見出し画像

会議における無駄な時間

会議をしていて一番無駄だと感じる時間は、ファクト(データ)があれば明らかなことでも、手元にファクトがないために推測で話を進めている時です。ファクトがあるので、推測である人がこういうふうになっている、別の人がそうじゃなくてこうなっている、みたいなことを「議論」しても、なんの意味もないです。
以下のような議論で(少なくとも)5~10分会議時間が過ぎていく状況に心当たりがある方はご注意を!

Aさん「〇〇の売上は最近下がっているから、、、」
Bさん「いや、下がっているのは一部で、全体はそうでもないです。」
Aさん「あれ、そうだっけ?」
Cさん「じゃあ、どこが問題なんだっけ?」
とか
Dさん「顧客を去年の売上に基づいてセグメント分けしよう。1億円以上のお客さんは200くらいだっけ?」
Eさん「200だともう少し細かくセグメントしたいですね。」
Fさん「いや、200もなかったと思うので、その基準でいいんじゃないですか。」

対策としては、一番はファクトとしてあるものはしっかりすぐに出せる状態にしておき、ファクトを全員で共有できるようにしておくことが大事です。
ですが、すべてのファクトをすぐに出せる状態にできない場合は、
a. ファシリテーターが議論すべきポイント、議論するべきではないポイントを明確にして、ファクトについては後で確認する
b. どうしてもそれを前提に話す場合は、準備・確認するためにリスケする
c. 上記が難しい場合は、いくつかのパターン分けをして進める(どのパターンが正しいかの議論ではなく、そのパターンが正しいとしてどうするかの議論をする)
という進め方が効果的です。
複数人で議論することは、非常に生産的で価値のある行為だと考えますが、議論すべき内容とすべきではない内容を認識することがポイントです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?