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月刊駄文置き場 令和5年1月号 1

100. チムニー

 ちむちむにーちむちむにー……
 海底のチムニーの話がちょっと出る動画。
https://www.youtube.com/watch?v=l7fRjrA0eOY

 ぶっちゃけ「酸素」は猛毒だ。
 生物の一派が光合成なんてのを始めて封印されし酸素原子を分離し大気に酸素分子をばら撒いた……らしい。海にばら撒くのとどっちが先かはわからない。
 だから、おそらく「無酸素環境」で生きる(形を維持する性質を持つ)生物が多分最初に生じているはず。
 硫化水素が猛毒なのは、猛毒酸素を基盤として(毒気を下げて、高エネルギーっぷりを活用して)活動する生物にとってはそうだという意味でしかない。硫黄も単品の分子としてではなく化合物の一部の原子としては人間サマの身体にも必要だったりする。水素(原子)は言わずもがな。

 こと「環境破壊」の点で言えば、光合成を始めた生物の破壊っぷりは半端ない(ぱないのう)。

 たかだか人間ごとき「少数」がなにをいきってんだよ、ってやっぱり思ってしまう。うーん、オチがいっしょになっちゃってバラエティ(多様性)に乏しいのう。とほほ。

(12023.01.23.月 追加)

099. 尖閣沖合@22日

令和5年1月。22日までの状況。

・領海侵入の状況。
 10日 4隻(時事通信報、滞在時間2時間)

・接続水域入域の状況。
 1日〜10日の10日間 4隻(12月20日から連続21日間)
 11日、12日の2日間 2隻
 13日 4隻
 14日と15日の2日間 2隻
 16日 0隻
 17日〜22日の6日間 4隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 月末だねえ(気が早い)。
 領海侵入が今月は1回。日本の逆鱗に触れたく無いんなら、とっとと帰ってくれんかな。
 沿岸警備をべったり張り付けて、「数の警備」を日本はとっとと始めるべきよね。

(12023.01.23.月 追加)

098. 環境破壊としてのスエズ運河

 「据えず」と言いたくなる。「スエズ」は地名。

https://ja.wikipedia.org/wiki/スエズ

 紅海の奥の奥。スエズ運河の南の端。
 ちなみに紅海は逆さ三角形みたいなシナイ半島の両サイドに入り込んでいて、スエズ湾はシナイ半島の西側。東側はイスラエルの地名・アカバにちなんだらしいアカバ湾。

 人間がうんしょうんしょと掘削して地中海と紅海とはスエズ運河で結ばれた。海運としては便利。ぐるっとアフリカ大陸を遠回りしなくて済むからね。でも「地中海」と「紅海」とに分け隔てられて暮らしていた海中の生き物にとっては……

https://ja.wikipedia.org/wiki/スエズ運河

 「環境への影響」の項、参照。
 閉鎖的な海域の紅海は塩分高めで栄養低め。なのでどっちかっつーと紅海にいた生物群が地中海のエジプト近海に進出する結果になっているらしい(「レセップス移動」とか言うらしい)。わかりやすい「人間の手による環境破壊」と言える。ただし、影響は長期にわたって観察しないと把握出来ないって点で「じわじわくる」タイプの環境破壊っぷりですね。
 ま、それを言い出すとエジプトのダム建設によるエジプト地中海沿岸地域の塩分濃度の高まりなんかも「環境破壊」。人間は環境破壊しないでは生きられない生物のようですね。……だから、いまさら「温室効果ガス」ですよ。どのみち「なるようにしかならん」と思うし、二酸化炭素もメタンの類も、人間が排出するより多くを自然環境が吐き出してくれているのだ、ばんざーい!火山ひとつ止められない人間風情がなにをいきってんだよ、って話……ってわたしは思うんだがなあ。
 「オゾンホール」ってのも、オゾンが高濃度にある大気の層を人間が勝手に「オゾン層」って名付けて、そこのオゾン濃度が下がって程度で何を騒いでんだよってお話。宇宙からの高エネルギー宇宙線が酸素分子を励起(エネルギーの高い状態)してオゾン分子を形成し、それが再び酸素分子に戻る循環の「大気層の高さ」が多少上下したところでオゾン-酸素の循環は変わらない。どのみち降り注ぐ宇宙線は「何かを励起」して吸収されるんだから気に病むことぁない、って思うだがなあ。フロンガスを禁止したとて、代替フロンガスはフロンガス以上の温室効果を持ったガスっていうね、アホらしいことになってます。目の付け所が「ずさん 杜撰」。「ぶざまね」って感じです。あれ?スエズ運河の話、してなかったっけ? (すっとぼけ)

 生物の生存域繚乱は、海運の船の「バラスト水」として世界中、物流のある港の津々浦々で起こっておりまして。
 目立たないことをいいことに人類は「海」環境をぶっ壊しまくっております。目立たないかもしれないけれど、日本の港にホンビノスガイとか侵入して食卓にあがったりしてるっぽいよ。うーん在来種〜。

(12023.01.22.日 追加)

 スエズ界隈の細部。
https://en.wikipedia.org/wiki/Lessepsian_migration


097. 「尊さ」とは

 ……………………ま、わたしはコレが今、尊い。

https://www.youtube.com/watch?v=0MccuHiJHiw

 三十分超。なんぞこれ。でも、早口なこれ、結構、好き。

 昔の「オタク」感がある、なあーってところにレトロ感を覚えてしまうのかなあ。

 メロウリンクそのものは見聞経験がない。でもこの動画で「ふわっと」知る限りでは『進撃の巨人』っぽさがあるのかなーって気がしないでもない。
 ちなみに「バイファム」「ボトムス」「ガンダム」「ダグラム」は、わたしの領分。一通りは見聞している。……ガンダムはVとかターンエーが限度でSEED以降は知らないし、メロウリンクも抑えてないので微妙な宣言だけどさ。

 ともあれ、この動画のチャンネル主のことをわたしは好きになりました。

(12023.01.22.日 追加)


096. 経済学と考古学

 小川さやかさんみたいに文化人類学から経済の文脈に分け入る学者先生もおられる。

 古代エジプトの動画を見聞していると、「経済学って、『人間』の本性を扱う学問」でもあるよなあ、という気がしてくる。
 それは「法学」や「政治学」が中に抱え込んでいる「人間の不合理さと合理さ」に直面する事情に似ている。……数学だけは非人情(おいおい)。科学方面や工学方面は「概ね、非人情」、かな?

https://www.youtube.com/watch?v=IuSW9KAwf_s
 エジプト研究の河江肖剰(かわえ ゆきのり)さんの動画。YouTubeにお薦め(レコメンド)されてつい見てしまった。うーん心憎いぞユーチューブ。わたしにド直球pっぽい内容だった。とりわけ「細部」が良かった。

 わたしが知ってる「パピルスの作り方」。

  1. 葦の中身の白いふわふわしたのをいっぱい採取します

  2. 縦に平たく並べます。

  3. 重ねて横に平たく並べます。

  4. 2と3を何層か繰り返します。

  5. 上からぎゅっと圧迫します。

  6. ぎゅぎゅぎゅぎゅーっ!

  7. 出来上がり(たぶん)

 日本の和紙や、西洋紙全般のように木材をバランバランの「パルプ」(水に細かく砕いて浮かべた繊維)を「漉いて作る」のとは違って、パピルスは割と即物的な作り方をしますね。……まあ、動物の皮を使った羊皮紙か、石や岩に溝を彫って刻みつけるか、エジプトよりももっと古い時代(紀元前4、50世紀くらい)のシュメール粘土板バンザイ!みたいに記録するか。砂に書いたラブレターよりは保存性は高い粘土板だけれど岩に落とすと割れるらしい。

 それにしても、動画自体が面白い。紅い海、紅海は、砂漠の赤みを反映してそう言われてるっぽい。こないだ見た「ゆっくり動画」でエジプトの砂漠が赤いのは神様がこしらえた殺戮の神の血の色だ、みたいな話があってそれも面白かった。

https://www.youtube.com/watch?v=BXT4qQqasog

 「赤いビール」ってなんだよ(笑)。作り方が想像もつかん。神の御技(みわざ)だな、まさに。

 経済学研究の分野が逼迫しているのであるならば、考古学分野に現在の経済学知見が適用可能か検討する、とか、ヨーロッパ中世以前の歴史上の事実に現代経済学の「知のモデル」が適用可能か、とか、そういう知的営みの途もあるんじゃなかろうか。
 っていうか、考古学知見などの事実に限りなく近い知見を現代経済学は謙虚に受け止めても良いのではないか。……なーんか「経済学」ってさ、めっちゃ「権威主義」じゃん? マルクス経済学ばかりじゃなくて新古典派にしても、ケイジアン・新ケイジアンにしても、シカゴがどうたらな人々にしても、ワシントンコンセンサス万歳!なウォール街な経済学(金融工学を混ぜるなキケン)にしても、「上から、押しつけ、抑え付ける」ことに躍起なヨーロッパ中世ローマカソリックな「不自由な気配」を強く感じられる。そんなに偉ぶりたいか!……まあ地位の安泰とかの都合もあって「偉ぶるポーズ」を維持したがる人情はいつの時代もどこの土地にも「顕在」しやすいんだろうな。……人間に対する深い洞察なしに理屈だけ捏ねる「愚行・愚考」をひとはなぜ繰り返すのだろうか。バイブルでキリストを磔刑にせよと求めたパリサイ人へと司教も司祭も堕落する……うーんなんてこったい。古代ローマ社会でバイブルを編纂した名の残っていない人々はいくつもの福音書を並べて確かに後世への「戒め」としたはずではなかったか。
 ……中島みゆきさんの歌『十二月』。
 何万人の女たちが、わたしは違うと思いながら、何万人の女たちと、同じと気づいてしまう月〜。
 気づくだけ『マシ』か。気づいても「変えられない」のが人の性(サガ)か。

 気づいて「こうすべき」と知った上で、為すことが出来ないことを「勇気がない」と言うのだと思う。
 『喰霊零(ゼロ)』で、父上の教えとやらに言及するシーンがある。人は誰しも「お役目」を担っている。だから誰もが神楽さんのように勇気を持って生きなければならぬ定めを背負っているのだ、ばーん!(おいおい) まあそこまで気負うこたぁないとしても、「そこそこ」には自覚して、卑怯な振る舞いをせず、勇気を持って、みんな、生きてくださいね、って祈って止まぬのでございます。……なんの話だったっけ? あー、経済経済。
 経済学が「上から」なカタチだけど、「経済」そのものは「下から湧き上がる」より他はどうしようもないものです。なんせ「最初に、人、そして人、ありき」で始まるんですからね。

(12023.01.22.日 追加)


095. GDP増加の原因仮説

 現在の「経済学」全体が「合理判断」亡者というか「合理判断と合理行動」を暗黙の前提にする、何かしらの信仰に五体を投げ打っている……かのように見えることが残念に思う。「残念でならない」と型通りの書き方に滑り落ちそうになるのを踏みとどまる(苦笑)。たいした話ではない。

 生産の効率が高まるとGDPは増加する、みたいなもっともらしい「嘘」理屈が罷り通る。上っ面撫でるとそういう陳腐な屁理屈が「経済学の思考でござい」と提示されてゲンナリさせられる。
 どうして嘘か。
 効率を論じる上で一番大事なことは、結果は全て「金勘定」に換算される。その上でGDPは計算される。意味わかる? 金目のものを拵えることが1番の問題。そして「効率」とやらは「結果から逆に引いた線」の先のこと。金が稼げました、その背景には「高い効率」がある……はずだ! アホか、と(苦笑)。
 「卵とニワトリ」どころではない。本末転倒という単語そのものとしか言えない。
 逆に「効率」という仮定される原因からGDPの向上が導き出せるかどうか、試してみそ。どっちへどう「転ぶ」か、予測なんて付かんだろ。当然。嘘だから。……まあ「嘘」は大袈裟に言いすぎてるだろうか。でも「本当ではない」としかわたしは評価できません。
 「効率」はおのずから高まる傾向がある。なぜか。ひとは皆、怠けたいから。ラクして儲けたいのさ。全員が全員でもなかろうけど、効率、カイゼンは自己実現の一方で「怠け心」がひとつのインセンティブ・誘因になっていることは自分の心を弄れば自ずから明らかでしょう。マゾッホさん気質な人もあるんでしょうけどね(苦笑)。

 GDPを高めたいなら、まず「金目のもの(大きく稼げる何か)」を見定めることだ。儲からないネタをどれだけ高い効率でこしらえたところで無意味だ。歴史をみなされ。日本は「お蚕様」の恩恵によくした。富岡製糸場バンザイ!ってな話が過去にあった。絹糸、絹製品が高い価値を持っていた時代には製造効率の追求は経済学の教科書通りの屁理屈が適用可能だ。だから「限定された条件下では」成り立つ駄論である、とも言える。……どーせ、あれもこれもと混ぜ合わせる「マス」でとらえる「マクロ経済」の視点だから、とかなんとか下手くそな言い訳をするんだろうな、と勝手に妄想する。度し難い。

(12023.01.22.日 追加)


094. 大きなヒキガエル

 ただし外来種。人間が害虫に対抗するために導入した過去を持つ……いまでは既存種保護のために……ちーん!

https://www.reuters.com/business/environment/australian-park-rangers-say-toadzilla-could-be-worlds-biggest-toad-2023-01-20/

> euthanised due
> Cane toads were introduced to Australia in 1935 to control cane beetles and other pests

(12023.01.22.日 追加)


093. 景気の悪循環

 「将来に向けて投資をしない(投機という、乗るか反るかのギャンブルじゃないよ)」なら、企業も個人も総生産量を増やしようがない。

 個人商店が店じまいして商店街がシャッター街となり民家や共同住宅へと埋没していく様子を数十年越しに観察していると、高度経済成長期の華と言える商店街の消滅に「先行きの昏さ」しか感じられない……商売の実態が量販のスーパー店舗やドラッグストア、さらにはネットワーク通信販売(店舗がウェブ上にある業態)へと「移った」だけだとしても、「多様性の喪失」と感じてしまう。社会の変化に人は常に追いつけない(つまりわたしが「適応出来ない、古い人間だ)ってだけのことなんだろうか。

 明治あたりは陶磁器や「ジャパン」と名付けられていたらしい漆塗りの漆器、あるいはお蚕様の糸を紡いだ絹糸に絹織物なんかが外貨獲得の財・サービスであったらしい。ワレモノをくるんで緩衝材とした浮世絵が遠いヨーロッパの画家に刺激を与えた、なんてサイドストーリも漏れ聞くけれど、そんな「丸めた新聞紙」みたいな扱いの浮世絵は今では立派な美術鑑賞対象となっている。何が幸いするかわからないですね。木版画の浮世絵も江戸期で終わって明治以降は錦絵らしい。……と思ったら多色刷り浮世絵のことをどうやら錦絵と言うらしい。へーそうなんだー。震災と空襲で蔵の錦絵が焼けてしまった、なんて話も聞く。没落士族の血筋だったらしい清水幾太郎さんの生家には子供時代に家で錦絵があった旨が作文にあって興味深い。錦絵の製造は大正まで続いたらしい。やっぱり震災で終焉したっぽい。うーん。
https://ja.wikipedia.org/wiki/錦絵

 錦絵製造に「産業の移ろい」を見い出すのも、サンプルの取り方としてどうかと思うが、まあたまたま手近にあった、というかウィキで見つかったんで、そういう受け止めで眺めるとなかなか面白い。
 紙芝居文化ってのもある時期に途絶えた。
 水木しげる先生が初期に携わった「貸し本」という業態も今はおそらくないのだろう。井上陽水さんの歌には「貸本屋のある、田舎町」と出てくる。小石川・後楽園のこんにゃく閻魔のところに「貸本」と掲げた古い家屋を以前見かけたが今はどうなっているのだろう。

 国内の「生産」としての投資先を、いまは決めあぐねているだけなのだろうか。
 それとも、短期利益をひたすらに求めて(10年未満の利益を追求するとなれば「投資」ではあろうけど、投機的性格が強くなりそうだ)産業を起こしては高値で売り抜ける、みたいなことが繰り返されているのだろうか。
 後者であればそれは「景気の悪循環」でしかないのではなかろうか。短期の、極めて限られた人々(あるいは個人?)の利益追求は国益に資する要素の薄いものなのだろう。売りと買いとが盛んなら手数料稼ぎをする産業くらいには恩恵が及ぶのだろう。
 投資先を決めかねている前者にしても、投資の決断を「先送り」することでデフレーションに加担している、とも言える訳だろうからこれまた「景気の悪循環」ではなかろうか。
 デフレーションがデフレーションを呼ぶ様は、人呼んで「デフレーション・スパイラル」とやらなのだそうだ。螺旋の間違った用法だ(笑)。いや間違いでもないのか。デフレーションの「自己実現構造」とでも言い換えた方が実際を指し示せるような気はする。とはいえデフレーション追求型経済活動にも限界がある。人々の「生命維持」には最低限の購買活動と生産活動が必須だろうから。
 デフレーション追求型経済活動の象徴としてのPRCにおける「寝そべり族」が観察されるのだけれど、社会主義に導入した自由資本主義経済活動の折には意欲に燃えた起業家精神の人々が多く出ていた。ホット・チャイナと表現された時代を思い返すと今の有様の極端な「変化」に、ヨーロッパ・USA(日本はちょっとだけ)で培われた自由資本主義経済の縮図が示されているような気分になる。PRC固有の現象なのか、それとも長期に安定した「国家貧乏政策」がそもそものチャイナという土地柄が古来から求めてきた経済活動であるのか、秘匿主義体制の土地の細部は詳らかではない。体制が崩壊するまでは経済学上の分析対象としては不完全のまま、置かれ続けるのだろう。

 ……ってチャイナ話になってしまったが、現下日本は、デフレーションを維持し続けるのか、日本国民ひとりひとりが自発のマインドを発揮して弱目のインフレーションへと気質を変じて行くのか、境目っぽなーという気はします。

(12023.01.21.土 追加)


092. 現実の課題・問題を抉り出すための方便

 なんだろうなーって、プレゼンテーションを聞いて感想を抱いた。

https://www.youtube.com/watch?v=VR9gCH4jmHM

 漫画『宇宙の卵』コミックス上下巻の宣伝、といえば宣伝か。
 たぶんわたしは読まない。めんどーだから。読むとしても10年後。わたし10年後に生きてるのかな。まあいいや。

 人間は特殊な異能とやらを持っていたとしても持っていないとしても、生きる。これは多くの人にとって自明と思い込まれている。……みんな、「能天気」だよね。まあ、いいんだけど。恐慌に陥らないってことだけでも「丸儲け」かな。
 異能に対して無自覚なのは、異能が特に珍しい性質、特性、技能と多くの人が思っていないからだよね。だいたい、猛毒酸素を身体維持に使えることそれ自体が「異能」なんだけどね。
 そう考えていくと、どうやら作中で鍵になっている「卵が割れて溢れ出した闇」って設定は物理現象の人間が認知した理論と等価のように思われる。……量子物理理論を人類が知るに至って、「確かなものは、なんにもない」ってことになってしまっている。……でも、昨日も今日も明日も続いてる、事実っぽい経験が人をとりあえず安心させている。経験則。そこにはなんら「確かな」背景としての理屈立てがない。量子論崩壊がいつ何時あっても不思議はひとつもない、ということを多くの人は無視している。……ってわたしは思う。戯言?まそう受け取ってもらっても支障はない。

 ちっとも読んでないけど漫画『宇宙の卵』は現実社会の不具合を抉り出して示してくれている。作品の設定する舞台が現代日本ではなくあえてマニラというところにも作者の工夫を感じる。遠い場所という「あいまいさ」を利用した、現代社会広範に対する鋭い「風刺」がそこにはあるように思われる。

 でも読まないよわたしは。とりあえず。
 正直、わたしにおいては「つまんなさそう」としか思えないから。社会風刺は目の前に対していつだって鋭く尖っているのだから。

(12023.01.21.土 追加)

