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【言志四録0】言志四録について書いていこうと思った理由

 しばらく前から言志四録を読み進めていて、noteに書こうと思いつつ、なかなか実行に移せていなかった。

 昨年より、毎日読んでnoteにも月次で書いていた「1日1話読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」「森信三 運命をひらく365の金言」も1年分の記載が終わったので、重い腰を上げて言志四録に取り組んでいきたい。

 
 言志四録は、江戸時代末期の儒学者・佐藤一斎の語録集である。佐藤一斎が、四十二歳から八十歳までの間の思索を語録として出版したものである。四冊に分かれている。

言志録:42歳~52歳 246条
言志後録:57歳~67歳 255条
言志晩録:67歳~78歳 292条
言志耋録:80歳~82歳 340条

 最初に興味を持ったのは、致知2023年7月号「学を為す故に書を読む」で佐藤一斎の事を取り上げていたことである。

 現在語訳を読んで、当時、最高の知性と言われた佐藤一斎の中年から晩年にかけての内省の記録は、人生100年時代と言われる現在においてこそ価値のあると思い、また私自身にとっても、非常に大切な語録にあふれていると感じた。
 是非、全文読んで見ようと思い立ち、またnoteにも書いていきたいなと思うようになった。

 西郷隆盛も、自己の座右の書として、101条を抄録していたという。私の場合、何条になるか分からないが、読み進めながら書いていくことにする。

noteでは、講談社学術文庫から出版されている川上正光氏の全訳注を読んで印象に残ったものを記していく。

 今回は、具体的な語録は紹介せず、最後に、渡邊五郎三郎監修佐藤一斎「言志四録」一日一言(致知出版社)のまえがきにある菅原兵治氏の言葉を引用して終わりにしたい。これこそ、言志四録の価値だと思う。

「言志四録」は佐藤一斎の語録である。「語録」は、いうなれば、葉末からしたたるしずくである。
しずくは内に満ちみちた樹液が、おのずからにしてにじみでたものである。人に満つるものが自然ににじみ出たものである。

 この記事を記載している2024年8月段階では、言志晩録の途中までしか読んでいないが、私の生き方の指針になる言葉とたくさん出会えている。

 次回以降、自分の中でも一言一言味わいながら記載していきたい。

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