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料理にまつわるエトセトラ「スパイス料理は、あっさりしているのか?」

「すごくアッサリしていて、美味しい。やっぱりスパイス料理って、ヘルシーなんですね」いやいや、作るところを見たらビックルするくらい油入れてますよ、と答えたのだが、信じてもらえず。カバー写真は、その時に出した料理の一つ、餃子の皮を使ったサモサ風チキンキーマ包み。確かに揚げる代わりに魚焼きグリルを使って焼いたので、通常のサモサより油っぽくはなかったと思われるが。

油について書こうと思い立ったのは、酒徒(しゅと)さんのつぶやきを見たから。

南インドのベジ料理も野菜と油たっぷり、ニンニク・ショウガも入っているし、スパイスの効果で身体が中から温まる。多分、同じ効果が得られるだろう。もっともノンベジ料理は、潔いくらい野菜が入ってなかったりするのだが。

今年の2月にインドを旅行(初)したときは、朝から晩までノンベジ、しかもコラーゲンたっぷりのカレーを食べる、修行の旅みたいなものだった。

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朝の4時に集合して、ヤギの脚とか脳みそとかを煮込んだ料理を食べたときの写真。旅の終わり頃には、みんなお肌スベスベになっていたのを思い出す。野菜が足りなすぎたのは、よい思い出だが、油は大切。

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冒頭のヘルシーと言われた時に出した料理を振り返ると、切り干し大根のアチャール、卵のアチャール、煮干しのアチャール、ミックスポリヤル。塩とスパイスと油に漬けた保存食のアチャールはもちろん、ポリヤルもなかなかの量の油を使う。もしかしたらココナッツオイル、マスタードオイルの風味が、ヘルシー感を醸し出していたのかもと推測する。

そういえば、ヘルシーだねと言われなかったものがあった。

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ギーと砂糖タップリのラドゥ。バラッツ画伯のガネーシャにお供えしてから出した。つまんだ指がギーでギトギトになるのだから、とてもヘルシーには見えないだろう。ラドゥの話は書きたいことが沢山あるので、また別の機会に。


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