091. パスタを茹でる話題

 片手鍋に水張って沸かして、(湯に浸かってる方が柔らかくなるので)パスタを上から押し込めるようにして全体を湯没させて、規定時間をタイマーで計測して、都度ゆっくりかき混ぜて様子を確かめつつ茹で上がり。

 こんな感じで普段、茹でてる気がする。

https://gigazine.net/news/20230121-how-to-cook-pasta-low-cost/

> フェアハースト氏によれば、乾燥パスタは冷水に2時間浸すことで完全に戻すことができる

 ソースはフェアハーストさん。
 まあ、科学アプローチとして、実践(追試験)して確かめたら済むか。

> 予熱でパスタをゆでる
> 水が浸透したパスタを加熱する場合、湯の量を減らしてもゆであがりの品質に影響を与えない

> グルテンは80度以上で失活
> 湯を100度まで沸騰させる必要がなく、80度以上まで温度を上げればOK

 記事の結び。
> あらかじめ水で2時間戻して
> 規定の半分の(水の)量かつ
> 80度のお湯でゆでる

 まあ今度茹でるときは心がけてみるかな。

 蕎麦とか饂飩(うどん)、素麺(そうめん)などの乾麺を湯がくことに応用が効きそう。
 市販の茹で麺だとグルテン固化は住んでいるのでただただ「温める」って意味合いしかないだろうし、市販の生麺だと「水を浸透させる」部分は軽めにした方がたぶん良さそう。
 全体として「炊飯の魂」みたいな、素材と向き合う態度が大事なのかもしれないなー、みたいな教訓めいたことを思ってみたりしました。

(12023.01.21.土 追加)

090. 情報の非対称性

 前に書いたかな?と思ったけど(前に書いたネタとは別のネタのこと、ね)書いてなかった。どうやら頭の中だけで書いてたらしい。文章を練ることも頭の中だで出来るんだったら推敲の手間が省けて万々歳!だが、推敲の履歴が残らないし、推敲手続きの推敲が出来ないので脳内思考はやはり「外だし」した方が良いに違いない。
 パソコンとか打鍵作文のテクノロジーが進歩する、ということは巷間指摘されている以上の意味や価値がある、と思ってみたりする。でもまあまだ「名状し難き」何か。

 ……こんなんで前フリになってるんだろうか? まあいいや。

 「情報の非対称性」、「市場」における双方の立場が自明として抱えている「情報」の、差別性、固有性、そこから生じる売買交渉の有利、不利の議論は「情報の非対称性」論者のもちだす「たとえ」にある一定のバイアスを掛けている……ように見受けられる。
 つまり「売り手は情報強者」という固定観念が見受けられる。
 ほんとうにそう? そうじゃないよね。
 買い手が「情報強者」という場合もある。
 骨董品の目利き、古書の瀬取りという営みがある。

 買い手のほうが「情報強者」だから「他店より1円でも高ければ値引きします」の商売に値引きを捻じ込むことも出来る。
 端的な例は「賢い主婦の『底値買い』」でしょう。
 購買活動(賃貸契約もローン契約も保険契約も金融商品購入契約も購買活動)における「情報」は、決して「一方的」ではない。ただし「不均一・非対称」は確かにある。あらゆる局面で、ある。それを「均して」しまうことを強制出来るのかどうか。細かい字で印刷された約款はど考えても金を出す方に対する理解を阻害しているではなかろうか。

 こう考えていくと「情報」そのもの流通、需要(求める気質)と需要(秘密を教えてやってもいいよ、という提供)、を考察し、万人納得の理屈を捏ね上げ提示するところに価値が生じそうだな、という気がしてくる。

 ま。
 難しい話は適当に切り上げて、落語の『時そば』でも鑑賞しましょうかね。
 先日、レジの打ち間違いで10円損した体験を根に持ってちょいと発想して書き記した、そんな感じなんで、受け止めは適当に(苦笑)。

(12023.01.20.金 追加)


089. 尖閣沖合@19日

令和5年1月。19日までの状況。

・領海侵入の状況。
 10日 4隻(時事通信報、滞在時間2時間)

・接続水域入域の状況。
 1日〜10日の10日間 4隻(12月20日から連続21日間)
 11日、12日の2日間 2隻
 13日 4隻
 14日と15日の2日間 2隻
 16日 0隻
 17日〜19日の3日間 4隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
海上保安庁
尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 長期(1ヶ月半くらい?)にはるばる遠方に出張っている乗組員って、どんな人々なんでしょうね。
 旧正月にも実家に帰れねえよぉ〜とかぼやいているのか。
 まさか、家族どころと一族郎党で乗り込んでる? 実家はこの船だ!くらいに思ってるんだろうか。
 知る由もない。

(12023.01.20.金 追加)


088. 不公平

 グローバル・インターネット上の情報は公平か? すべての情報を無差別に均等に、提示してくれるか。

 検索エンジンを使う限り、元記事のページは「刈り込まれている」。ズルってことではない。重複情報は極力ひとつにまとめる。アクセス頻度が高いものを検索結果の上位に持っていく。

 当たり前のことをしている。
 しかし、少数の、「慧眼」な作文が必ずしも人気を呼ぶとは限らない、ということを思えば、まったくもって公平ではない、バイアスが無自覚に(あるいは作意を持って?)かけられている。技術の仕組みからの推論。まあ「妄想」扱いはされない見方だろうと思う。

 人間が情報を探す上でも不公平は生じる。否応なく。
 自分の関心や理解の程度によって、探りあてる情報には自分自身の性質からバイアスがかけらえている。むしろ、自分にバイアスをかけなかったら、探そうという気になれない。検索の動機としても性質(性向)は機能している。

 そんな次第で、グローバル・インターネットにせよ、紙に印刷されて製本された書籍商品にせよ、社会の仕組みや関係から生じるバイアスと、個人の興味動向によるバイアスとからは常に影響を被っている。これを避ける術はない。踏まえた上で、ものとこととを不完全なわたくし個人という道具で見定めるより他はない。

 余談。
 だから、新聞記事やテレビ番組に、いちいち苦情を出して助言する労力は、結果に結びつくことはないだろう。ジャコウネズミさんみたいに「無駄じゃ無駄じゃ」とまでは言わないとしても、ほどほどにしたら?とは思う。
 どうせなら他の「手応えのあること」に情熱をぶつけた方がマシなんじゃなかろうか、と思ったりする。

(12023.01.19.木 追加)


087. 金本位制

 いまさらだけれど確認。
 金本位制とは、「金塊、砂金の『重さ』」を計量して、自国内通貨との交換比率を固定して交易貿易における決済を便利にする」仕組みである。

 交易貿易の利便性だに目を囚われて、金本位制に戻そう、戻したい、と頭でっかちに考える向きが一定数おられる。多分現在の「他通貨が需要と供給によって交換比率がコロコロ変わる」ことで大損したり(逆に大儲けしたりするんだけど、そのことはぺろっと忘れて)したのだろう。「為替リスク」と言われるアレですね。

 もともとは昔のイギリスが自国通貨を銀と金を材料に銀貨、金貨を鋳造しては「お金」として出回らせていたところ、銀貨が銀の重さからしたらイギリス外では「イギリス銀貨はお得」という交換比率になって、バンバン、イギリス国内の銀貨が減り、困った挙句の窮余の策、として始まったものだった。
 ヨーロッパ地域内での他国間交易に便利! じゃあうちもやろう!とヨーロッパ諸国がイギリスと同じ制度を始めた結果、世界中の「とりあえずの標準」みたいなことになった。

 便利さには裏がある。デメリット、欠点は当初、顕在しなかった。……っていっても百年超も「大丈夫そう」だったんで安心と信頼(信じて頼るってことだね)を留保もなく、懸念や猜疑の目を向けることもなく、ヨーロッパ地域から始まった「世界大戦 ワールド・ウォー」を迎えてしまう。
 自国貨幣と「金の重さ」との交換を諸国は停止した。急場凌ぎ。材料としての銀貨流出に泣いたイギリスの二の舞、とも言える感じ。

 交換比率を「固定にする」ことの被害というか、道具としてのデメリット、欠陥があらわになったこともさることながら、実務として「金の重さ」と貨幣とを固定で交換することが出来なくなった。
 ぶっちゃけ「信用創造」で貨幣はいくらでも増やすことが出来てしまう。「信用創造」による貨幣発行の上限として「金の重さ」と固定で交換出来る仕組みは機能する……ことが出来なくなった。世界中の金の重量では賄えないほど貨幣は増えてしまった。ということでUSAニクソン大統領はUSAドルと金塊の質量との交換を停止した。USA以外の国はどこもやってしまっていたことだった。だからUSA一国が続ける道理も続けられる理論もなかった。

 以上、「金本位制」の略歴。だいぶ、いや大いに端折った素描。

 それぞれの「国家(あるいは貨幣地域)」は、それぞれの自国主権に基づいて貨幣発行もするし、民間の銀行は融資という形で「信用創造」を通じて貨幣をこしらえる。
 「お金は『勘定書き』である」ということの所以であります。そこには「便利な道具」ということ以上の意味はない。
 山吹色の小判を愛でるという趣味は個人のものだ。労働対価と見做すのは労働者と使役者からみた「お金」のひとつの側面だ。
 いろんな思いを受け止めてそれを「反射」してくれるという意味で「魔法の鏡(鏡はしゃべらない、女王様は自分の願望を鏡からの返事として聞いたのだ、という西尾維新さんの『刀語』の中での科白にわたしは得心がいった)」が「お金」だとも言える。貨幣に価値が付随すると思うのは、目の前の銭や金や有価証券、借用書に人が何を思い入れ、思い描き、将来を算段するか、過去来歴をどう評価するか、ただその一点にかかっている。
 なので「価値」の話は十人十色でまとまりようがない。
 しばしば他人攻撃して是が非でも自説を「呑ませたい」強引な「宣教者」が登場するのは、貨幣そのものの機能、働きから食み出した「個人個別の見立て」を投影してしまっているから……ではないでしょうかね。
 ま、確かに、「言い切る」断定の言い振り、書き振りは発信してる側からしたら信念を込めて力強く、そして「気持ちいい」ものだと思います。
 けど、「科学」の思考を重んじる精神であるのならば、ちょと待て、落ち着けよ!と自分を諌めることもまた大事ではないか、と思ったり致します。

(12023.01.19.木 追加)


086. 尖閣沖合@18日

令和5年1月の状況。1月18日時点。

・領海侵入の状況。
 10日 4隻(時事通信報、滞在時間2時間)

・接続水域入域の状況。
 1日〜10日の10日間 4隻(12月20日から連続21日間)
 11日、12日の2日間 2隻
 13日 4隻
 14日と15日の2日間 2隻
 16日 0隻
 17日と18日の2日間 4隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 侵略の駐留か。

(12023.01.19.木 追加)


085. 共通担保資金供給オペレーション

https://www.boj.or.jp/mopo/measures/mkt_ope/ope_a/index.htm

日本銀行に差入れられた担保を裏付けとして、資金を貸付ける資金供給オペレーション。

https://glossary.mizuho-sc.com/faq/show/1262
共通担保資金供給オペレーション
> 公開市場操作の手法の1つ
 民間の金融機関: 根担保として手形、CP、社債、国債など日本銀行へ
 日本銀行: 手形買入オペ
 日銀適格担保: 手形、CP、社債、国債など

https://www.youtube.com/watch?v=p48wjiceKEU&t=285s
『村上尚己のマーケットニュース』with 大橋ひろこ

(12023.01.19.木 追加)


084. カールとカロルス

 『ウイルスVSヒト INFECTIOUS Pathogens and How We Fight Them』(著:ジョン.S.トレゴニング John S. Tregonig 訳:伊藤理恵 高松弥生 藤崎百合 文響社 2022年 令和4年)の中で分類学の祖、カール・リンネさんが「カロルス」と自分を称してたってネタが元。真偽は確かめていない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/カール・フォン・リンネ

 いま確かめた……いやウィキペディア日本語版そのものの真偽が不詳か(苦笑)。
> ラテン語名のカロルス・リンナエウス(Carolus Linnaeus)でも知られる。
 へー。

 カール大帝が「カロルス・マグヌス」なんだってさ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/カール大帝

 ん?身長?195センチメートル?
https://dic.pixiv.net/a/カール大帝(Fate)
 これはFateエクストラのキャラ。
 「ルーラー」なんてクラスが出来たのね。
 キャラクターボイスを務めるのは井上和彦さまだそうです。へー。

(12023.01.18.水 追加)


083. 尖閣沖合@17日

令和5年1月の状況。1月17日時点。

・領海侵入の状況。
10日 4隻(時事通信報、滞在時間2時間)

・接続水域入域の状況。
1日〜10日の10日間 4隻(12月20日から連続21日間)
11日、12日の2日間 2隻
13日 4隻
14日と15日の2日間 2隻
16日 0隻
17日 4隻(産経新聞報道では2隻だった。後から2隻やってきた?)

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 日本国政府に対する威嚇のため、「4隻」体制を維持したいんだろうなー。
 運用のための軍資金と人員確保がどこまで続けられるんだろう。

(12023.01.18.水 追加)


082. 貨幣

 人は、経済学を学ぶと「貨幣」について語りたがるものだ(偏見)。……いやまて、そうでもないか。田中秀臣先生が貨幣を語るところをみたことがない。ジジィになる前から時事問題ばっかり扱ってる、そんな印象だ(偏見)。

 貨幣についていろんなひとがいろんなこという。
 いわく、労働価値だ。需要(欲望)と供給(提供)の量がどうたらこうたら。
 とはいえ、貨幣そのものは「利便のための道具」だろう(私見)。ただそれだけ。経済や経済学を語る上での「道具だて」でしかない。

 歴史上、どうやら一番古そうなのはシュメール・メソポタミアあたりの土を固めた「トークン」であるらしい。ただこれは、「帳簿付け」の意図で用い始めただけであった、とも言われている。家畜の頭数や穀物の計量単位を記録したりそれらのやりとり(取引)に用いたりしていた……らしい。なにぶん遺物しか今に伝わっていないので用途はたぶんに想像空想妄想を巡らして割と説明に説得力がある説が多数決で決まる。とかくこの世は「適当」である。

 金塊の一部を削り欠いたり、銀塊を適度に用いたり、銅を固めたものをやりとりしたり、金属貨幣は遺物としても残りやすい。なので証拠を伴い用途を説得するのに有用有効だ。これが朽ちやすい「花束」とか穀物とかを貨幣のように用いた、なーんてのは立論しにくいし論を確立したとしても認めてもらいにくいことだろう。うーん。難儀。

 現在の紙幣が未来にどれだけ遺物として残りうるものなのか。最近は石油由来の紙幣もあるらしい(まだまだごく少数)。「残る」って意味ではラスベガスの「チップ」が後世に発見されて当時の人はラスベガス・チップを通貨として用いていたのだ(どやっ!)って説が生じたりするかもしれない。……ちょっと笑える。

 遺物を伴わない、例えば、電子マネー、電子貨幣、情報貨幣といった、実物がなくて後世に残らない貨幣の場合、この文明はいきなり跡形もなく(遺物を残すことなく)滅んだ、なーんて風に思われちゃうかもしれません。コンクリートなんて「石造り」の家に暮らす原始人め!とか遠い未来で今の我々が思われたりしてね。

 貨幣の性質を「貯められること」「互いに認め合って取引に使われること」とか記述する貨幣観を扱う本でしばしば出くわす。まあ、そう言う性質もあるよね。わたしもある程度は同意する。
 一方で、うちの妹が幼い頃、もらった折り畳まれた紙幣を親に願い出て折り目のない紙幣に交換してもらっては大事そうに保管していたことを思い出す。彼女の胸の内をといただすことはしなかった。物好きだなあ、変わってるなー、コレクターさんだなーと感じるばかりだった。
 貨幣をどうみるか、個人の胸の中にしかない要素もある。
 古いテレビドラマで、ただただ稼いで銀行の預金通帳の「桁が増える」ことが人生最大の楽しみだ、みたいなOLが描かれていたのをみたことがある。何を愛好するかは個人の「好き勝手」であろう。そう言う様子をわたしや他人がどう「解釈」して「評価」するかはまた別の話である。

 多面な、さまざまな「性質」を内包して存在する「貨幣」は、人間言語の最大の特質をもって「場合分け」することでMMT(近代貨幣観)は従来の学説に対する独自性を定型化してみせた。MMTじゃなくて循環貨幣観ってのがヨーロッパ大陸ではUSAのMMTのかわりにちょっとした「流行り」になっているらしい。よく知らないけど。ソースは中野剛志さんオンリーだけれど。
 どちらも時代と社会という限定環境下で顕著になっている(のか?)性質を描くことには有用である……かもしれない。あんまり多くの人を説得出来てはいないらしい。「セオリー」なんて言っちゃってる時点で「おぼっちゃん、おじょうちゃん、妄想乙!」程度の評価であるらしい。実際「貨幣・マネー」というにはお粗末というか、不備や穴が多い。「モダン・マネタリー」って言い回しの方が少し「控えめ」な態度が垣間見る……。「貨幣」のいち要素、いち性質としてならMMTの「見立て」は部分的に受け入れても良いかも。……あまりに哀れだし(苦笑)。

 銀行(民間銀行)による「信用創造」を突き詰めていくと、紙幣も貨幣も不要なバーチャル・仮想の貨幣体制へと行き着かないではいられない。その萌芽は、日本の江戸時代・都市江戸での「つけ払い」や、USA西部開拓の犯罪被害を避ける出自の小切手・パーソナルチェックという習慣にみてとることが出来るだろう。クレジットカード決済制度も、電子マネー決済制度も、過去のそれらを「再発見」したに過ぎないのかもしれません。

 個人としての人が、社会としての人々の間で生きること、そのものを「経済」と表現するし、人々の生きることを便利にするために貨幣という道具は生じた。だから最終的にはモノとしての貨幣なんてなくても個人の「顔」で取引と決済をおこなうところへ「落ち着く」んだと、わたしは夢想している。一周回ってプリミティブ(原始的)。取引する同士の互いの「帳簿上」だけで収支のケリがつけば済む話だからね。そこに誤魔化しなどの不誠実や犯罪が入り込める余地がないなら、マテリアル(即物)の貨幣の存在はむしろ邪魔、阻害要素でしかなくなってしまうはずだ。それは電子マネーといえどもいずれ邪魔者扱いされることになるだろうと思う。電子と通信技術なんて邪魔!って時代はいずれ到来する(夢想だよ)。個人の存在、あるいは法人格の存在そのものに決済可能な流動性資産が紐ついて、取引ごとの増減を、書き損じなく、犯罪のつけ入らせる余地なく、為せるならそれで道具としての「貨幣」の目的は達成される。

 なので貨幣とは、経済における取引の「媒介物」である(で、しかない)、と結論付けてしまって構わないだろうとわたしは考えている。

(12023.01.18.水 追加)


 しまった!
 金融商品「日本国庫債券・日本国債」が持つ、貨幣の側面に言及しようと思って、すっかり失念した!

