盛り盛っていく。ついでにサワークリームとマスタードも山盛り、一人来たらビュッフェの台から半分は消える。「取り分考えて…。」と思ったが、確かにおいしかった。プチ水餃子みたいなもので箸というかフォークが進む。お昼が遅

葦と湖と草原と木の教会。 -Kizhi island-

Day5 part1キジ島 この日船はスヴィリ川を抜けレーニングラード州からカレリア共和国に入った。場所はオネガ湖北中央部だ。相変わらずの曇り空の中、目が覚める。 今回の記事のキジ島はこの旅の大きなポイント。ロシアボルガ川のクルーズでは必ずと言って良いほどツアーに組み込まれている。世界遺産に指定されている島だという。 午前8時朝食のために食堂に向かうとかすかに日が差し込み始めた。本当に天候に恵まれている旅だった。ぽつぽつと島が見え始める。 朝食も食べ終わる頃にキジ島は見

美しいロシアの田舎   -マンドロギ-

Day4スヴィリ川、ヴェルフニエ・マンドロギ Доброе утро !! (ドーブラエ ウートラ) 朝7時に目が覚める。簡易的なベッドなため固く、また窓からの冷気で寒く予定より早く目が覚めてしまった…。 ひとまずスマホを起動し見てみると電波のところにEの表記…。電波が見たことも無い表示になっていた。ほぼ圏外といわんばかりの電波の悪さ。どうなってんだと外を見てみると世界の車窓からのような風景が広がっていた。 いやこれは…。一瞬電波が入ったので現在地を調べようとGoogle

さらばサンクトペテルブルク。 -血の上教会-

Day3血の上教会、サンクトペテルブルク出港。 Доброе утро !! (ドーブラエ ウートラ) 出航の日の朝。この日もロシアでは珍しい晴れだった。 快晴の空で朝日が眩しかった。 冷える寒空の中先頭デッキへ。船の床と空がすがすがしい青で目が覚める。 この日は19時に出航する。サンクトペテルブルクを観光するにはこれが最後。ロシアの京都とも言えるサンクトペテルブルクをもっと見たい気持ちはあったが、長い船上を生きるために諸々水分とか補給せねばということで、サンクトペテルブ

KONSTANTIN SIMONOV ~コンスタンティン・シモノブ~

Day2コンスタンティン・シモノブ、エルミタージュ美術館、KROK映画祭オープニングセレモニー。 ロシアでの1日目の朝。 サンクトペテルブルクの朝は暗い。午前7時半で日本でいう5時半とかの、あの空が白んできてるぐらいの明るさ。 着替えを済ませてホテルの朝食へ向かう。ここで8時ごろ。この日はロシアではめずらしいぐらいの晴れだった。青空が見えるのは白夜のある夏ぐらいだそう。 ホテルの朝ごはんはビュッフェ形式。「パンがないならケーキでしょ!」と言わんばかりにパンよりもケーキ

ネフスキー・プロスペクト

Day1/Part2 サンクトペテルブルクとは 帝政ロシア時代の帝都サンクトペテルブルク。芸術と文学の街といわれる。 複雑な歴史を持つがそれはWikipediaにお任せするとして、少しだけ説明を。 サンクトペテルブルクはバルト海東部フィンランド湾最東端に位置する港湾都市。ロシア皇帝ピョートル大帝が建都を命じ、聖ペトロと自らの名前をもとに、ドイツ語読みで「サンクトペテルブルク」と名付けた。 第一次世界大戦時、ドイツとの交戦によりロシア読みの「ペトログラード」へ、そしてロシ

サンクトペテルブルクへ

Day1/Part1妻が応募したKROK国際アニメーションの上映会の参加に付き添いとして、ロシアへ向かった。9月21から10月2日まで。サンクトペテルブルク〜モスクワ間をクルーズする。 それまではビザだったり、主催側との連絡だったり色々と準備が大変だったけれど、無事9/21の0時にに羽田を発った。予約していたその飛行機はカタール航空で羽田〜ドーハ、ドーハ〜サンクトペテルブルクと、トランジットを含む行程でロシアへ向かう。 ドーハ:ハマド国際空港に到着ドーハに着いたのは早朝。