見出し画像

求職者向け公共職業訓練に入学しました

 2024年もすでに1/4が過ぎました。
 寒かった冬がそろそろ終わり、春が近づく今日この頃ですが皆さまはいかがお過ごしでしょうか。私はといえば、うつ病になって無職生活が約1年半ほど経過しました。これまで自立支援医療精神障害手帳を取得したり、社会復帰の第一歩として資格試験勉強などして参りましたが、これまで特別は用事以外はほとんどひとり家で引き籠る生活をしていきました。

 そんな私ですが、今年3月に入ってからは公共職業訓練に入学することになりました。

公共職業訓練(ハロートレーニング)とは

 私が通い始めた公共職業訓練とは、主に雇用保険を受給している求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期再就職を目指すための制度です。全国にこのようなトレーニング施設があるようで、主に製造系の職業訓練が多いですが、私は今回「ICT生産サポート科」というネットワークやプログラミングに関連する訓練を受講しております。

厚生労働省ホームページ ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)より

 上記の画像のようにハローワークから受講案内や申込手続きを受け付けております。申し込みをしたら実施施設より筆記試験と面接を受けます。
 筆記試験は中学レベルの国語と数学問題。立体図や図形をみながら設問に答える形状把握力テスト。面接では就労意欲や受講意欲などを聞かれ、訓練の修了見込みなどを確認されます。

入学前の準備

 学校の詳細に関しては最寄りのハローワークの職業訓練窓口に問い合わせてみましょう。関連資料を沢山もらえますし、概要説明を丁寧にしてもらえます。
 その際に公共職業訓練の事前説明会や見学会の案内されるかと思います。別に参加しなくても入学に支障はないと思いますが、自分が学びたいコースに関する概要や雰囲気を掴むことができるので参加することをおすすめします。実際面接では、見学会参加の可否、受講コースの概要についての説明を求められました。そのように問いかけることで受講者の就労意欲や受講意欲がどれほどあるかを確認されます。

 筆記試験は高校卒業相当の学力さえあれば問題ありません。実際問われるのは中学校レベルの国語の漢字や数学でした。ちなみに私はその中学レベルの漢字を思いっきり間違えました(笑)。学力に自信がなくて、当日私のように恥をかきたくなければスマートフォンに中学生向けの漢字アプリや数学アプリをいれて勉強してみることをお勧めします。

 なお当日の服装ですが、カジュアルな服装の方もいましたし、ネクタイを締めたスーツ姿の方もいました。企業の面接ではないのでそれほど固い服装でなくても良いですが、一応合否を問う面接ですのでジャケットを羽織る程度に身なりを整えた方がよいかと思います。ちなみに私は白のタートルネックにジャケットを着たカジュアルフォーマルでいきました。

持病がある場合

 持病の状態や種類にもよりますので、念のためハローワークの窓口や説明会などで確認しておくことをおすすめします。
 また面接でも訓練を続けられるかも問われます。
 持病がある場合は正直に自分の病気の現状や、通院の頻度や懸案事項などもきちんと伝えておきましょう。実際私と同じコースに透析を定期的に受けている受講生もいます。
 なお受講には欠席日数が重要になってきます。あまりに多いと退学となる恐れもあります。通院のため欠席する場合は、当日の病院の領収書を持参して証明する必要があります。

 ちなみに私も寛かいに向かっているとはいえ、うつ病を持っております。
 傷病手当から失業給付へ移行するにあたり主治医から求職活動の許可診断書の提出をしました。私と同様にうつ病で公共職業訓練に興味があれば、まずは活動量を増やして主治医の許可を得られるようにしましょう。

入校してみた雰囲気

 私は「ICT生産サポート科」でいわゆるIT系の情報通信系を学ぶことが目的のコースに受講しております。当初は若い人が多いのではと思ってましたが、20代から50代までと結構幅広い年齢層が学んでおります。また受講者の前職もプログラマーから製造業、カフェ店員などさまざまです。
 2024年3月16日現在、入校してから2週間が経過しました。
本格的にPC端末やスイッチやHUBなどネットワーク機器を使った講義がはじまり、多少触ったことがある機器や、知っていた知識もちらほらありましたが、本格的に学んだことは初めてなので、講義に追いつくことのに必死な状態です。
 ただ配布された資料は分かりやすくまとめられており、また講義も初心者にとってわかりやすく丁寧に解説してくれます。
 さらに講義で学んでいる内容について、現場ではどのように活用されているか、企業はどのような知識を求めているかなども補足解説もして下さり、就労に向けた「実践に向き」な情報がとても参考になります。専門知識を学びながらも、職場の雰囲気もつかむことができる講義内容となっております。

 ネットワークエンジニアなどのインフラ系に携わると夜勤の必要もありますし、納期のあるプログラマーなどは仕事面で厳しい側面もあります。一応IT系コースを受講している身ではありますが、現状うつ病の身であるがゆえに体力面でIT業界へ就職するイメージが沸かないのが正直な感想です。ちなみにこのコースは6か月です。求人情報提供やキャリア相談、企業説明会もありますが、主体的に動いていかないとあっという間だなと思います。
 就職支援アドバイザーや指導員から指導を受けながらも、個人的にも転職エージェントに登録などして仕事をみつけていきたいと思います。

「ICT生産サポート科」で使うテキスト。
これらを6ヶ月かけて勉強します。


いいなと思ったら応援しよう!