 「貨幣」の性質は、いろんなものに付与することができる。付与というか、使う側の「見立て、価値観、受け取り方」の問題で。
 パチンコにおける「3店方式」とやらの「媒介物」(うちの祖父がやってた時代は「ライターの石」だった。最近は「金属元素・金の切れっ端」であるらしい)も、「貨幣」の性質を備えている、と見做すことが出来るだろう。商品券、ポイントカードのポイントなどなど、「広義の貨幣」としか見做しようがない。
 近代国家は「貨幣発行権」を国家の占有物とした「つもり」でいるのだけれど、物質以外の貨幣は民間の銀行が信用創造という魔術でこしらえている、とされている。なんのことはない、貨幣の創造はヘタレで機能不全の怠惰に堕落した旧来の民間銀行の独占物では決してないのだってことが言える。

 必要が「取引の双方」にあるならば、いつだって、どこでだって、「貨幣」は「創造」される(作られる)。
 人間個人の恩義や利便における「貸し借り感情」の具現を「貨幣」だって定義しても、たぶんそんなに外してはいないだろう。

(12023.01.18.水 追加)


081. 境地

 こころのありようを表現する、というところまではどうにか可能であるかもしれない。
 けれどこころがそういう状態、心境に至るまでの経緯を人に教えることはことのほか難しいらしい。
 言葉だけで教えることはなお難しい。

 見よう、見真似というけれど、所作を通じてしか伝えられないものなのかもしれない。

 その意味で「宗教」という形式は、ある境地、ある心境へ至る方法を継承するには都合の良い一つの道具であるのかもしれない。

 そんなことを思った。

 境地を得る方法のティーチングが目的ならなにも宗教という形式に頼る必要もない、とも思う。
 小川のせせらぎの音だの、森林浴だの、愉しい飲み会だの、実践というか「振る舞い」の中にいくらも境地に至る路はあるだろう。瞑想・メディテーションとか。

 逆に、境地に至る術を教え実践するからといって、それが「宗教」かどうか。似非っぽいのも世の中には横行してるっぽいんで、ゆめゆめ騙されませぬように。とか書き添えておきます。
 宗教の「宗」は「尊い」、「教」は「教える」なんで、何を尊いと思うかは個人の側の価値判断だろうし、教え教わる一定の形式って「形」が顕在化しないと宗教足り得そうにない。
 個人個人の「こころのありよう」に特化している筆頭は仏教で、ほかの大衆宗教はなんだか「統治のための道具」って印象が強い気が個人的にはします。「神道」もあんまり「こころのありよう」については気に留めてない感じだし。

 ともあれ「境地を都度都度得るやりかた」を教え教わることは兎角難しいですね、というお話でした。

 境地の表現だったら詩とか小説とか戯曲とか美術とかいくらもあるんですが。

(12023.01.18.水 追加)


080. 映画の『ジョーカー』

 室伏謙一さんがさかんに「たとえ」として引き合いに出す作品『ジョーカー』。
 バットマンシリーズのスピンオフだったよなー。なんか別途の出自の作品であるかのように室伏さんが動画の中で語るのでアレ?って思った検索した。

 なんのことはない、思い違いではなかった。
 ただバットマンシリーズとしては「異色」。そのことも公開当時に情報として耳に入ってた。

 ウィキペディア日本語版であらすじを追うだけでも十分に面白みが伝わってくる……気がする。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ジョーカー_(映画)

 わたしの中でのバットマンは、テレビアニメーションの印象が一番深い。ロビンがいいよね(笑)。
 だからということもあって、劇場映画の新しいのをそぉんなに鑑賞したい!欲がない。その延長で『ジョーカー』も見ていない。

 室伏さんが引き合いに出すように「社会性」が色濃いんだろうなあ。鑑賞した人間にいろいろ考えさせるんだろうな。と思うばかり。

 社会の分断って点では『シビルウォー』って特撮のアメコミキャラがバンバン出る……らしい映画作品も面白いらしい。以前、荻上チキさんがラジオで紹介してたような気がする。シビルウォーといえばUSAの「南北戦争」の米語表現だ。作り手の気負いが題名にあらわれている。

(12023.01.17.火 追加)


079. MMTを考える

 モダン・マネタリー(マネタイズ)・セオリー。なので「近代」貨幣の理屈、とでも邦訳するのが適当でしょう。「論」とするにはあまりに「脇があまい」。「近代貨幣観」とか「近代貨幣モデルの一考察」くらいにしといたらよかったんじゃやなかろうか。

 ここまでの書きっぷりでわたしが「アンチMMTな人」なことは伝わるかと思います。いやまあ、あたまごなしに「ない」なんて言わないけど。
 近代国家の発行する国家管理貨幣を「いちおう」説明する能力のある学説だ、と言う点には同意します。つまるところ、貨幣理論の決定版!ではなく、ごく限定された条件の下で、貨幣の「ある側面」を描写しているのだとわたしは理解しています。

 最近の出自な割には、アダム・スミスでさえも触れている「交易・貿易」における貨幣のあり方を、ちっとも描写してくれない。およそ「セオリー」「論」だと大きく出るんだったら貿易に用いる貨幣をも説明してちょうだいよ、って思う。

 ま。
 モズラー名刺エピソードとか、とっつきやすいからねえ、「ごく限定された条件」と「貨幣のある一面」だけを語って、政策の基礎理論に採用しろー!!のは、なんか「厚かましい」なあって……悪いけどそう思うばかり。

(12023.01.17.火 追加)


078. 反腐敗キャンペーンの餌食

 PRCのTencent (電子デバイスとかで有名、かな?)が100人以上解雇、10人以上を警察通報、だってさ。シッポ切り? スケープゴート?

https://gigazine.net/news/20230117-tencent-fight-bribery-and-embezzlement/

 PRCの法律は、CCPの下位の法概念。「ひっかけ」て冤罪しまくり。というより法運用が恣意でいくらでも曲がる。曲がる法律そのものがPRCにおける「法治」である。裁判官はCCPの下僕である。やったね!(おいおい)。
 集団独裁政というより官僚制の暗部、ってことなんだと思います。「独裁ガー」って言ったところで上っ面撫で子さんよね。土地の気風もろうし。

(12023.01.17.火 追加)


077. 尖閣沖合@16日

令和5年1月の状況。1月16日時点。

・領海侵入の状況。
10日 4隻(時事通信報、滞在時間2時間)

・接続水域入域の状況。
1日〜10日の10日間 4隻(12月20日から連続21日間)
11日、12日の2日間 2隻
13日 4隻
14日と15日の2日間 2隻
16日 0隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 17日付、産経新聞報道。
https://www.sankei.com/article/20230117-ZGTMIFD3NRLXTALLKWW5R4XG5Y/

 16日に2隻帰って新たに2隻やってきた感じ? それとも一旦接続水域から出て、1日待ってから戻って来た?

(12023.01.17.火 追加)


076. 賢い主婦のアイロニー

 賢い主婦は、預かる家計を切り盛りする上で、食料品も衣類も生活耐久材も、「底値」でお買い物をする。なんせ賢いのであるから経済合理に沿って行動するのだ。衝動買いしたり、自分にご褒美!なんてこともない。家財を守るのだ!

 ……こうして、あらゆる主婦が賢い主婦と化した、と仮定する。誰もが「底値」を目指す。「底値」買い物競争の開催だ。
 底値で商品を提供できない店舗はその地域から徐々に駆逐されていく。最終的にはどうなるだろうか。

 現在の財務省コンセンサスは(ワシントンコンセンサスをもじった)あたかも「賢い主婦」しかいない世界のようだ。
 あとには小売店舗も、家計も、賢い主婦自身さえも「残らない」、滅び去った遺跡の町が風に晒されて朽ちていくばかりとなるのだろう。

(12023.01.17.火 追加)


075. 逆トリクルダウン

 デフレーション経済状況では、財・サービスの価格が下がると「速やかに」従業員への支出が「締め」られる。
 これを称して「逆トリクルダウン」とでも名付けようか。「竹中平蔵効果」とか書いたら竹中平蔵大先生にこら!って怒られそうだから(笑)。

 トリクルダウン効果は、「価格の粘着性・弾力性」によって滴り落ちる前に蒸発してしまうらしい。(途中搾取とでも言い換えてもいいけど)。
 一方、「逆トリクルダウン」による賃金絞り込み効果は、企業が利益とコストとを見合う都合から「先行して」起きるであろうことは予想がつく。生産活動は「前に計画して」運用されるものだからね。小売でも出店は計画的に(なんかのコマーシャルみたい)ってことだし。損切りで店を閉めるのも「売り上げ予測」から決めるはずだ。赤字が膨らんでも耐えられるのは赤字解消の未来予測があればこそだ。

 と言うわけで「トリクルダウン」現象は起きない、その一方で「逆トリクルダウン」は今後事例がいくらでも積み重なってくるんじゃなかろうか。
 っていうか、「平成経済史」を俯瞰するだけで、すでに証拠が十二分にある。

 大竹中平蔵大先生は新書で平成を振り返っておられるけれども、「暗部」には踏み込んでおられない。ダボス平蔵さまなんで仕方ないことなんでしょう。……ダボスというよりダボハゼっぽいか(苦笑)

(12023.01.17.火 追加)


074. パーム油の塊

 船のお掃除に使うんだってさ。
 綺麗にした後は洋上へ投機。ぐぬぬ。

https://mnsatlas.com/?p=83803
> パーム油は有用な洗浄剤
> 少なくとも陸から12マイル沖であれば、世界中のどこの船でもパーム油を海に捨てることは合法となっています
> 塊は海流に乗って海岸に打ち上げられる(可能性がある)

 日本だと石鹸の材料。
 土地によっては調理用の油としても使われる(もちろん洗浄用とは違って高品質のパームオイルでしょうけど)。
 菜種油よりアブラヤシから取れるパームオイルの方が用途は広いと言えるんでしょうね。
 WWFの「自然環境破壊」のネタで天然林を伐採し切り開いてアブラヤシの農園をこさえてるってのがある。「うまみ」があるんでしょうね。アブラヤシ。

(12023.01.17.火 追加)


073. 人口減少傾向と医療

 「少子化対策」と称して目先、小手先の政策が議論されているやに見聞きする。人口が減少した本質の理解を欠いたままに、「表面の出来事」だけ焦点を当て問題解決を挑んだところでたかがしれているのではなかろうか。

 氷山がこっちに迫ってくる。ぶつかりそう。そうだ! あんなちっぽけな氷山なら削ってかき氷にして食ってしまえ! ……ってやってるような気がしてならない。
 言うまでもなく氷山の大質量の主軸は海面下に隠れた部分である。
 って書いたら言いたいことが伝わるかな?

 カールなマルクス君の伝記を2冊、読んだ。ドイツ(当時はドイツという国はない。地域の名称としてだけドイツがあった。ドイツ地域には多くの諸侯がいたし、マルクス君のとーちゃん時代はフランスからの侵攻なんてのもあったりして、純粋なドイツにフランスの息吹きが吹き込まれた地域も多かった。思想としては割合としてフランスが上って感じだった。文学だとイギリスだったらしい)の伝記作家によるものではなく、ひとつはイギリス人、ひとつはアメリカ人……なんかもうちょっとドイツ寄りな伝記作家の本も読んだ方が良かったかも。そのうち機会があったら読もうかな。あるのかな、そんな邦訳本。
 それはともかく。
 マルクス君には子があった。けど、男児は幼くして死んだり、そこそこ育ってから病死したりしている。マルクス君はだいたい日本で言えば江戸末期から明治初期に生きた人だった。それくらいの時期には病は人を殺すことが多かった。
 子供は死ぬ、だからそれなりに数を産まないと家が途絶える。養子縁組なり婿取りなどして存続させる道もあるだろうけど、最初から養子をあてにすることも出来まい。
 マルクス君本人もマルクス君の細君も病死であった。

 医療技術、病に対する知見の深まりは人を「なかなか死なせなく」した。お陰様で平均寿命は伸びた。
 日本では明治になってからもしばしば厄介な流行病が人々を襲った。とりわけ都市部という人口密集地では被害が大きくなった。今日の「清潔かつ安全な上水道」や「清潔に舗装された道路」は昔の苦労の上に築かれたものだ。決して「天の恵み」などではない。……ライトノベルなどの設定でそういうリアリティが欠損しているものがしばしばみられる。まあノベルは「絵空事」なんだからガミガミ言うなよって意見、見解もあろうけど、物語に入り込むには大事な譲れないポイントだ。異世界転生したら「病で人が簡単に死ぬ」って前提はどうしたって外せない。意外と漫画で読むと平気なことが文字の小説では兎に角気になってしまう。これもわたしの抱える「不治の病」なのかもしれない。幸い、「こだわる」という病はそうそう人を殺しはしないようなので助かっている。

 医業の向上が人を殺さないように生かしてくれる。
 だから子供をたくさん産む必然もない。一人か二人、産んで育て上げれば親のお役は御免だね、って社会になったのは、医療の進歩によるものだ、と言える。
 逆にそういう少ない「我が子」が死産でも、ひとりでもふたりでも死んじゃうとその苦しみは、大勢産んでそれなりに葬式を出すよりも強まってしまうものらしい。
 鈴木光司さんの小説、『らせん』だったかな、子供を亡くして苦しむ親の姿が描かれていたかと思う。
 水子供養というものもごく最近、昭和の敗戦後以降の習慣だと聞く。
 とはいえ我が子を亡くして苦しい、悲しい、という気持ちは、縄文遺物に子を模した木の人形や石や焼き物の意匠として今に伝えられている。……もっとも「感情」はそれら遺物を見物したこちら側が忖度して汲み取って思い描いたものなので「虚像」であるのかもしれないけれども。動機を推察した結論なので「虚像」とばかりも言えまいけど。

 医療の高機能化が人口減少を促進した……のだろうというのがわたしの見立てです。

 だから、病気に限らず、たくさんの人が死んじゃうとか、子供がうまく育たないとか、そういう社会の状況が強まれば、否が応でも人口は増加に転じざるを得ないでしょう、とも思う。まあちょっとアブナい考え方よね。穏当ではないよ少なくとも。

 ルーマニアのチェウシェスクネタを『ブラックラグーン』が双子の殺人マニアのエピソードとして描いてる。独裁国家が避妊禁止したってところを引っ張って来てこの作文に使う訳だが、人口増加の目的を叶えるために行った政策が、他の部分で軋轢を生むことをも示してくれているかと思う。

 なんやかんや書いたけど「人口減少」という現象は(駄洒落ではない)、わたしが提示した医療の向上、公衆衛生の向上が一つの要因だろう。別にも賃金安で結婚できない、だから子供が産めないし育てられない、という「風が吹けば桶屋が儲かる」理論の短いバージョンを提示して、経済政策を行い経済活動を活性化させ、賃金上昇させることが大事だ、と主張される方もある。それも一つの要因でしょう。
 国民人口の減少傾向を問題視することよりも、国民の厚生を今後もいかに高めていくのか、そのことを通じて国富「国民が経済を淀みなく循環させること」をこそ目的・目標に定めるべきではないのだろうか。と考える次第です。

 氷山「たとえ」で言えば、海面下の部分にこそ着眼して、状況分析し方法を選定するようになさっていただきたいものだがなあ、と思います。「ワニの口」詐欺に引っ掛かってはいけません。およ?「ワニ口」演芸の話題を無理やりくっつけてしまった(笑)。

(12023.01.16.月 追加)


072. 音素

 中学時代にピアノの鍵盤を指でひとつ叩いた。
 ピアノの音は美しく響いた。それはとても美しかった。

 児童時代なら、年代もあろうけど、縦笛だのハーモニカだの鍵盤ハーモニカにタンバリン、カスタネット(赤と青のあれ)だの、あートライアングルってのもあったか、あれらはそれ自身の単音の美しさをどれほど自覚していただろうか。

 オルガンは足で空気を入れねばならない構造であったらしい。縦型ピアノ風のオルガンは児童教室にせよ保育園にせよ先生の領分だった。

 楽器の音色は人間の「統制された」響だけれど、小川のせせらぎ、風のそよぎが耳元で奏でる音、草原を渡っていく音、大木を揺すって奏でる葉音の「美」は、楽器演奏で紡がれる美の根底にある「美」であろう。

 鍵盤を叩いて(叩くってほどじゃない、軽く押す感じ)鳴った音はわたしを圧倒した。
 音は音そのものにさえも価値と意味と美がある。
 ……まあ、そんなことを言ったところで「はいはい、そーですか、おつかれ!!」って受け流されるだけなんだろうなって初っ端から想像はこちらについてるし(苦笑)。

 でもさ、人が「美」としてことさら取り上げる「なにか」ってさ、厳密に文字表現出来ないだろうし、絵画でも、「音楽」としても定着・定型化出来ない、「あやふやさ」を常に携えているんじゃない? とか、思ったりするのです。
 こっち(主体としての「わたし」)が感動するならそこには「美」があるって想定しない訳にはいかんでしょ?いかでしょ?(懐かしの『イカ娘』風に書いてみた)

 ま。
 綺麗なものは誰が何て言ったって綺麗。
 感動させられたものは誰が何て言ったって「いい」!!!
 そんだけ。
 単純。短絡。単純(苦笑)。シンプル。

(12023.01.16.月 追加)


071. いとしい

 この音源、わたしはリアルタイムには見聞していない。そんな太古の(太古、言うな!)貴重?なソース。

https://www.youtube.com/watch?v=Gj3LK_ooMJs

 トークで「毎回、うまくいかない」なんて言っている。
 22歳時点らしい。「二十歳を超えて」発言もあるけど、まだ「アイドル売り」だったんだろうなと妄想すると、いろいろと感じ入る所が多い気がする。

 演奏の「質」は、今も色褪せていない、とわたしは思う。その意味で素晴らしい、素敵なYouTube動画のひとつだと思う。

(12023.01.16.月 追加)


070. 尖閣沖合@15日

令和5年1月の状況。1月15日時点。

・領海侵入の状況。
10日 4隻(時事通信報、滞在時間2時間)

・接続水域入域の状況。
1日〜10日の10日間 4隻(12月20日から連続21日間)
11日、12日の2日間 2隻
13日 4隻
14日と15日の2日間 2隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 13日に2隻が尖閣の沖合にまたやって来て、交代したのか補給したのか、14日には2隻が帰って行ったようです。……無理せず、残留2隻も「おかえり」いただいておkでございます。

 総合格闘技「たとえ」だと、日本国は組み敷かれて上からパウンドを食らってるわけではない。
 低空タックルって意味では昨年の台湾周辺武力誇示演習の「ついで」に日本国EEZへのミサイル着弾をかましたのが、「低空タックルへのフェイント」みたいなものなのでしょう。
 PRCの、CCPの下部組織PLAの、臆病すぎる過剰なミサイルは日本全土に向いている。それだけCCPにとって日本国の過去の武力は「恐ろしい」らしい。
 日本の極近所(尖閣の島々)にミサイル攻撃発射拠点が設置出来たなら、CCPとしては(まだ不安だけど)ひとつの安心を得るのだろう。
 盛んな「浸透工作」による日本の軍事・経済・世界政治上の「弱体化」は、それだけ「むかしの日本」に対するトラウマ・精神上の「傷」が癒えない現状を示している……んじゃないのかなーって思います。
 つまり尖閣沖合に船を無理して常駐させる態度そのものがある種の「告白」になっている気がします。

 ……日本に「ぶん殴られる」ことを恐れるよりも、日本に屈して(それは言い過ぎか)「仲良くする」方がPRCにとってもPLAにとっても、ましてやCCPにとっても好都合な「合理の判断」だと思うですが……チャイニーズとりわけ「北京エリート」の頭の中はよくわかりません。

(12023.01.16.月 追加)


069. 悪名轟くIMF(おいおい)

 過去に「やらかした」事例に枚挙のいとまがない。「枚挙の遑がない」なんて滅多に使える機会がない。……日本語変換ソフトが「まいきょのいとまがない」を「枚挙の糸魔がない」とか変換してくれる。ユーモア溢れる可愛いヤツである(怒り)。「遑」でも「暇」でも可。

 アジア通貨危機でコリア共和国(コリア半島の南がに位置することから「サウス・コリア」なんて略して言われる、日本の厄介な隣国)の国内経済をさらにしっちゃかめっちゃかにした、当人である。反省しないよねーIMFさんは。日本国の敗戦後の旧大蔵省・新生財務省とそっくりな行動様式でございます。EUさんも同類。どうなってるの? IMFに話を戻します。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023011600337
> 世界GDP、最大7%損失 貿易の「分断」で―IMFトップ

 こんなことを言っておられるようです。
 「テメーにだけは、言われたくない」と思うのはわたしばかりではないでしょう。そう信じたいの〜(なんの、誰の歌だよ)。
 時事通信の見出しの取り方が「へっぽこぴー」だってこともあるんだが、何だかとっても腹が立つ。

