本「中国=文化と思想/林 語堂(リン・ユータン)著」(講談社学術文庫)を読んで

 僕は、大学卒業までに、小説を10冊程度しか読まなかったんです。それで事足りた。しかし、色々あって、本を読む様になった。23歳の時です。

 恩人に、関西大学名誉教授で社団法人真色の理事の一人、谷沢永一さんの本を紹介され、それ以来本を読む様になりました。

 ある時に買った本に、林語堂(リン・ユータン)の名前があり(※以前紹介した指標の作者です!)、それで本を調べたら、この本と出会いました。

 この本の中に、こういった文章があります。ご紹介します。

「…、人間の退化の前兆は不衛生に存するのではなく、不衛生に対する恐怖にあるのである。」(P55) 

今の世界を見渡して下さい。この言葉そのものの世界になりつつあると思いませんか? ですから、僕は21年前から、危惧していました。

 参考図書:拙書「たいよう十七」

#読書の秋2020

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?