 GDPは「国、または地域」という中だけでの計測からの推測値だ。「世界GDP」って何だよ、って話です。「各国のGDPの積み上げたもの」かもしれないけれど、そんなものに何の意味がある? 「積み上げ」じゃなく「平均」なのかもしれないがやはり意味はないだろう。
 各国(あるいは地域)それぞれのGDPが下落する懸念ってことならまだ理解も示せる。けど、「あの(悪名高き)IMF」の言うことである。素直には受け止められない。

 まあわたしの中の「IMFに対する悪印象」の一番の論拠は経済学者(エコノミスト)にして政策にも参画した実践者の邦訳書籍だ。実際、通貨危機やアフリカなどの、ヨーロッパ・USA視点から「未発達経済」への自立支援の「長年の失策(施策と語呂をかけてみた)」だけでも、いくらでも難癖付け所がある。……なんで「無反省」なのか、なんで「改善しない」のか、憎悪を持って見詰めている。

 IMFばかりを悪く書いたけど、つまるところ「人類は、いまも『中世』」を抱えている」のだなあと、思わずにはいられない。ややこしい書き方をすると誤解を育むのでちゃんと書き直しておくと、1万年と2千年前の呪術な社会とちっとも変わってない。理性なんてものはことさら言うまでもなく、ヒトの発生とともにあった。合理の思考もあった。そして欲望は生物の本分だ。IMFのような、あるいはその他の「権威」の存続維持っていう、事実に対処することを妨害する「尿路結石」は自然発生する。イムホフ・カーシャさんの祈り虚しく、人は星にならず人として生まれて愚行を繰り返している。「愚かさ」を「愚かさ」と認知出来ないままに。これを故・談志師匠は「バカ」とおっしゃっておられた。人類総バカってことです。自分がバカなんだって認識を欠いた人がバカを実践しては人類全体の首を必死になって締めている。そんな戯画をIMFなり、日本国財務省なり、EUなりに見い出して「他山の石」と己を磨く「たし」にする態度が個人として取りうる「反抗」のひとつなんのだろう、とわたしは思います。
 暴け暴け、権威の「バカっぷり」を。

(12023.01.16.月 追加)


068. 赤い羽根

・赤い羽根共同募金
 個人、団体から寄付を募って、助成先は寄付を受け取った地域限定
https://www.akaihane.or.jp/bokin/

・赤い羽根福祉基金
 個人、団体から寄付を募って、助成先は日本全国
https://www.akaihane.or.jp/kikin/

 まあ、どっちも団体「赤い羽根共同募金」からみたら「募金」、お金を出す側からしたら「寄付」。寄付なので所得税の「控除対象」(ただし証憑類は必要なんでしょうね、寄附金控除なんて経験がないのでよく知らん)。

 「赤い羽根共同募金」の方の面白い特色は
> 寄付つき商品、ポイントなどでもご寄付いただけます。
ってところでしょうか。

 どちらも運用は団体「赤い羽根共同募金」となっているようです。ただし「赤い羽根共同募金」は都道府県ごとに支部のようなものがあって、都道府県単位の支部が地域内だけで完結する。一方で「赤い羽根福祉募金」のほうは「赤い羽根共同募金」の本体が募って日本国全体の福祉活動等に「カネを出す」格好らしい。

 Colaboが「東京都限定」なら、筋としては赤い羽根共同募金から助成するのが自然な気がしないでもない。……まあ赤い羽根福祉基金は「日本全体」が対象だし東京都も日本の一部だから理屈としては違えていないんだが。

 「募金」活動は目にする機会があるけれど、募った寄付の使い道や運用の図解などがないと今後「いや、あそこはちょっとアヤシイんで……止すわ」ってことになっちゃうかもしれません。最低限、「どういう運用をしているのか、実績や実態はどうなっているのか」を説明して寄付してくださる方の理解を求める姿勢は不可欠でしょう。いまのホームページを閲覧する限り、足りてないなって思いました。

(12023.01.15.日 追加)


067. ニック式の会話言語のフレームワークが面白い。

https://www.youtube.com/watch?v=V3VXe5kOxWc
https://www.sbcr.jp/product/4815608132/
『A4一枚英語勉強法』ニック・ウィリアムソン著 SBクリエイティブ 2021年 令和3年

 会話言語を「フレームワーク」として整理する手法は、英米語以外に応用が可能な気がします。ドイツ語版とかスペイン語版とか、欲しいかも。フランス語は……うーん(苦笑)。

(12023.01.15.日 追加)


066. 地球

 御歳、46億5000万歳だそうです。

 人類は物心ついてから1万年と2千歳くらいらしい。

 桁が違う。

 人間が「地球大気の底」の気温を継続して測定し、平均気温とやらを測定できるようになってから、はて、何年でしょうか?

 温暖化? バカを言ってはいけません。地球の中身は灼熱です。地殻が出来る前の地球は、どうやら火の玉ボーイだったらしい。いや女性?火の玉ガールかな。いやいや性別はないか。
 地殻が裂けて中身が飛び出したら人間なんて、ララーラーララ ラーラーです(意味不明)。
 地球に比して限りなく矮小な人類なんてものは、地面よどうか裂けないでと祈るくらいが関の山。豊富な「熱資源」すら使いこなせていないんですからね。

 二酸化炭素の大気中への排出も、メタンガスの大気中への排出も、大元を糺せば、太陽光線のエネルギーが転化したものだし、素材としては地球が提供したものでしかない。人類よ、なーに傲慢かましてんだよ、ってお話です。

 まあね、身体機能を統合という名で連動同期の調整臓器が神経繊維の末端で肥大化した奇形生物・人類の、妄想癖はその発生から定められたことだから、温暖化妄想に走る人々の気持ちが汲み取れない訳でもないんだけど、まあ「馬鹿も、休み休みに、言え」って感じでしょうか。妄想はほどほどに。さもないと風車に槍持ってロバに跨って突っ込む(そんなシーン、『ドン・キホーテ』にあったっけ?)ことになりかねない。本名不詳の郷士殿はそれで大怪我してましたよね?

(12023.01.15.日 追加)


065. 電力事業は最初から分業

 思えば「あかり」の供給が日本国内の電力事業の任務だった。古い家屋では配電が天井だけ、なんてこともあった。郷土資料館に展示される茅葺き屋根は、古しきゆかしき円筒状の碍子がいしで屋内電線を固定している様子が観察出来る。敗戦後も家屋として現役だったのかもしれない。

 古いテレビコマーシャルのキャッチフレーズに「わたし、作る人、あなた、食べる人」というのがあった。
 電力は、アダムスミスがピン(たぶん木造建築用の釘のことだと思うが)の製造工程が分業によって著しく単位時間あたりの生産量を増大させたことに感嘆するようなこともなく、最初から分業した事業だった。発電機をぐりぐり回して、作った電力は遠くに運んで使って貰わないと出来た側から失せてしまう。儚く消えるあたりに虚しさもある……気がする。
 電気、静電気に対比するなら導体内を流れる動電気とでもなるだろうか。「電流」って言葉もある。電気といえばファラデーさん。電磁気学の祖といって差し支えないかと思う。電力事業の発電の仕組みも電磁気現象の応用だ。化学反応で生み出せる電力の量と比べ、段違いに大きな電力を提供可能なのは発電機という道具だ。……とか思ってたら最近はテスラ自動車を駆動する程度の電力容量を持った電池も実用化されている。充電が必要だけれど。

 分業形態の供給側に位置する電力事業を消費側、つまりデマンド・需要側と一体とする統合をしてみたらどうなるだろうか。
 一家に一台、原子力発電所! とか 水力発電所! とはいかないだろう。火力発電所を小さくした発動機という道具はある。灯油だったかな燃料は。ガソリンは揮発しやすく、つまりは爆発の危険が大きいので……。自家発電は火力発電一択だろう。いまのところは。太陽電池って電力貯留がないと夜間という必要な時に電力供給が途切れてしまうからなあ。「寒さ発電」とか「暑さ発電」とかのが消費の都合に合ってるよね。寒い季節に熱源となり、暑い季節に冷却作用を発揮する、そんな道具があれば電力を仲介させる必要もないんだけどね。

 製造業の企業や鉄道事業の企業では自家発電はたぶん必須でしょう。鉄道は元から電力事業とは別に電力生産をしてきた歴史がある。
 ビルには「ボイラー」というものがあるそうです。こちらは電力を介在させずに熱を温水や蒸気として暖房や給湯、冷房(吸熱式冷凍機という装置で熱を冷気に変えるそうです)に用います。
https://toukablog.com/birumen-boiler/

 こうしてつらつら、いい加減に考えていくと、「電力」は「媒体」と言えるでしょう。
 どういう用途に使うか、天井照明なのか、パソコン駆動なのか、冷蔵庫やエアコン、掃除機の動力源なのか、スマートフォンの充電なのか、定まっていない。融通がきくって点では便利だけれど、大事なことは「使い道」の効能です。
 扇風機を回すか、恋人にうちわであおいでもらうか、経済学の思考として「効能」はどちらが高いだろうか。

 災害用の手回し懐中電灯や手回しラジオは「分業してない統合された電力」と言えるんだろうなあ。
 効能からそれを得るための元ネタを考えるとなにも「電力」だけがたったひとつの選択肢でもない。電力供給にしたってガス成分から動的な電子を取り出す術も今ではある(エコキュートとかそんなやつ。装置がデカいのが玉に瑕)。

 東京都の区部も、ヒートアイランドなんて事態を防ぐ意味でも「運河を再開発」したら、夏の暑さも冬の寒さも緩和出来るでしょうにねーって思います。……水運を増やすと河川から発生する昆虫類の問題も生起するかもしれないですけどね。そこは運河に鮒でも鯉でも放って養えばよいのではないでしょうか。ついでに産業化したりして。

 オチっぽく書き終えられなかったけどこれにておしまい。

(12023.01.14.土 追加)


064. 半導体とエッチング

 厳密に言えば「半導体」は素材の特性の名称。導体と絶縁体の間の特性をいう言葉だった。
 いまや半導体の性質を持つシリコン Si でこしらえた部品全般を言うようになっているらしい。……用途別にICとかCPU、GPUというのが「めんどー」になっちゃったんでしょうね(苦笑)。古くは「トランジスタ」なんて部品も、そういえばありましたね。真空管の代替品。それも今は遠い昔(おいおい)。思えば半導体が隆興したのは第二次世界大戦後のことですね。昔はコンピューターすら真空管と電磁リレーと、プログラミングは「線の差し替え」だったりした……なんて話題はコンピュータ全般のお勉強で教わってください。初っ端から脇道に入り込み過ぎ(苦笑)。

 集積回路からさらに進んだ高度集積回路なこんにちの半導体製品は、戦後に広まった回路の技術を基礎としている。絶縁体の板の上に銅材料を薄くコーティング。「結線」として残したい部分をさらに上からコーティングして不要部分の銅箔を酸で溶かして無くす技術が「エッチング」です。美術方面でも銅版画の技法で名称が出てきますね。電子工学のエッチングよりも美術のエッチングの方が古い。いわば先祖と言えるでしょう。用途というか目的が違うけど。
 この電子回路を形成するための技術を用いたのが「半導体」製品の高度集積回路です。かろうじて日本語の「回路」ってところい名残りがありますね。
 要らないところを「溶かす」んじゃなくて細いほそーーいレーザー光線で「削って無くす」感じです。以前はマスキングして電子回路のエッチングに近いことをしていたかと思います。が、いまや「配線部分」がナノメートルの世界。どれだけ細いレーザー彫刻刀が揮えるかって勝負になってます。……なんだか般若心経を米粒に写経する試合、みたいな気分になってきます。

 電子工学に限ったことではないでしょうけど、なんだか一見よくわからない技術やことがも、過去からの経緯や技術の積み重ねによる深め合いがある。たまーに「ブレークスルー」なんて突発の変化もあるけど、だいたいは過去からの流れの上にあるものです。工業関係でブレークスルーといったら建築だとコンクリート、ロボット工学だと二足歩行(常に重心を「崩し続ける」ことが「歩行」だという発見)が挙げられるでしょうか。電子工学関係でもそのうち量子力学・量子論の観点からの新しい素材工学を実用していくことにどうやらなりそうで、興味は尽きません。

(12023.01.14.土 追加)


063. 奥友志津子さん作品

 おお。
 アマゾンのキンドル電子書籍版で『ドリーマー』5巻(4巻までで完結、5巻は後日談の短編集)が読めるようです。
 守旧な秋田書店と奥友志津子さんがよく許したなあ(おいおい)。

 この際なので『砂糖抜きのコーヒー一杯』と『シルバームーン』もお願いします!!!!!
 最終話のアンジェラさんとシジフォスの神話な星子さん、好きなのよね。

 あと、コミックス化されてない、奥友先生作品もまとめて出して貰えると、それはとっても嬉しいかなって(まどか風)。

 秋田書店って、けっこう「漫画史に残る名作」が豊富にある出版社なんですよね。だから、営業として、「過去資産コンテンツ」を上手に提示出来たらそれだけで稼ぎが叩き出せる!とわたしは踏んでます。だってだって大好きだから。秋田書店の、わたしが知悉しているあれやこれやが。『エデンの戦士』や『百億の昼と千億の夜』のコミカライズ(小説原作などを漫画にすること)なんて他所の少年漫画出版社では手がけてないじゃん! 視点によっては「先駆け」なんですよ、秋田書店は!……ただ「価値観」には絶対という指標はないんでアレですが。アレってなんだよ!

 ともあれ、秋田書店はわたしが愛読する『少女聖典ベスケ・デス・ケベス』のキンドル電子版出版のように時代に適合してきた、そのことを思えば……まあ、いいか。

(12023.01.14.土 追加)


062. 北海道の江戸時代

 北海道には、黒曜石の産地がある。
 この事実だけでもアイヌ人が土着の人々の末でないことを雄弁に物語る、とわたしは思う。
 黒曜石は古い時代の有能な「刃物」だった。石で欠くだけで切れ味は蘇る。その代わりに黒曜石刃物はどんどん小さくなってしまうのだけれども。

 黒曜石の話題は出てこないけれども「江戸幕府がいかに北の守りを為したか」を語ること、それと現時点での北海道侵略に対抗するため「北海道正史」の理解を北海道民および日本国民全員に求めた書籍が『江戸幕府の北方防衛』(著:中村恵子 発行:ハート出版 2022年 令和4年)です。

 面白いよ。

 北海道の、その土地その土地の郷土資料にもあたっていて、本州住まいの人間からしたらその労力だけで頭が下がる思いがします。自分の地元のことだって、ここまでの熱意と丹念とで周辺地域も含めてまとめる気力は湧きそうもない。それだけ自分の地元への侵略が進んでいないのだと安堵すべきか否か。
 端っこから蝕む事実は「北方領土」(樺太・サハリンを含む)の事例からも明瞭だ。譲歩をすれば「つけこまれ」るばかりなのでしょう。歴史を眺むれば。

 北海道、そして沖縄もさることながら、今時点では「大阪府」圏の危機感が高いように思う。近畿圏「も」、阪神淡路大震災の被災の地であった。そしてあの傷は、あれからの復興は「うわっつら」は取り繕われたとしても背骨は痛んだまま、東日本大震災と違って、日本全国の課題問題としては「放置」されてしまったように思われる。阪神淡路大震災被災の「総括」としての収支、回復状況の調査分析と評価がなされたかと言えば、疑問符しか付かない。

 日本国の行政府のトップは内閣とやらであるらしい。その内閣のトップが「ウポポイ」などという国家分断分裂の芽を生やした。菅義偉! お前は国賊だ! とわたし個人が罵倒してもどうにもなるまいが、「ウソ」に寄り添い「ウソ」を擁護し「ウソ」をあたかも事実かのように扱うよう取り計らったバカタレ菅義偉を、わたし個人は許すことはない。歴史知らずの無能さをいまからでも遅くないので全国民に詫びを入れるべきです。そして、「ウポポイ」を少なくとも後発侵入民・アイヌをおおらかに許容しアイヌの生き方を尊重していた倭人政策を並べて示すべきです。侵入民アイヌの話は、それに先立つコリア半島亡命者である「渡来人」受け入れや、敗戦後に日本にとどまったコリア半島出自の人々とその末裔、さらにはブラジルなどへ移民した日本人の末裔の再来入の人々との「共和・共存」を歴史事実を踏まえて後世に伝える営みをこそ現代の日本国行政府は「子孫への責任」をまっとうすべし、なのだと思います。……ますよ? おぼっちゃまさま、岸田文雄さま。……足元のおぼつかない、うわついた戯言を騙る前に、やることは山積みだぜ!

(12023.01.14.土 追加)


061. 『学者の暴走』の感想など

 掛谷英紀さんの『学者の暴走』(育鵬社/ 扶桑社 扶桑社新書 378, 2021年 令和3年)を読んだ。
 図書館から借りたんだけど、けつかっちんだった(借りたい人の予約待ち行列が発生した)んで速攻読んで返却した。

 内容は令和3年の状況にモデファイされているけれども『学者のウソ』(掛谷英紀 ソフトバンク・クリエイティブ ソフトバンク新書 031 2007年 平成19年)と同じ……なんて言ったら言い過ぎか。

 これら2冊もまた掛谷さんの視点で描かれたナラティブである。とか書くと掛谷さんとしては不本意に感じられるのかもしれない。「科学」の根本を、わたしも信奉している。その一方で「相対視点も」わたしの道具だと思っている。その意味で、「ますます困難になる科学、そして社会」の警告を込めた主張の中に感じ取れる悲観を、三天結盾さんてんけっしゅん!わたしは拒絶する!(ネタが古すぎる 苦笑 引用元『ブリーチ』)ってな感じです。
 陰謀でもなく妄想でもなく「事実を論拠に」書かれているってことにわたしは同意します。もちろんですとも。

 とはいえ「実在」の話題はちょっと理解が「浅すぎる」なあ、とは思うのです。難癖ってことではなく、成立した時代や社会の文脈を無視する愚を、現時点の「いわゆる左翼」の人々と同様に犯しているんじゃなかろうか、と懸念した。心配した。そこだけ、わたしの心に引っ懸かった。ざくっと「悪い意味で」刺さった。
 その一点以外は、わたしの理解が及ぶ限りにおいて掛谷さんに賛同します。科学研鑽当事者の事情については学会外のわたしには「知るよしがない」ので記述を「鵜呑み」にするよりない。学会が閉じている!と非難する気はない。ただ、もう少し、世間全般に「開く努力」はすべきだと思う。そしてこの「広報努力」はあらゆる組織について言えることだと思います。風通しを良くしないと風呂場はカビるものです。風通しは「思わぬ余録」も得られたりします。室内観葉植物には水と光以外に「呼吸のための空気の移動・循環・交換」は必須だ、というのに似た話だと思います。

 社会の「健全」は、明け透けな、無差別、無分別な、「互いの放言」があればこそ保たれる、とわたしは信じます。どっちかっつーと「排除される側」な、つまはじきものっぽいわたしとしたら、なんでみんな「死んだ目」をしてるの?って思う。人間なんて「生まれて生きて死ぬだけ」なんだ。だったら「自分の存在意義」は「自分固有の視点を皆に提供する」ことの他に何もない。同じようにみて同じように振る舞って同じように発言するだけなら、「自分がここに居る意味」なんて生じようもないではないか! と掛谷さんのご著書の見解を離れてわたし個人の意見・見解を披瀝してみたりして(苦笑)。

 言いたいことも言えない人生、やりたいこともやれない人生、そいうものを振り払ったあり方が「近代」であり、さらに進めた「ポストモダン(近代の先)」であったハズです。進歩(人によったら「進化」というかも)の先に、独裁と全体主義な「封建への回帰」があるだなんてのは、少なくともわたし個人は「認めることが出来ない」です。おそらく多くの人も、掛谷さんも賛同していただけるかと想像します、が、人のことはわたしには知り得ません。ただ(『百億の昼と千億の夜』の)転輪王のように、そうあれと「願う」ばかりです。

 ……わたしの中には漫画の『百億の昼と千億の夜』と同じ重みで奥友志津子『ドリーマー』があります。奥友の短編漫画の中で紹介されたカミュの諸作品もわたしの根幹のひとつです。抑圧に対する「反抗」と「連帯・紐帯」を、わたしは全人類に「押しつけ」ます。その意味でわたしは「暴君」です。でもこの独裁は「君は、君らしく生きて死ね」という定言の命令以外の何も拘束はしない……とか、昂って書いてしまったが、まあ、わたしの書き物は話半分でひとつよろしくお願いいたします。

 掛谷さんの本は、一読の価値はある、とわたしは推薦いたします。

(12023.01.14.土 追加)


060. 「スキ」不要論

 論じゃないけど(おいおい)。「論」をエッセーとか私見とかにしちゃうと「しまらない」じゃん? 格好付けてぇんだよぉ〜って感じ? セオリーが「単なる屁理屈」だったいるすからなあ(苦笑)。「数学」でソレやったら全世界の数学者からフルボッコだぜ。モダン・マネタリ(マネタイズ)・セオリーなんて「学説以前」だぜ(なんの話をしてるんだ?)

 まあ「スキ」ラベル付けは要らないだろ、という意見表明。前にも書いた。蒸し返し。「蒸す」なんて調理は電子レンジ以外でほとんどやらんが。

 「表現の場を提供する側」が、表現して利用してくれる人に「動機付け」をするために「バッヂの付与」とか「スキの数量計量化」を仕組みとして入れたがる気持ちは汲むよ。うん。でも、わたし個人にとっては「ノイズ、騒音、不用物」だなあ、と思う。数量計量の点では「閲覧数」の方が気になる(苦笑、世間体、気にしてんじゃん)。

 ということで「スキ」を廃止せよ!ということではなく、単に、個人の見解として「いらんがな」ってお話です。尻すぼみ。
 でも、いざ無くなったら無くなったで「寂しく思う」んでしょうかねえ。わかりません。

 表現する動機は、わたしにおいては「外部から与えられる」ことに興味がない。強制も強要も、むしろ断固拒絶、である。たぶん。お金あげるからかいてってなったら揺らぐかな(苦笑)。そこは「自己評価金額」と「報酬金額」とが著しく乖離してないなら受けるのかもしれませんね。他者評価は低そうだ(泪)。泣き濡れエンド。

(12023.01.14.土 追加)


059. 人への親切は鬱に効く?

 意識が自分自身に集中するのを、他所に外に、自分以外に振り向けることで緩和する、って意味では効果はありそう。なんにしても「気持ちの切り替え」は大事。

https://nazology.net/archives/120256
https://nazology.net/archives/120256/2
『ひとに「親切にすること」はうつ病の治療に大きな効果がある!』

 鬱は「心の風邪」なんて言い回しもある。誰でも罹患する(これを「やまい 病」と認知するのであれば)し、誰でも治癒する、とわたしは思う。
 臨床心理学・カウンセリング方面の「面倒な単語」がオンパレード(苦笑)だけれど、まあ、「考えるな、感じろ」っぽい、ブルースリーちっくな態度が大事なんじゃなかろうか(てきとーなオチ)。

(12023.01.14.土 追加)


058. 経文

 バイブル・新約聖書は、キリスト教の経典ではない。いやまあ、ローマ・カソリックが、ローマ・カソリックこそが、ローマ・カトリックだけがキリスト教だ、と狭く定義づけるなら紛れもなくキリスト教の経典と言えるだろう。けどまあ、古代ローマ帝国が「国の宗教」に定める前段として文献を整理して「創作」されたのだし、其意味ではナザレさん没後にナザレさんの後継者たちが方々でそれぞれに活動した(外から言えば「布教」、内部としては後世に言うところの「伝道活動」)。それら雑多なあれこれを取りまとめたのがバイブルの新約聖書の部分だった。
 何語で書かれたか。ギリシャ語?ラテン語? ユダヤ人の言語ではなかっただろう。なにせ「ローマ帝国の国家としての宗教の経典」なのだから。厳格にはラテン語で書かれただろうし、一般向けには一般人が読める言葉で書かれ広まった……訳ではないだろう。結局、後々司教となっていく教え導く聖職者が理解できるテキストであればそれで良い。宣教は口頭で事足りる。つまり文字より会話、演説や説教が通じれば事足りる。
 そう言う意味でローマ・カソリックという教えの「アンチョコ」として機能すれば事は足りる。それが聖書・バイブルであった……はずである。

 まあ、言いたいことは原典ではあるけれど、そんな由緒正しい原典ってほどのこともないよね、編纂時点でローマ帝国に都合に合わせて取捨選択されたし、当時の聖職者同士の暗黙の了解事項ではなく、備忘としての要素が強いよね、みたいなことです。
 ドンジリにヨハネの黙示録は厨二病(当時はそんな名称じゃない、平たく言えばオカルト愛好者程度)御用達文献だった。それもそのはず、人間の性質・本質がそこには色濃く滲んでいるからだ、とわたしは思うのです。
 アレ(ヨハネの黙示録)のオチは、生者も死者も神の裁きの後、神の王国に入ることを許されるものと許されないものとを選別して、神の王国は1000年(これは「永遠」って意味)反映するよねー……安易だなあ(苦笑)。それに先立つ災害、偽の預言者い偽の救い主、獣などなどがオンパレード。ザ・ハルマゲドン・ショー! それらはすべて主の思し召し、神による総合演出である。……だって主の御使い(いわゆる天使)が天空でラッパ鳴らして開幕するんだもの。
 ……実際におきることのように描いている「ヨハネさんが主に『見せられた』幻想」は、実のところはなんだか「人間そのもの」の性質を明らかにしているかのように、わたしは最近思われてきた。なんのことはない、仏教の「悟り」とか「涅槃」とかを娯楽性たっぷりに戯画も込めてスペクタルに「話を盛った」んじゃなかろうか。……確かにそっちの方が興味を引くだろうし。実際わたしも面白がって読んでた訳だし。
 バイブルの出自は布教する司教司祭の弁舌のための手引きであった。ならば書かれていることは布教する個人の中でエンコード(理解と解釈)されてアウトプットとしての説教となる。聞き手を面白がらせる部分、唸らせる部分、感心させる部分を会得させるため、編纂された物語は「視覚を重んじるかのように」書かれている、とわたしは感じる。その真骨頂が「ヨハネの黙示録」に一番色濃く示されている……と思うのです。

 ヨハネの黙示録は、なんだかあたかも「善と悪の世界の終わり大戦」みたいなんだけど、よくよく考えるとこれはおかしい。
 人類を滅ぼすのは常に主(神)であらねばならない。ユダヤ教のタナハ、バイブルにおける旧約聖書部分には悪は出てこない。いや、正確には万能の主(神)こそが善性であり悪性である……かのように描かれている。
 ナザレさんことイエス・キリストさんを荒れ野で試すためにやってくる悪魔さんは、わざわざ主(神)に許可を取っている。
 善と悪の対峙だなんてまるで拝火教ではないですか!

 ……とうことで「悪魔」があるとしたらそれは「神の中」にあるし、神が神に似せてこしらえたという「人間の中」にある、ってことです。
 神はどうか知らないけど、人間は自分の中の「善性」だけをかき集め「悪性」は押し込めるか外へと投影して自分の中から排除してしまう。人間が悪を見い出すのは常に「自分の外」です。……だからここに「原罪」がある、なーんて言い回しも出来るのかもしれません。んなこと言ったら、主(神)もまた原罪を負っているってことになっちゃうので正当なキリスト教者であれば、オマエそれは断じて違う!!!って怒られちゃうんでしょうけどね。主(神)に全てを委ねる、日本仏教っぽく言えば「他力本願」ってやつですね。主(神)の奴隷なんて言い方もキリスト者は派閥の別なく好きらしいし。

 ……なんてなことを書いてみました。

 発端はこの動画。
https://www.youtube.com/watch?v=goKjjEX4ftI

 「ヨハネの黙示録」という寓話めいたテキストには、それは「予定表」だという見方もあれば、将来現れ人類の存続を脅かす「獣」を警告しているという見方もある。
 ……でもキリスト者にとっては最終的な「救い」として「神の国」に入る方が「教えに殉じる」態度ではなかろうか、などと外野のわたしは思ったりします。まあキリスト者からしたらわたしなんざ「異端」どころか「アウト・オブ・眼中」な存在です。キリスト教、ユダヤ教、イスラームにすら改宗しない、野卑な存在でしょうね。
 ……悪を「自分の外」に投影する人間の癖に沿って、人間の善性・主・神を「自分の外」に見い出した宗教がこの三つのあり方なんでしょうね、たぶん。

(12023.01.13.金 追加)


 耳なし芳一の身体に書く文字が、バイブル・アラム語かラテン語、あるいはクルアーン・アラビア語だったら、また別の味わいが醸し出されそうです。まあ仏教経文だったとしても、どの経なのか、梵字なのかなんなのか、と考えると又寝らんなくなっちゃう(って、毎度寝てるだろ)。
(12023.01.13.金 追加)

 「般若心経」だったようです。だからたぶん漢字だね。全身だから同じ文を繰り返し繰り返し書いたんだろうね。ご苦労様なことだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/耳なし芳一
 般若心経の最後はマントラ(真言)という呪文になっていて、けっこう面白い。ブッダ(シッダルタ)さんは一説にはマントラ禁止!とか言ってたらしいことを思うとなかなかに面白い。
(12023.01.13.金 追加)


057. 「はせ日記」

 馳浩県知事のブログ。たまに読むと面白い。
https://ameblo.jp/hase-hiroshi/entry-12784024030.html
令和5年1月12日

 昨年はいろいろと渦中で月刊誌『正論』の連載記事も途切れて心配だった森さんとの、なんのことないやりとりがおさめられていて、なかなか興味深い。正論誌面の記事も編集部による聞き書きなのだろう。けど聞き取る側が異なるとこうも味わいが違う。

(12023.01.13.金 追加)


056. 尖閣沖合@12日

令和5年1月の状況。1月12日時点。

・領海侵入の状況。
10日 4隻(時事通信報、滞在時間2時間)

・接続水域入域の状況。
1日〜10日の10日間 4隻(12月20日から連続21日間)
11日、12日 2隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 北京指令だとしても補給を思うと、敵対勢力ながら「死んじゃわないか?」と心配になる。要員交代も補給も船舶を行き来させてロジスティックスを担保してんだろうけど……日本国の方が断然近いんだから運用を思えば「無理すんなよ」としか言いようがない。

(12023.01.13.金 追加)

 令和4年11月、12月の状況を見ると「6.5週間程度」の滞在能力がある。1ヶ月超、2ヶ月未満という感じ。途中船舶や要員の交代、物資の補給はあるんだろうけど、なんだか「やる方」も大変そうである。船出すだけでも「油(燃料)」は食うし。大陸の母港に戻ってこられるだけの燃料はとっておかないといけないだろうし。
 深夜の公園にたむろする若者を散らすために「マスキート音(蚊の翅音よりも高周波の音)」をスピーカーで鳴らすという話があるが、無線通信妨害のために強力な電磁波を浴びせかける、非殺傷のイヤガラセくらいは日本国行政府はすべきではなかろうか。

(12023.01.14.土 追加)


055. 尖閣沖合@11日

令和5年1月の状況。1月11日時点。

・領海侵入の状況。
 ※ 海上保安庁資料が訂正されました。
 10日 4隻(時事通信報道では滞在時間2時間とのことです)

・接続水域入域の状況。
 1日〜10日の10日間 4隻(前年先月20日から連続21日間 4隻)
 11日 2隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 半月以上1ヶ月未満も滞在したら、流石に運用面で支障をきたすんだろうなあ。乗船員がどこの出自か知りようもないけど、コメ食いたい小麦食品食いたい、そんなのも有るであろうと妄想する。
 2隻が帰って行ったらしい。
 「バカなことをやっているなー」と日本国内からわたしは見て思うけれど、バカをバカなりに無能下劣のままに押し通した古代モンゴル方式(漢人方式ではない)を当代キンペーの号令一下、貫き通して、領海採油独占に続いて尖閣も、沖縄、北海道、大阪も、独裁支配の下に置けるのだ、などと野心を増長、養うことを断固として妨害することこそが、日本の存続と国益と日本国内の富を養い増やす方途であろう。
 ……議員外交の活発を、いまのところ、わたしは好感しております。

(12023.01.12.木 追加)


054. 境界

 「境界」と名のつく作品を、わたしはみっつしか知らない。
 『境界のかなた』『空の境界』『境界線上のホライゾン』。高橋留美子先生方面の作品をわたしは見聞していない。『犬夜叉』あたりが最後かな。友に勧められた『人魚の森』シリーズあたりは数編みた気がする。『メゾン一刻』は宴会シーン以外はほぼ知らない(おいおい)。たぶんわたしの愛好が「ごちゃごちゃした感じ」にあるのだと思う。高橋留美子作品に対しては、いい加減で適当なところが好きらしい。『うる星やつら』の歌が好きってのもあるかもしれない。友は「めがね」(CV.千葉繁)のキャラクター性がいたく気に入っていたらしい。わたしには「推し」はなかった。いかなる作品においてもわたしには「推し」がない。作品そのものしかなかった。だから友の気持ちは「びたいち」理解が及ばなかった。「型にはまった」存在に皆目興味がなかった。その意味では「忍さん」あたりがわたしにとっての推しだったのかもしれない……ピアノを持ち上げるまでの短い間だけ。

 前振りだったのに長いぞ!わたし。

 皮膚の話をするつもりであった。

 人間はドーナツ状の存在だ。言って仕舞えば「くだ 管」。トーラスだ。土管とかヒューム管とか塩ビ管と同じ存在。そして「表面」はすべて皮膚である。皮膚が人間人体の「うちとそと」とを隔てている。胃とか腸とか「体内」だってことになってるけど、人体からすればそれらは「外」である。
 女性器の中にせよ喉奥にせよ(肛門は常に閉まっているので内奥を見聞する機会はほとんどないだろう)赤みがかった独特な色味を帯びている。これは手指とか腹や背などの外的刺激、もっぱら太陽光線による周波数の異なるさまざまな電磁波に苛まれ蝕まれることに対する方策の必要がなかったことに、どうやら起因するらしい。喉奥も膣内も太陽光線にさらされ続ける構造であったならば手指などの外皮同様の防御をすることにおそらくなるだろう。そうでなければ生物の種として滅び去って居場所を別の生物種に譲り渡すことになるのだと思う。……セオリー・「論」の与太を語る(騙る)のは人間の生物としての特性である。セオリー・論という「見立て」は、物事そのものに対する極狭い方向から当てた光から観察した、極狭い理解、極狭い機能、極狭い特質、極狭いあり方でしかない。人類は「万能」の夢をみる。そこにユダヤ・キリスト・イスラームの神が屹立する。……その「神」にすらも不備が存在するのだが……ぶっちゃけ、最初に「言葉なんかあるわけがない」。人間とは「生き物の端くれ」でしかない。
 土地土地の様々な神話は、その神話が発生した「当時の状況」を是認するため、そのためだけに「創作」されたに過ぎない。
 無論このことで「無意味」だなんて言わない。粗大ゴミに出していい、とわたしは言わない。すべてには意味がある。すべてには価値がある。それを見出す機会を未来に「貴重な資産」として残すことは極めて、ほんとうに極めて重要だと思う。オチは子孫に(たのしみとして)残す、そんな余裕、大事よね。どーせ今今の僕らの能力には限りがあるのだし。

 うーん。
 単に、手指の荒れの話題を書こうと思って始めたのに、どうしてこうなった? いや、「こうなった」ことはわたしとしては「嬉しい」んだけど。

 逸れた方向で、わたしなりに「極める」方が人類遺産としては価値が高そうなんだけど(わたし個人の見立て、評価)、当初の目的の貫徹を目指すことといたします。

 皮膚、上皮の「せめぎ合い」は、わたしという個体に「痛み」を覚えさせます。荒れた皮膚から血が出る。血は流動を保ちつつ傷から溢れたら固形になる。血小板ばかりでなく血流には繊維となる元ネタが存在する、という話を小学生時代に最寄りに建った図書館の子供向けビジュアル書籍で知ったのです。あれは鮮烈だった。
 血液の四分類、赤血球、白血球、血小板、血漿。その「その他大勢」みたいな血漿にこそが止血の主役だったのです。ヒサ擦り剥いて出来た「瘡蓋 かさぶた」は血漿に含まれた繊維を形成する成分のおかげだったのです。

 ……いまもときおりひび割れて血が滲み出るわたしの手。
 それを痛みとともに、あるいは無痛の内に発見するたびに……身体機能よりも子供時代にみたあの書籍のことをつい思い浮かべてしまったりするのでした。
 いい歳してアレを再覧したいと、ほんのちょっと願ったりするのだけれど、便利が行き届いたグローバル・インターネットのこの時代においてなおそのささやかでどうでもいい願望は達成されていはいないのでした。
 過渡期の中で「失われていく」ものの小さくないであろうことを、ただただわたしは憂う次第です。

(12023.01.12.木 追加)


053. 経済学者の倫理

 政治経済という学問の祖先はアダムスミスの『諸国民の富(邦訳題名のひとつ)』である。『国富論(邦訳題名のひとつ)』と改題されたのは「しょこたんの富」と誤解されないように配慮したのだろう(ちげーよ)。

 『諸国民の富』に学んだアダムスミス学派(当時、アダムスミス学派以外の経済学の学派ななかったからそんな名前では当時は呼ばれていない。ましてや現在おや。アダムスミスの流れを汲む学説派閥は古典的経済学、新古典的経済学と呼称される)にとって「経済の倫理」も「経済学の倫理」もすべてアダムスミスが「すべて追求し尽くしてしまった」という認識であったように思う。むしろアダムスミスから始まった経済学は、暗黙の倫理認識、倫理認知があった、その上での「国の経済」「外国との交易の経済」の探求に進んでいった。……そおしていつしか、暗黙の大前提であった、アダムスミスが公にした倫理は忘れ去られていった。経済学は「魂の抜けた仏像」となっていった。

 科学という学問分野で「倫理」が問われ始め常々の議論が繰り返されるようになったのは、第二次世界大戦、とりわけ原子核力爆弾の登場に人々は、政治家たちは、そしてなにより加担した科学者たちは恐怖した。ひたすら進歩主義、探究により細分化複雑化の道を邁進した「科学」の前に、人間の悟性、感性、野生じみた性質という決して「進歩しない」ものが立ち塞がった。人間の性質は多少は変化し改善したかのように思われたとしても、本質は「暗黙の人間性」という枠組みの外へは飛躍することがない。「科学」が振り落とした「哲学」や「倫理学」が必要となったのだ。
(倫理の議論は、高橋洋一先生の「そんなの簡単だよ」という具合にはいかない。議論・ディスカッションによって一定の合意、賛同、価値を得る営みは「簡単」にはいかない。繰り返し繰り返し、都度都度、「し続ける」ことの中に価値がある)
 そしてそれはさまざまな工学分野にも言える。工学の上に立つ様々な製造産業、維持することが大切なインフラストラクチャー産業・国家の社会基盤産業にも求められていることだ。

 「経済学」はさまざまな知見を積み上げ、過剰なインフレーションやデフレーションを避ける術を編み出した。にもかかわらず、「経済合理を追求するのが人間だ」という短絡の人間観を前提に置いてしまったがために、「人々の厚生の追求」が置き去りにされてしまった。矮小な一分野の中に「厚生」は押し込められてしまった。暗黙の大前提であった、アダムスミスの「倫理」は忘却されてしまった。……その反省からか近年はアダムスミスの市販出版第一弾の本は新訳邦訳も日本国内で出版され、読まれる方も増えているらしい(どんだけ売れて読まれているかは知らないが)。

 経済倫理学ないしは倫理経済学、厳密には「経済学」倫理学とすべきだろう、だって「科学倫理」って言うのだもの、その「深掘り」議論がいまや必要だ。経済学はいまや人類全体にとっての最大の脅威だ。それは核爆弾の製造と運用に匹敵する存亡危機を招いている、と考えるべきだろう。
 経済学者には「人間の存在」に対する深い理解と見立てが根底根本根源として必要です。経済学の入門書はそれを置き去りにしいてる。と、わたしには見えます。
 経済学には科学、数学のように「積み重ね」て教える、教わる面がある。とはいえ、倫理教育をしないといのは教え教わる人間の責務を放棄していると言わざるを得ない。

 経済学倫理のテキストには、まあ日本の「商人哲学」が最良かもしれません。西洋経済学の、「欲望追求の合理思考」に対する対抗馬にもなって、バランスの良い経済学の発展にも貢献するようにわたしには思われます。

(12023.01.12.木 追加)


052. 尖閣沖合@10日

令和5年1月の状況。1月10日時点。

・領海侵入の状況。
 時事通信の報道では 10日 4隻
 海上保安庁資料では 0隻
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023011000665

・接続水域入域の状況。
 1日〜10日の10日間 4隻
 前年先月20日から連続21日間 4隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 報道と公式資料で齟齬が出ている。どっちが正しいのか。2時間程度では「侵入」と認知しない方針なのか、定かではない。

https://sp.m.jiji.com/article/show/2878314
> 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、4隻は午前10時半~50分ごろ、魚釣島西南西の領海に侵入。午後0時15~30分ごろ、南小島南から領海を出た。

(12023.01.11.水 追加)


051. 企業の継続性

https://www.youtube.com/watch?v=lO_o-8M0J0A

 PRC/CCPに企業進出したければ「技術情報を開示せよ」。ついでに経営陣にCCPの党員を入れろ。
 ……ドイツの剃刀は刃の部分だけはドイツ自身が製造しチャイナに刃物製造技術は流出させなかった。
 一方で日本の真空保温水筒の金属加工技術は流出させてしまった。

 でも、真空保温水筒本体の技術は漏れたし、廉価で作って売ることは出来るけれども、交換パッキンの提供をPRC企業は出来ない。

 「グローバル化」の投資は、投資というよりは投機に近い性質であるらしい。短期間、10年未満の短い期間で、最上のベネフィット(見返り)を求めて投資する。企業を「丸々太らせて、食べる」ことにしか興味がない。それは事業を何十年も何百年も続けさせて利益を継続して得ることに興味がない、ということだ。
 チャイナ企業が水筒のパッキンを提供しない様子に、このグローバル投機的投資の姿は重なってみえる。

 昭和の、朝鮮戦争で日本国内経済が潤った時代には、「成金」という蔑称があった。朝鮮特需で勃興した資産家のことを言っていた。「泡(あぶく)銭」で一代で築いた富をやっかみを込めて陰口を叩いた、という感じだったかもしれない。陰口にある程度の論拠があったのかもしれない。

 継続性が商売や産業の唯一の価値ではない。けれども、売り手と買い手がなければ経済は成り立たない。ある程度は互いに「そうそう変化しない」程度の信頼はあった方が安心して取引ができるというものではないだろうか。
 店舗あり小売店や年に一度は尋ねてくる富山の薬売り(いまどき、あるかどうかはしらない)は「継続性」を相互に期待し信任していればこそ成り立つのではないだろうか。

 と、ちょっと思った。

(12023.01.10.火 追加)


050. PRC/CCPの危険な賭け

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023011000654

 コリア共和国と日本にだけビザの発給を停止した、という。
 たぶん、ゴリ押しすれば言うことをきくと「舐められて」いるんだね。

 欧米その他が先手を打ってPRC/CCP向けのビザ発給を「全面停止」するきっかけをわざわざこしらえてしまったように見えるんだけど……大丈夫?

 まあ、タイ王国とかめっちゃ弱腰ちっくな国もあるんで、世界全体がPRC/CCPを「封印する」って事態にはならんだろうけど。
 でもPRC/CCP向けの投資は敬遠されるようになるんじゃなかな。ウォール街に見限られたら今後どうやって喰ってくつもりなのやら。

(12023.01.10.火 追加)


049. 宗教かー

 『カラマーゾフの兄弟』は読んだことがない。長いし。ドフトエフスキーで読んだことがあるのは『罪と罰』だけだなあ。たぶん。しかもNHKだか民放だかのラジオドラマがきっかけだった。手紙の部分、長すぎ(苦笑)。

 さて。
 わたしの宗教は、たぶん家が神道(神社とかそっちの)。なにせ父の父は神官(神主)だったらしい。戦争で逝っちゃったけどね祖父は。草履とかばかり履いて人生を渡ってきた神官にとって軍隊の靴とかめっちゃ靴擦れしたらしい。祖母談。

 なので、ヘブライ方面の宗教3個はどれも耳学問。高校の倫理社会とか、ミーハーなオカルティックな興味からのヨハネの黙示録やら旧約(タナハ)のこれまた黙示録や創世記あたりがツボだった。そんな時代もあったとさ(おいおい)。
 なのでこちらの文章は、まあ「織り込み済み」な感じです。

https://shakuryukou.com/2020/04/27/dostoyevsky2/

 ローマカソリックの成立をもってキリスト教とやらの形が定まった。そしてそれは贖宥状みたいな「ご商売」ともなっていった。王様を支配する感じにもなった。わしゃ離婚すんじゃい!とイギリスはイギリス国教会とかに分派するし、贖宥状って理屈似合わないですよね(論破!)とばかりにプロテスタントが出てくるし、アラビア半島では洞窟引きこもりがコーランを「書かされて」イスラームを始めちゃったり(時代が前後してるのはご愛嬌)、翻ってニーチェは「オレ様教」みたいなことを言い出したり、ヘーゲルが出てきたり、アダム・スミスが封建社会の変質の中で「次の時代」の倫理を大学で講義したりして、すっ飛ばして今に至る、って感じでしょう。雑だなあ。我ながら。
 ローマカソリックが権威主義な団体として自分達の組織をある種「神格化」していったのは歴史上自明。でも外から眺めてわかることが宗教信仰として中に入って、しかも理屈で考え続けていったら、まあドフトエフスキーの「書きっぷり」にならざるを得なくなるんでしょうね、と思う。

 でもまあ、ローマ帝国が「国の宗教」と定めて、それをヨーロッパのローマ帝国植民地に広げ、ローマ帝国が滅び去った後も宗教として残り、帝国主義国家として「布教による心の支配」と「植民地支配による略奪」とを推し進めた結果として、世界のそれぞれの土地にカソリックは根付いて行った。それは土地にそもそも存在した宗教との「習合」として変質したキリスト教とならざるを得なかった、とわたしはみています。……世界宗教を標榜するイスラームなんて「土地ごとのカスタマイズ」の融通がきく仕組みになってるんですよね。宗教指導者がコーランと、なんかもうひとつ書物があるらしんだけど、それを「現実の具体」に適応する「ショックアブソーバー」みたいな役割を担っている……らしいです。耳学問。

 だからドフトエフスキーの、「頭でっかい」な理屈の追求は、それはそれで「面白い、興味深い」と思いつつ、大審問官のエピソードは「それは、それ」だとわたしは思います。キリスト者でもないしねー。「ナザレのおっさん」(没したときはまだ20代か30代だったっぽいけど)と「救い主」殿のことを見てますし(ガチでマジな信仰してる人に怒られるんだろうな、こんなこと書くと)。

 たったひとりの、ひとつの、個人の側だけに立つならば、宗教を捨ててます、無宗教ですと主張したとて、その人の中には確実に『宗教』はあるもんだろうな、と思ってます。逆に、信仰してます、宗教持ってますって主張する人も、実は言葉で説明しているような『宗教』ではないんじゃないかな、って思っています。宗教はしばしば集団というか徒党を組むような面がある、その一方で、どこまでも孤独で、どこまでも「たった一個の自分と向き合う」もの……だとわたしは思います。

 つまるところローマカソリックやイスラームは「封建」という社会の仕組みを維持するための道具だった……って面が強いかと思いますよ。こんなこと書くとやっぱり怒られちゃうかなあ。でも、ユダヤ教もキリスト教も、ユダヤ教やキリスト教を参考に発生したらしいイスラームも、「社会組織や集団の統制」が根底にあるでしょ? だから、「集団と個人」の、どこまでも埋められない、埋めようのないズレは永遠に付き纏う……じゃないでしょうかね。どこら辺で「折り合いつける」かの問題へと矮小化していくより方途がない、というかなんといか。

(12023.01.10.火 追加)


048. 首振る鳩

 鳩の目玉は固定されているのだそうだ。
 だから物を見るのに頭全体を動かす必要がある。地面の餌を探すのに視界を移す必要があるがそのために、あの独特な首振りをしているんだという。

 そういえば鳥ってみんな眼球固定かな。梟なんかは首が自由自在に捻ったり回したりしてるし。お魚なんかも眼球固定か。昆虫も。動物で目玉が動かせる方が珍しいのかもしれない。
 人間も眼鏡使用だと視野はそこそこ広くとも「ちゃんと見える」のは真っ直ぐの先に限られるだろう。レンズの縁では像が歪むから。と、すると、人間でも鳩を模して首振った方が……いやいやいや、そんな馬鹿な。

 こどもの頃、おばあちゃんの家には「水を飲む鳥」というおもちゃがあった。あれは首どころか身体全体を振ってたな。

(12023.01.10.火 追加)


047. 尖閣沖合@9日

令和5年1月の状況。1月9日時点。

・領海侵入の状況。
 0隻

・接続水域入域の状況。
 1日〜9日の9日間 4隻
 前年先月20日から連続20日間 4隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf
(ヘッダー部分の表記が更新されてない。担当者さん、しっかり!)

 毎日毎日缶詰ばっかり食ってんだろうか? まあ船が無駄にでっかいらしいので食糧も燃料も沢山積めるのかもしれない。

(12023.01.10.火 追加)

 10日。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023011000665
 2時間うろついたという。
 「無害通行」と言えるのかどうか。岸田文雄の留守になんてことをしやがる。日本国に「も」外務大臣、みたいな人がいるので、彼に猛烈抗議を期待したいものです。
(12023.01.10.火 追加)

 上のリンクが切れてしまっている。
https://sp.m.jiji.com/article/show/2878314
> 2023-01-10 14:20社会
> 中国公船4隻が領海侵入=今年初めて―沖縄・尖閣沖

沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で10日、中国海警局の「海警」4隻が日本の領海に侵入し、2時間近くにわたって航行した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は今年初めて。 
 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、4隻は午前10時半~50分ごろ、魚釣島西南西の領海に侵入。午後0時15~30分ごろ、南小島南から領海を出た。
[時事通信社]

(12023.01.11.水 追加)


046. IUU=Illegal Unreported Unregulated

 日本の漁業はひたすら資源を「食い潰す」方向で商売を広げてきた。そのツケを我々は今、支払わされている。資源回復させる術は「ある」。けれど、言い訳をし続けて ただただ資源を枯渇させるように日本の漁業(犯罪としての密漁を含む)は邁進してきた。秋田のハタハタも資源回復出来ていない(ほんの少し改善したら、またすぐに獲って減らしている……)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ed99aa943dfc93d393f5fdd24a190aed7868aa8f
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed99aa943dfc93d393f5fdd24a190aed7868aa8f?page=2
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed99aa943dfc93d393f5fdd24a190aed7868aa8f?page=3

 安易に「輸入すればいい」では済まされない。魚介類を100パーセント海外輸入に依存することは食料経済安全保障上の「弱点」を敵国に差し出すことにもなる。
 農業なら化学肥料が必要だろう。畜産業なら飼料が必要だろう。その点、漁業は、「稚魚は獲らない、卵は食べない、違法な魚介売買は行わない」という当たり前の対策をするだけで将来世代にも資源を「残し」続けることが可能だ。
 日本産魚介が「岩場のフジツボ」だけ、なんて未来にしてはならんのではなかろうか。

 赤潮、青潮にあれほど対策を打てた日本である。「漁業」の現場の人間が、やってやれないことはない、とわたしは信じたい。……でも、この視点、問題、対策が叫ばれて軽く四十年くらいが過ぎてしまっている気がする……。

(12023.01.10.火 追加)


045. 情報経済学の「情報の非対称性」を緩和する近江商人の「三方よし」

 いまさらながら近江商人の「売り方よし、買い方よし、世間よし」は、買い手や市場(世間)から詐取することを戒める商人(売り手)の哲学なんだなーと、思った。
 「損して、得(徳)とれ」なんて言い回しは堺商人だったか。
 「商いは、『飽きず』にやる」とかって言葉もある。
 詐取的商売の「続かなさ」が、これらの言葉に込められている売買の経験から編み出された教訓なのだろう。

(12023.01.10.火 追加)


044. 本のお値段

 文庫本が1000円近いって話題。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28f46eda284a1725e7b02f87a262a29ebc2a9e80

 昭和後期の産まれなんで、近所の本屋さんには新刊本でも出版当時のお値段で割と廉価で買えてたなーと記憶を引っ張り出す。薄い文庫本だと180円とかあったもんなあ。ソノラマ文庫だって300円台とか。500円はしなかった気がする。
 五島勉さんの『(ノストラダムスの)大予言』は600円台だった気がする。シリーズの2とか3とかあたりがストライクゾーン。シリーズ1作目は再販版だったなあ。手にしたのは。

 今の文庫本って「円本」とかいう廉価さが売りだった気がするんだけど……いまだと電子書籍の方がよっぽど廉価かも。

 昨今の本の価格からすればコミック本(漫画の本)は「頑張ってる」って思う。子供相手の商売だから出版社は他の事業で赤字を埋めてるんだろうなあ。

 そういえば昔は「豆本」ってのもあったっけなあ。

(12023.01.08.日 追加)


043. どんぐり対応

 ……「ドングル」って単語が既に日本語において確実に「ボケ誘発単語」。しかもランドリー(洗濯機)のアップデートで使うドングリ……。

https://it.srad.jp/story/23/01/08/0659237/

 ボケちゃだめだ、ボケちゃだめだ、ボケちゃだめだ、ボケちゃダメだ……ってテレビ版『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジくんネタをぶっ込んでもなあ。何億年前だよ(30年前?20年前?新世紀だから西暦2000年ちょい前くらいか?)

 ……とんぶり……土砂降り……トング・フリー……

(12023.01.08.日 追加)


042. 新春新日本プロレス。

 今月は999円(おいおい)。再入会して最初に見るのがFreeのコンテンツだったりして(笑)。とりあえず鈴木軍解散試合。次が1月5日で、昨夏のG1。
 ヒロム戴冠かー。ケニー参戦ってUSベルト持って帰ってジェイと闘うってカードはナシかなあ。リベンジマッチして欲しいんだけど……。マッチメイクからしたらオスプレイ防衛でケニーはスポット参戦ってつもりだったんだろうなあ。まだ観てないけどジェイは陥落しちゃったんでしょ。なんだかなあ。
 病欠?中の飯伏選手がヒールターンして飯伏軍とか始めたらちょっと面白くなるかも?

 ケニーの悪童っぷりがけっこう試合会場の観客にはウケてるあたりに、ケニーの魅力が感じ取れる。まあ、そんなわたしもケニー、好きだけどね。新日マットにしばらく参加してくれるんだったらヒロムと組ませるとか(オタクっぽいじゃん、ふたり)良いかもね。

(12023.01.08.日 追加)


041. コリア共和国の孤独死問題

 Yahoo!ニュースの記事。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8154de49c82f3dc7bb9262d52ea6c48505b86490
https://news.yahoo.co.jp/articles/caa71d8b21b002d662a99f0804cc386169f6c153
 中央日報日本語版からの転載記事かと思う。

 日本から分離独立回復後の、日本を上回る経済成長時期に、人々はこぞって「田舎を出て都会で働く」ことを推し進めた、とわたしは理解している。長幼の序を重んじ大家族、封建っぽい「家庭」の価値観が、地方の人口減少を伴って弱まっていった、当然の帰結だ、と言ってしまうと身も蓋もない。日本だってコリア共和国とかわりはない。日本と違うのは、発達が急速だったからなのか、都市部への人口集中の度が強い点だと思う。
 近代観から現代の事実に立脚した新しい「観たて」として、どう家庭を再構築するのか、家庭と言わぬまでも地域コミュニティの再構成は避けては通れない「課題」だろう。とはいえ、「なるようになる」んだろうし「なるようにしかならない」んだろうな、とも思っている。
 集合住宅まるごと「死を待つ孤独な老人」しかいないんだとしたら、これは現代の楢山節考、って見方もとれるかもしれない。衣食住が足りた果てが「姥捨山」だとしたら、なんとまあ皮肉なことだろうか、とは思う。現象としては似てみえても、動機が根本から違っている。楢山節考は「家の維持」が眼目だし、現在に起きている独居の果ての死は、維持すべき家がないってことなのだろう。一人家庭だと強がること出来るとしても一人では家庭足り得そうもない。

 孤独死を防ぐ、乃至は死を素早く検知するため、国家が国民のひとりひとりの首に「鈴」をつける、なんて挙に出たら、それは自由主義と民主主義を信奉する国家と言えるのだろうか。全体主義と統制主義を上から下に押し付けることは「国民皆奴隷」制度となりはしないか。

 と、まあ、いろいろと考えさせられる。

(12023.01.08.日 追加)


040. ウイルス食べる生物の話は個人的には「眉唾」

 ギガジンで取り上げられていた方は前につぶやきに書いた気がする。

 ナゾロジーの記事。
https://nazology.net/archives/120036

ウイルスのDNAに緑色の光る蛍光色素を付着させ

 緑色発光を目当てに捕食していた可能性は排除できているのだろうか。つまり「誤食」だったのでは? とどうしても疑ってしまう。

 ウイルスを「食べていても不思議はない」けれど、ウイルスだけで種を存続するだけの身体を構成する材料としての栄養と活動エネルギーを獲得可能なのか、やっぱりちょっと疑ってしまう。

 今後検証もされ知見が深められていくことを期待……できるかどうかは追試験とハルテニア以外への探索拡大が研究予算として工面できるかどうか……実用性を訴求出来れば予算もつくんだろうけど、きっとたぶん、おそらく、難しいんだろうなあ。

(12023.01.08.日 追加)


039. ネタがない

 ……ないこともないんだが、作文するほどのネタがない(苦笑)。
 佐藤健志著『平和主義は貧困への道 または対米従属の爽快な末路』KKベストセラーズ、2018年 平成30年 の電子版をざーーーっと読んでいる。飛ばし読み。電子版だと「パラパラめくって、目についたところだけ読む」の技が使えない。面倒。
 GHQにはUSAアーミー(米陸軍)のAGHQと、連合国軍のSGHGがある、ってところが慧眼。GHQ内の暗闘っぷりは江崎道朗さんの書籍で詳細が語られている。けど、二分類して説明してくれたのはわたしの知る限り佐藤健志さんが初出な気がする。飛ばし読みなので引用元とか参考文献んとかも読み飛ばしてるのかもしれないけど。

 第二次安倍晋三内閣の話題も出てくる。
 「口先の大言壮語」と「言い訳」が現状だ、という語りの延長で安倍政権の「強さ」が描かれている。……こういう見立てもあるんだなあ。
 ……安倍さんは「やりすぎ」たのかもしれない。USAのCIAあたりに「暗殺」された……なーんて妄想的「陰謀譚」を、つい思ってしまう。

(12023.01.07.土 追加)


038. 「啓蒙」というお節介

 まあ、世代が移り、変わろうとも「教え厨」のタネは尽きまじ、って感じでしょうか。

 近代ヨーロッパあたりの啓蒙主義が、帝国外洋進出で支配下においた「植民地」でも炸裂させたおかげで、良い面はプロテスタントにせよローマカソリックによせ宗教という精神支柱を
植え付けたところだろうか。……うまくってるのかどうかは植民支配された当地の人の受け止めと評価に依存するが。悪い面はその土地ごとの固有で育まれた文明や文化、精神を破壊ないし損なうように作用したことか。とはいえ、土地固有の文化や文明はその土地の風土、自然環境やらなにやらがそこに住む人々に作用した帰結なので西洋思想や西洋作法、西洋所作で上塗りしても土地に揉まれて固有性を再発することになるんでしょうね。クレオール万歳(おいおい)。

 啓蒙は今に生きている。お節介焼きってのはいつの世にも、どんな世代にも自然発生するものらしい。それはおそらく、人間の性質(動物本能としての機能)に「自己主張」と「自己是認」の強烈な渇望でもあるのでしょう。渇望度合いは個体差(個人差)があるんでしょうけど。
 「承認欲求」って単語があるらしい。そんな欲望は永遠に満たされることはない。「俺を認めろ」には限りがない。たぶん、ね。承認されたという自覚、自認するには、承認してくれる相手のことをまず承認する必要があるからね。理屈の上では。……その意味で「承認の餓鬼道」に堕ちた亡者って印象が(苦笑)。

 ま、教え厨だろうと承認欲求の亡者として利他を演じる人にしても、どこかで「ほどほどに」するってことは一生のうちのどこかで技能として習得すべき必須事項って思います。じーちゃん、ばーちゃんになってもなおそんな「人間の業(ごう)」を背負っていたら、たぶん「生きづらく」なっちゃいそうだし。

(12023.01.07.土 追加)


・承認欲求の奴隷〜の例。
https://www.youtube.com/watch?v=BXT4qQqasog
 あー、あんまりそうでもないか。中身はともかくやりとりが面白おもろいよねー。


037. 戦闘員養成所?

 Colaboのウワサを聞くにつけ、「新しい共産主義戦闘員」をこさえてる団体としか妄想できぬなあ。

(12023.01.07.土 追加)


036. モダーン・マネタリー・セロリー

 セロリじゃないだろ。セオリーだろ。まあ耳で聞くとどっちもどっち。

MMT Modern Monetary (人によっては Money) theory 現代貨幣理論。現代というよりは「近代」貨幣「見立て」。近代国家の近代貨幣の意味づけ。「見方」がだいぶ「偏狭」。納税ツールとしての性格を国家発行貨幣にみている。前近代や古代の貨幣は説明することが出来ない。だからこその接頭辞「モダーン」だもーん。

https://www.youtube.com/watch?v=0wko79iIkf4
26:00
MMTを経済学者がわかりやすく解説!「税は財源ではない」は本当か? 高崎経済大学非常勤講師柿埜真吾 渡瀬裕哉【チャンネルくらら】
『チャンネルくらら』

 ケインズ学派や新古典派などの主流派といわれるマクロ経済学観点からは、云々は動画参照。この動画はわかりやすいし、知識の確認、整理にも便利。チャプターの項目だてが便利。

(12023.01.07.土 追加)


035. 均衡

 「需要」と「供給」の、量と価格の均衡モデルについてはあれほど饒舌に語る「経済学」は、なぜか『経済の活動状態』そのものに対して均衡モデルを提示しようとはしない。そのことが腑に落ちない。

(12023.01.06.金 追加)


034. 「国家安全保障戦略」・「国家防衛戦略」・「防衛力整備計画」

・防衛省と自衛隊
https://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/guideline/

・内閣官房
https://www.cas.go.jp/jp/siryou/221216anzenhoshou.html

(12023.01.06.金 追加)


033. 尖閣沖合@5日

令和5年1月の状況。1月5日時点。

・領海侵入の状況。
 0隻

・接続水域入域の状況。
 1日〜5日の5日間 4隻
 前年先月から連続17日 4隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 波の上。

(12023.01.06.金 追加)


032. 尖閣沖合@4日

令和5年1月の状況。1月4日時点。
 領海侵入の状況。
 0隻

 接続水域入域の状況。
 1日〜4日の4日間 4隻 前年先月から連続16日4隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 なんだか日本領海尖閣沖合に張り付いてる4隻の乗組員が可哀想に思えてきた。なにやってんの、キミたち。
 交代せずに2週間超えとか。哀れとしか思えない。

 日本からしたら尖閣諸島の陸地に強力な「拠点」を置いたら船が何隻あろうとも「無意味」になるって、シロウトわたしには思えるばかり。

 「命令」に従うより他に選択肢がないだなんてなんとも可哀想。

(12023.01.05.木 追加)
 日付間違ってた。てへぺろ。


031. 金融商品・国庫債券、略して国債

 どう書こうかと考える。そうだな。とりあえず「財務省」の悪口から始めようか。

 財務省のプロパガンダ・洗脳活動においては「将来世代のツケ」だという。
 国庫の債務であることは論をまたない。
 しかし、将来世代のツケではない。それは「言い過ぎ」だ。
 債務はキッチリ支払う。それが債務債権のルールだ。キッチリ払うから(世間一般に言う)信用が生じる。債務を踏み倒すヤツは二度と債務を起こすことは出来なかろう。オマエを知らない土地に流れてまた別の奴に債務を起こす、なんてことは出来ない。ブラックリスト、万歳(おいおい)。

 ただし、「債務の履行」はどんなカネでも債務の履行となる。この点を財務省は悪事に使っている。国庫の「収入」を歳入、「支払い」を歳出という。歳入は、税金だろうとなんだろうと歳入である。日本に「原油が出た!しかも、1万年くらいの埋蔵量!」ってなったらどうか。原油採取の権利を日本国がガッチリ抑えたなら、税外収入で歳入がすべて賄える……かもしれない。妄想?夢? でも税外収入としての歳入を「借金払い」に使ってはいけない、なんてルールはない。
 財務省の詭弁に乗せられ、ペテンに引っかかるのは、控えめに言っても「バカ」としか言えない。最低限度の「自分の『おつむ』で考えな」とだけは言いたい。

 悪口、長すぎ。

 金融商品・国庫債券こと「国債」には、「お金」みたいな性質がある。
 ……利子のつくお金……そんなの個人の、家計の「お金」としても欲しいわ。似たのに銀行預金(古くは郵便貯金ってのもあったんだけど今は郵便貯金は「ゆうちょ銀行」となったのでソッチも銀行預金ですね)がある。口座引き落とし、口座振替、うんぬん。
 ともかく、「金融業界」では国庫債券、TBなんかも、金銭授受のための「便利な道具」なのです。
 貨幣・通貨の量の制御は、その貨幣、日本円の流通する市場の経済を活発化誘導したり活性低減誘導したりする道具として利用出来る。
 同様に(薄商い市場と言われる、携わる主体の少ない市場の)証券市場に限られた制御だけれど、「国庫債券」の量は、通貨貨幣の量の制御同様に金融市場の活発促進と活性低減誘導に利用出来る。

 「国庫の債務」という観点だけで市場流動性のある国庫債券の発行量を決定する態度は、日本経済の一部分を担っている債券市場に対して「極めて無責任な姿勢」だとわたしは考える。たぶん高橋洋一先生もそういうお考えなのではないかと推察する。だからといって高橋洋一先生の「虎の威を借る」つもりもない。高橋洋一先生は先生で「それは違う」とおっしゃるかもしれない。ならば相違点を馬鹿なわたしにもわかるように諭していただきたいと思う。

 ま、物事は、なんにしても、「なるようになる」より他はないので、わたしのこの考えも社会影響力のある人の心を動かすかどうか、なんの確約もない。ただ、とりあえず、投げてみるばかり、です。

(12023.01.05.木 追加)


030. 量子工学

 量子工学の黎明期らしいよ、今は。

 武田先生の動画
https://www.youtube.com/watch?v=-zQx_RwGNVw
> 23:01
> 量子力学で人類社会はどうなる?科学の発展で環境問題・SDGsなどリベラルの主張は意味がなくなる!?武田邦彦が語る科学も未来
> 『別冊!ニューソク通信チャンネル』
聞き役は須田慎一郎さん

 武田先生のお話をエンコードする(噛み砕いて、わたしなりの解釈も交えて書く)と、こんな感じ。

 生物は「身体動作」として知識・知恵が織り込まれている。人間の「肥大した神経の末端」としての「脳」主義に対する疑義は、多くの人が折につけ論じる様子がみられる。「継続性」は、人間が生まれ育つ「経験」の中で培われるものだからサスティナブルなんぞをことさら大きく取り上げるのは「研究費等の予算獲得」の方便(もっと踏み込んで言えば「嘘」、「捏造」)であると言える。

 イメージの参考文献は漫画『シメジ・シミュレーション』でしょうか。

 「科学の知見」と「技術化」「産業化」の歴史とかは動画を直接閲覧してください。いまさらなんで拾いません(おいおい)。
 機会の打ちこわし運動の話題は、たとえばイギリスの織物職人による織機工場暴動なんかが参考になるかと思います。自営業の織物職人と賃金労働で「搾取」対象の工場労働者と社会変化と不公平の是正には時間が(それなりに)かかる、ということでしょう。軋轢はいずれ緩和する。逆に「社会運動活動」を維持する上で「軋轢の維持」が目的にすり替わったりする。最近のえーっとなってったっけ?あの「女性労働支援への地方行政からの資金支援」の話題にも「手段の目的化」が見られるような気がします。「詐取」にさえ見えてしまう。恣意的に不透明にしようとする態度と公平公正明大、公的な地方行政とは馴染まない。

 「オカルト」に関しては、たとえば否定派、肯定派という二分類をしたところでどちらも「同じ思考」に立っている。ヘーゲル先生の哲学の手前で立ち止まった状態を「娯楽」として維持している。まあ、「馬鹿らしい」お話である。エンタングルメントや量子情報学を安易に利用して説明する向きがないでもないが、もうちょっと落ち着いた議論を心がけたいものですね、と自戒する(苦笑)。

 「勉強はいらない」ってのはまああれだ、「学習の強要、強制はいらない」って意味合いに受け取っておきましょう。思考を深める、思索するには最低限度の知識習得はやはり必要だし、学究には森羅万象あらゆる物事が必要でしょう。

 あーあと、付け足すと「もの」とは「現象」です。物というより「場」です。物質の成り立ちも宇宙の原初も、真空・空間・スペースなくして存在しようもない。まあ、奇妙な話と感じられるでしょうけどね。お弁当箱をこしらえると中身のお弁当が形成される、なんてのは合点の行く話ではないでしょう。でも実際にそんなことが「量子スケール」では起き続けている。対発生して対消滅する、とされているけど「対」の性質は人間の知見に基づく「二つの打ち消しあう性質」でしかない。

 オチがないけどこのへんで。

(12023.01.05.木 追加)


029. ロイター報道

https://www.reuters.com/world/china/china-urges-final-victory-over-covid-global-concern-mounts-over-spread-2023-01-04/

 雑な拾い書き。

 北京が大変。
 上海のベットが大変。
 コリア共和国で「陽性者が逃亡中」。

 うーん。雑すぎ(笑)。

(12023.01.04.水 追加)


028. 核爆弾の議論

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70705

このような米国の核の傘の信頼性低下と強まる中露朝の核恫喝や核戦力の質量両面の増強に対し、日本も、1972(昭和47)年10月9日の佐藤栄作内閣による閣議決定以来とってきた「非核三原則」にこだわることなく、現実的な独自の核抑止力保有の必要性とその可能性について、真剣に検討すべき安全保障環境にすでになっていると言えよう。

 2ページ以降は月額550円也。

(12023.01.04.水 追加)


027. 尖閣沖合

令和4年12月の状況。12月31日時点。
 領海侵入の状況。
 1日から20日まで 0隻
 21日 4隻
 22日 2隻
 23日 4隻
 24日と25日の2日間 2隻

 接続水域入域の状況。
 1日から6日の6日間 2隻
 7日から9日の3日間 4隻
 10日、11日の2日間 1隻
 12日、13日の2日間 2隻
 14日〜16日の3日間 4隻
 17日、18日の2日間 0隻
 19日 3隻
 20日〜31日の12日間 4隻

------------------------------------------------------------------
令和5年1月の状況。1月3日時点。
 領海侵入の状況。
 0隻

 接続水域入域の状況。
 1日〜3日の3日間 4隻 前年先月から連続15日4隻

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html
> 海上保安庁
> 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処

https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R4_12.pdf
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R5_1.pdf

 野球の審判同様に、日本の漁船を守るためには胸突き出して対抗するよりない。海上保安庁の現場職員には頭がさがります。

(12023.01.04.水 追加)


026. 手足めっちゃ冷える病

 なんでしょうね。年で冬場の指先、足先の冷え加減がすげー変わるんですが。どうなってんでしょうかね、わたしのからだ。
 身体アクティビティが年次で著しく変化してるってことなんでしょうかね。
 筋肉、そんなに落ちたかなあ……とほほ。

 ということで、この冬場は「めっちゃ手足の先が冷えてしまう病」です。ひんやりひんやり。おでこに当てておでこ冷ましには良いんですけど、足先をおでこにあてるヨガ行者の柔軟を欠いているので左右の手先だけが頼りです。とほほ。

(12023.01.04.水 追加)


025. どっちもあれだが

 いやまあ、中邑クンを「終わった奴」って言ったら失礼か。
 わたしからしたらグレートムタ選手も中邑真輔選手もプロレスの傍流という認識、認知。なので「ひとつの決着」としての意義と意味しかない。ないんだけど、ここの記述の端々に、感じるところ、思うところは小さくないのです。我ながら「なんだかな」です。

https://aozora-pwresult.com/archives/61800

 プロレスラーは誰であっても「全盛期」ではいられない。そもそもプロレスラーという存在は「人生の縮図」という要素が多分にある。「生き様」が商品価値だったりもする。
 だからこの試合も「ひとつの結末」だし、これで終わりか、終わりでないかは選手の個人としての「生き様」次第としか言えない。
 ファンであろうとなかろうと「ありがとう」としか言えない。

(12023.01.04.水 追加)


024. 馳浩選手のノア参戦

 現役「石川県知事」がプロレスラー復帰、だと?

https://news.yahoo.co.jp/articles/48ce6c84ee2d1aa6d230ee87deeb48a777b62f5b

 写真を見る限り「黄色ショートパンツ」でなかったらしい。ざーんねん。

 上掲記事の中で「議員」とあるのは「党員」の意味なんでしょうね。現在は「知事」だし。……近頃の若者の言葉の乱れ(爆笑)。

(12023.01.04.水 追加)


023. 「原爆の夏、遠い日の少年」

 先に022に書いた「学者のウソ」で引用されていたテレビ・ドキュメンタリ。BS-i で何度か放映されたそうだ。これをもってテレビ報道のコングロマリットの論拠のように扱っていた。
 その文脈を離れて、直接観てみたいな、と思った。
 地上波テレビ放映で扱われるドキュメンタリ番組は昭和が尽き平成となったあたりくらいから「深夜枠」の定番となった。プロボクシングの新人戦とかタイトル戦とかも夜中。人気が高そうなF1レーシングだって真夜中放送だった。もちろんゴールデンタイムで視聴率稼げない、夕方でも朝でもムリそうな作品も「夜中」に押し込められた。押し込められたお陰で逆に良作も(もちろん駄作、箸にも棒にもかからない、みてるこちらがポカーンな作品もだいぶあるわけだが)産まれた。「深夜枠」そのものが悪い訳でもない。
 だから、深夜枠で1度きり放映されたドキュメンタリ番組は、むしろ「放映されただけマシ」だろう、とわたしは思う。見られなくて残念至極。

 BS-i 放映は2004年 平成16年だったらしい。

 のちにNHKがぱくって?リスペクトして? 似た題名のドキュメンタリをこしらえたらしい。そちらは今でも閲覧可能であるっぽい。……NHKかー。むかしは「それなりに」良いドキュメンタリ作ってたけど……端島の件をわたしは許さないのだぜ! あーあと「ケシ」の嘘ドキュメンタリとか。でもなー、『死霊(霊は旧漢字推奨)』を扱ったドキュメンタリは悪くなかった。『技術立国』シリーズも。でもなー(どっちやねん)。
 「公共放送」の自覚の有無だけ、強く問おておきましょうかね。うちにテレビジョン受像機はないので、ぶっちゃけ「NHKは、野垂れ死ね!!!!」って想いが今は強いです。潤沢な資本は「地方経済」を回すために積極的に「投下」されるべきだとわたしは思います。仮にも体面だけのこととしても「公共」を主張するのならば、すべき「責務」でしょう。
 おおっと、話が逸れてるぞ(笑)。

 民放のドキュメンタリがすべてアーカイブされて、無償有償を問わないけれど、閲覧可能なように整備する、という仕事も「デジタル庁」の役割でないのかね? バカタレおっと失礼(失礼とは思っていないが)河野バカタレ息子太郎くん?

(12023.01.04.水 追加)


022. 『学者のウソ』

 新書という薄い本(269ページ)。
 著:掛谷英紀さん。発行:ソフトバンク・クリエイティブ 2007年 平成19年。ソフトバンク新書 031。

 おもしろ本だった。って書くと誤解されるか。深く分析していて示唆に富む、学ぶところの多い本、と評価します。上から目線。いやまあそんな積もりはないんだけど。客体評価って対象を常に「突き放して」眺めるところに価値が出るもんだって思うんで。主観や主体して書くと、書きっぷりがどうしたって濁る。濁ると言わないまでも情緒に沿った、上に見た言い回しになりかねない。と言い訳を添えておこう(苦笑)。

 大胆な提言(「言論責任保証制度」、「先見力検定」)で締めくくられている。
 そこに至る、事実の提示と理論立てた公平な分析の方に価値があるだろう。
 しばしば忘れ去られてしまう「見立て」の意味と価値にも高く評価を与えたい。……議論相手の言葉に釣られてしばしば「見失う本義」だろう。
 サブミッションで言えば「関節の向き」を上手に取られて固められてしまう、みたいな感じだろうか(なにをなにでたとえてるんだよ)。「詭弁術」は古典(社会分類としては「古代」)の世界で既に確立している。議論に「勝」って自分や自分達の都合のいいように仕向ける技、技法、テクニックとしては価値のあるらしい詭弁にハマらないためには「落ち着け」という警句はとりあえず効果があろうかと思おう。『ペルソナ4』の定理である(おいおい)。ん?SFファン、なの?なら『銀河ヒッチハイクガイド』の定理でもいいけど。でもあっちは「慌てるな」だったか。究極の問いの答えは「42」。究極の問いってなあに?(苦笑)

 掛谷さんの見つけたものは、古くは「コミンテルンの技術」だった。インテリジェンス界隈では。その技術が「俗化」した、という見方も出来るだろう。インテリジェンス、いや「学歴(優越感に包まった)エリート」がマジメに歴史から拾い上げ知らず気付かず意識せずに実用実践しているのだ、という見方も出来るだろう。そこに踏み込むと「面倒」だから、「学者」という枠の中で論じ分析したのが本書である、と言えるかと思います。

 地に足ついた論じ方だなあってところを好感します。

 ざーっとそんなところでしょうか。

 ほんとうになかなか「はっ」とさせられました。良書と言って差し支えないかと思います。

 でまあ、『学者の暴走』の方が借りられなかったんで、待ってる間のために借りたんだけど、意外と「よかった」って、損して得とれ、いや徳とれって感じでしょうか。

(12023.01.04.水 追加)


021. カエル砲

 いやいやいや。いやいや、「カエサル砲」だし。カエサルさんに返さなきゃ(それも違う)。

 メメタァ!!! ってカエルを発射するカエル砲……いかん。脳内ジョジョが(なんだそれ)。

https://www.jiji.com/jc/article?k=20221229043934a

https://ja.wikipedia.org/wiki/カエサル_155mm自走榴弾砲

 砲弾はカエル、砲身もカエル、砲手もカエル……カエル戦争かよ。

 『機動武闘伝Gジーガンダム』じゃないけれど、戦争の代替にガンダムファイトでケリがつくならよかったのにね(いや、あの作品だってガンダムファイトの破綻と、ガンダムファイターの連帯で「とりあえず」って感じだったじゃんか)。

(12023.01.04.水 追加)


020. アフリカ豚熱ワクチンの開発

 アフリカ豚熱 African swine fever 略称 ASF、旧名称 アフリカ豚コレラ。

 ベトナムにおける「不適切な治験」で千頭以上死亡の話題。
https://pelicanmemo.hatenablog.com/entry/2022/12/28/200000
 「不適切な」の部分がねぐられて、反ワクチン主張に援用されたことへの批判記事になっている。
 わたしとしては着目点は「ASFワクチンを開発中」の部分ですね。
 名前の通り、アフリカ、ヨーロッパ、露を通じて東部アジアから東南アジアに蔓延している家畜の食肉用豚の(野生の猪等も、だけれど)感染症。なので有効なASFワクチンはどこの国だって欲しがるに違いない。記事の締めくくりをそのまま敷衍したってつもりはないけれど、そんな「希望」をみてとることも出来るでしょう。

(12023.01.04.水 追加)


019. 各月刊の雑誌『表現者クライテリオン』を買い支えましょう

 という宣伝を含んだ動画2本。
https://www.youtube.com/watch?v=p9VaRHW_uMQ
https://www.youtube.com/watch?v=VoxHYQg0-n8

 伊藤貫さん特集。まあ主張は前にも見聞してる(チャンネル桜方面の動画で)。誌面でも見聞している。その意味で「復習」。

(12023.01.03.火 追加)


018. 震洋

 『我那覇真子チャンネル』の動画。
https://www.youtube.com/watch?v=Ibrok2DZtYU

 特攻殉国の碑。長崎県川棚町。
https://www.kawatana.jp/kankou/2010/12/post-3.html

 展示されている『震洋』のウィキペディア説明。
https://ja.wikipedia.org/wiki/震洋


 『震洋』より『回天』の方が有名か。
https://ja.wikipedia.org/wiki/回天

 『伏龍』というのもある。けどウィキペディアの説明は「これじゃない」感じ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/伏龍
 米軍の、たぶん「想像図」なんだろうけど、実際はもっとチープだったようにわたしは聞いたよ。https://www3.nhk.or.jp/news/special/senseki/article_13.html
 あーでもこんなもんだったか。


 戦没者の慰霊塔って、そこそこの境内規模を持つ神社なら割とどこにでも建てられているものなので、地元の神社を丹念に探して戦時を今に偲ぶ縁(よすが)なさってくださる若い方(わたしも「若い」つもりだが 苦笑)が増えることを願ってます。と、動画のオチに平仄を揃えて書き終えたいと思います。

(12023.01.03.火 追加)


017. ユーミンソング

https://www.youtube.com/watch?v=hwNjSyfovio

https://ja.wikipedia.org/wiki/昨晩お会いしましょう

 『グレイス・スリックの肖像』のメロウさ、『グループ 』の決して戻らない青春、『カンナ8号線』の悔恨のような感傷、どれもこれも良いですよね。このアルバムは。

 淡い〜口紅ぃ〜ひとつ持って〜

(12023.01.03.火 追加)


016. 読書

 『ブラックアウト BLACK OUT アメリカ黒人による、"民主党の新たな奴隷農場"からの独立宣言 HOW BLACK AMERICA CAN MAKE ITS SECOND ESCAPE FROM THE DEMOCRAT PLANTATION』(著:キャンディス.オーウェンズ CANDACE OWENS 訳:我那覇真子 監訳:ジェイソン.モーガン 共同翻訳:福島朋子、方丈社,2022年 令和4年)と『学者のウソ』(著:掛谷英紀、ソフトバンク・クリエイティブ ソフトバンク新書 031,2007年 平成19年)の2冊が訴えている内容に類似をみい出す。

(12023.01.03.火 追加)


015. おもしろ動画

 あー「興味深い動画」です。
 ボディーアーマーの中古品はピストル弾をどれほど防げるか、とか興味深い。ピストルごとの「貫通性」とか「速度」とかの違いもおもしろい。
 ……あとはまあいろいろと。

https://www.youtube.com/watch?v=tTJgtkCdX7w


 新年の田中秀臣先生動画もおもしろい。……おもしろいか? 平常運転なだけだ(おいおい)。

https://www.youtube.com/watch?v=NX7FJhwvXeY

 どっちかっつーと年末のこっちの方がおもしろいような…… あ、年始だった(苦笑)。

https://www.youtube.com/watch?v=CSZVb58tJGE


 お。おまけ動画が(駅伝中継で「ない」のかと思ったら)あった。

https://www.youtube.com/watch?v=sSHCS15ovGg

(12023.01.03.火 追加)


014. ビーチコーミング

 Beach combing。
 こんな言葉があるんだねー。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ビーチコーミング

https://en.wikipedia.org/wiki/Beachcombing

 「砂浜歩き」は脚部筋肉の増強に役立つ。という意味では、砂浜を延々と歩くのは好きだな。
 近年は砂浜まで遠出する機会がなくって行けてないけど。

(12023.01.02.月 追加)


013. 「ムーの歴史」ラジオ


『CBCラジオ北野誠のズバリ公式CH』

https://www.youtube.com/watch?v=4FOpFWawks0
> 1:29:15
> 月刊ムー編集長 三上丈晴×北野誠×松原タニシ 不思議な世界を深堀りトーク CBCラジオ北野誠のズバリ 2022年12月20日(火)放送分
> 2022/12/27

 「この手」の雑誌の、ほぼ唯一の老舗よね、『月刊ムー』。

 学習研究社の中高生向け雑誌のスピンオフとして始まったんで、古参にとっては「青春」だわっ!

(12023.01.02.月 追加)


012. 表現と制約

 薬瓶の話をさっきまで書いてからって「制約」を「製薬」って間違わせるの、ズルくない?(誰に何を言って責めてるんだ? わたし)

 制約に対抗するために、立ち上がれ!表現者ども! ……まあ、だれしもが反駁しがたい「正論」っぽいんだけどさ。どうなん?

 いま、(この「いま」は「ここ1年、2年の、私的な経験」って意味) 面白がって読んでいる漫画がいくつかある。これらは「漫画」という制約、さらにいえばweb上とはいえ「紙面」という制約が課された上での表現形態のひとつとして作品を『創世』している。……大仰な単語で表現しているのはそれだけ「それなり」に尊崇していることのあらわれですよ、うん。

 極端を示せば「制約なくして表現なし」ではないかってわたし個人は思います。
 ホースの口をぎゅっと摘むと勢いよく水が出る、みたいなものが「表現」ではなかろうかと思うのです。……このたとえ、便利かも。「ぎゅっ」とし過ぎたら水出ないし、ってところとか。

 制約を、統治側の思惑ばかりでなく社会や世間といった人間関係に立脚するもの、倫理や18禁などのもの、果ては物理の制約さえも取っ払った先に「人間個人の表現」は成立するのだろうか……わたしの予想では「相当に難しそう」って思います。

 ここに表現における「自由」の恐ろしさがある……なーんてまとめにしたらこの作文は「さまになる」かもしれないけれど、そんなの「いまさら」です。我々人類は、我々自身という実在にも、我々自身が生み出したさまざまなものにも呪詛され拘束されているのです。だから「いまさら」です。
 世間や社会や地球全体がどうであろうとも、「わたし」という個人、「わたし」という主体、「わたし」というヒトの一個体にとっては「いまさら」なんて「知ったこっちゃない!」って跳ね除けてやるべきです。そこにこそ、そこにだけ、「美」が屹立する……って妄想をみんなで共有しようぜ!(おいおい)

 おしまい。

(12023.01.02.月 追加)


011. 薬の容器は、なぜガラス?

 どうでもいい小ネタ。……まあ、「どうでもいい」かどうかは、ひょっとしたら人による。割と「切実な」問題が潜んでるかも?

 医療現場で、たとえば入院生活な西浦和也さんを引き合いに出すまでもなく、「点滴」(薬液を静脈に少量を長時間かけて投与する方法)の、点滴する薬の容器は古くは「ガラスの容器」でした。
 敗戦後というか、第二次世界大戦後に発達した原油(OIL)を素材とした化学合成技術と産業の発達発展が、「落とすと割れる」ガラスの容器という産業のあり方を一部奪い取ったのです。割れないプラスチック、おっと間違えた。割れない「プラッチック」なのです。屋外の花見やバイキング形式の「酒の器」も透明「プラッチック」全盛……なのかな? 一方で真夏のサマーな屋上ビアガーデンの器は依然としてどっしり重たいジョッキが愛好されているかと思います。わたし、黒ビール以外は苦手(苦笑)なのでよく知りませんが。……黒ビールの炭酸抜きとか異端の上にさらに異端の好みだし(苦笑)。ま、それはともかく。

 葛根湯の錠剤タイプを買ってきたんです。ココの商品は数年ぶり、何十回目って感じ。顆粒じゃない錠剤タイプ、好きなですよね。自分の体質からすると漢方の見立てでは葛根ではないものを飲むべきらしいんですけど(苦笑)。小柴胡湯? とか、竜なんとかとか、メジャーでない漢方成分が体質に合うっぽい。手に入らないんだから仕方ない(そういう問題?)。
 市販薬の錠剤は、依然として瓶詰めです。
 そういえばむかし父が手にしたキャベジンも瓶詰めだったし、母が手にした栄養補助薬品も瓶詰め。それらの薬効が両親を補佐したのか、当時も今もわたしは怪しんでいた。とはいえ、疑義を猛烈に挟んで抗議する、なんてことは今も昔もする気がない。親に意見するのは「よっぽどのこと」の時に限られるもんでしょうからね。薬効が、たぶん「どうでもいい」つまり「毒にはなるまい」ってことなら看過しても差し支えはないでしょう。

 おっと、ガラスの話題だった。

 つまるところ「医薬」方面の下請けガラス産業ってのが既に成立し、それなりに堅牢に仕事と製品市場とを「死守」すると思い定めたなら、発注側だって「手にした時の重さ、手応え」の要素として、割れないけれども軽量で「重みの手応え」を担ってくれないプラッチック……合成樹脂容器にことさら切り替えるインセンティブも生じないことでしょう。
 商品個別の「紙包装」や瓶詰め容器の上の方に入る合成樹脂製の平たく言えば「ビニール(近年はポリエチレンと言い換えるらしい)」の詰め物と相まって、市販薬の「高級感」要素を支える要素となっている、とみることができる。
 これを「詐欺だ」と言いたい訳ではない。
 市販薬に限らず、人の営みの一切は、「このように」成り立っているのだ、というその1点を指摘したい。
 善悪でも損得でも、共利共栄と言いたい訳ではなく、ただ「そうなってる」ってところに関心を寄せてみるのも一興だし、一興どころか割と「本質」の問題が露呈していると言いたいのです。深く考えるか浅く面白がるかは個人の資質に丸投げします(てきとーだなあー)。

 コスパ: コストとパフォーマンス、費用投下に対する便益が見合うかどうかでいば、紙の箱(商品パッケージ)も錠剤を入れる容器としてのガラス瓶も、果は「錠剤」という形態さえも、「要らない」。必要とするのは「薬剤の効能」です。そう考えると、世の中に出回る「物質、物体としての商品」も、「提供される『サービス』」とやらも、「効能」以外の「ゴミ」を買わされているのだ、とも言える、言い切れるかと思います。……「弁当」は容器に詰めねば売り物に出来ないし、魚の切り身も、精肉も何かに包んで渡される。酒は売るけど容器はもってこい!なんてのが古い時代の日本酒の売り方だったよです(参考文献: 落語の演目)。

 近代工業化や文明化(シビライゼーション、それは「都市化」)、効率や利益の追求は問屋・仲買を挟んだ物流同様に「無駄 ムダ」を多く挿しはむことで「嵩上げ」された経済要素だったのだと、そんなことをちょいと思わないでもないのです。……葛根湯の茶色い小瓶からようもまあこんなに「広げて」書いたものだと、我ながら「自分を褒めてあげたい」とか思いながら、これもまた与太、バカ話めいた論の展開と思われるんだろうなーなんて思います。井上陽水さんの古い(といっても昭和後期だが)歌のように「自分でも〜おかしいし〜 破り捨てて寝転がれば〜」みたいな気分がないこともない。破り捨てなかったけど(苦笑)。

(12023.01.02.月 追加)


010. 「適格請求書等保存方式」

https://ja.wikipedia.org/wiki/インボイス制度

 いつの間にやら日本語版ウィキペディアにページが作られ「まとめ」がされていた。
 ……ウィキペディアって「まとめサイト」の一種だなあ、と改めて思った。余談。

 是非はそれぞれの立場から見解がある。わたし個人は「導入、施行に反対」の意見である。

 で、そういう個々人の思いや思惑を離れて「マクロ経済学視点」で考えてみる。
 「インボイス制度強要」が日本経済全体に何をもたらすだろうか、と考えてみる。

 雑に結論を言えば、景気を「冷ます、冷やす」効能が高いだろう、想像する。
 理由は、企業内でインボイスの発行事務手続きコストの増大、インボイス資料(証憑類、帳簿など)の保管コストの増大、それらを「押し付ける」ことになる、と考える。
 大手企業ならすでに消費税を納付する事業者であったので導入コストも保管コストも織り込み済みだろう。
 けれど納付事業者とならない小規模、あるいは泡沫事業者にとってはどうか。
 ……おじーちゃんおばーちゃんの小売業なら「この際、廃業しよう」と選択する可能性もあるだろうか、と考えてします。窶れ切った商店街の成れの果てを通るたびに、そんな悪い連想をしてしまう。

 税務署の実務は、内閣という「政治意志」で調整可能な面もあるのではなかろうか。
 懸念を一切放置する日本国総理大臣、日本国財務大臣とは、日本国民にとって、日本国民の「弱者」にとって、いったいどういう存在なのか、と、問いたい気分になる。

(12023.01.02.月 追加)


009. テレビネタ

 YouTubeのような媒体でテレビネタをやることの意義とか意味とか、いまいち合点がいかない。と批判しながら「見れないのでわかんないけどなんとなく」面白がっていたりする。

 事例。
https://www.youtube.com/watch?v=1_LPc8xM_oM
 そして言い訳。
https://www.youtube.com/watch?v=hdzTFJGvfoE
 ……別の意味での「奇跡」……ま、どうでもいい(おいおい)。

 以前、伊集院光の深夜の馬鹿力(ラジオ番組)を欠かさず聞いていた頃、流行の歌とか流行のお笑いとかがネタで出てくることが多かった。伊集院さんのネタとしても投稿者のネタとしても。まあ、なんとなく「想像で」笑っていたわけだ。わたしノリがいいー、みたいな自画自讃もこみで。「笑いに行っている」感じ。

 つまるところ相手が「知らない」ことをネタにするにはリスクが伴うなーと。
 単語が出るから「ググれば」意味はそれなりに調べられるとしても、ノリが悪ければ、受け取る側が「笑いに行く」姿勢を取れなければ笑いには結び付かないなー、と、そう思った。言い訳回で制作の事情を知ればなおのこと、「なんで、テレビネタ(M-1ネタ)ぶっ込んだ?」と不思議な気分になったので、ちょっと考えて(分析して)みた。

 時事ネタは、(こないだ読み終え高橋洋一さんの『国債の真実』の2冊の相違点なんかを踏まえて、あるいは田中秀臣先生の出版物全般を顧みて)陳腐化のリスクを常に抱えている。
 爆笑問題の演じる漫才は、作家陣が新鮮な時事ネタをリサーチして料理してくれているから都度都度、成立しているのだろう(そういえば爆笑問題のネタを見たのは何十年前だっただろうか、これも過去の延長線上としての今を「想像」して書いている。ひょっとしたら大田くんの下らない悪ふざけネタしかやってないかも知れない今であるのかもしれないけど)。

 新年1発目は、「マジメ発言の戸柱」というネタ。
https://www.youtube.com/watch?v=AuzF2Wj4jCw
 1回しか使えないゾ(笑)。
 ……「この手」のは伝統的に「4月1日」に演るもんなんだがなあ。まだまだ若いな、戸柱さん。4月1日と書いて「わたぬき」!(違うよ)。

(12023.01.02.月 追加)


008. シアトルの地下には街がある

 ま?

 ……ところでシアトルって、どこ?

https://ja.wikipedia.org/wiki/シアトル

 USAの街。太平洋側。つまり「西海岸」。フロリダ(東海岸)の真逆。大西洋側から発達したUSA。なのでニューヨークとかワシントンD.C.(コロンビア特別区)とかバミューダ(島はUK領)とか「USAの裏庭」カリブ海とかが「表」で、カリフォルニアとかは後発で「開拓」した「裏」って感じっぽい。うーん。
 シアトルは、あったポカポカのカリフォルニアのはるか北、ワシントン州の都市ですね。
 オカルト界隈でワシントン州といえば、海岸に「人間の片足」が漂着することで有名な場所もありますね。

https://tripnote.jp/america/seattle-underground-tour

https://4travel.jp/travelogue/10024283

https://www.gousa.jp/experience/seattle-underground

 ググるといくらも出てきますね。

 西浦和也さんの動画で言及していたんで知ったんですけど。

https://www.youtube.com/watch?v=bpXPemj7deY

 シアトルのコーヒーといったらスターバックス。USA国内では「あのド田舎が?」って感じなのかもしれません。日本だと「おっされー」って感じで広まってる印象ですよね。店内ではアップリ製以外はお断り、みたいな(すげー偏見だな)。……わたしはドトール派です(冗談です。コンビニコーヒー派、かな。ベローチェも好きだったなあ。生活の動線上に今はないんで、手で淹れた珈琲派だな、今は)。

(12023.01.01.日 追加)


 『ムー』連載の降板その後の話も出てくる動画。想像はしてたけど、やっぱりそうだったかー(くだんの記事は、編集部からの依頼だった、てあたり)。

https://www.youtube.com/watch?v=y3Lh1iSmT-o

(12023.01.01.日 追加)


007. 高橋洋一著『99%の日本人がわかっていない国債の真実』

 2017年 平成29年刊行。あさ出版。

 続編かと思って一緒に借りた『99%の日本人がわかっていない新・国債の真実』(2021年 令和3年 あさ出版)は、2017年の時事ネタを削った再編集版。なのでちょっとだけページ数が少ない。字詰め(組版)もぎゅっと締まっている。

 高橋是清作、上塚司編纂『経済論』も一緒に借りた。こちらは演説をメインにした著述集。こちらの高橋さんは経済学者ってわけではなかったので後世に残ってるものはこれくらいであるらしい。原本は高橋是清さんが暗殺されたのちの出版。

 さて『国債の真実』にはイールドカーブもイールドカーブコントロールもで出てこない。ひたすら国債、国庫債券の、国庫債務と金融商品としての国債を平明に説明してくれています。
 ……なんだー、これを先に読んどけばいちいち資料読んで勉強しなくてもよかったジャンと思うのがひとつ。
 でも、自分で調べたおかげで「国庫債券」のもつさまざまな性格を知ることが出来たなー、コッチを先に読まなくてよかったー、とも思った。

 最終章は、「個人向け国債」の宣伝というか、「お勧め」になってます。「投資の罠」への警鐘もおり混ぜられていて興味深いです。

 でもま、この本を読むと、「金融市場で流動する金融商品『国庫債券』の、金融市場内での『貨幣』の性格」や「金融市場における『緩和政策』の大事さ」への理解が深められるかと思います。
 欲をいえばもう少し踏み込んで「国庫債券の研究書」くらいにまでまとめ上げていただけるといち読者としては嬉しかなーって思います。まあ、「本業」で稼いでいそうなのでいちいち苦労してまで専門書、研究書を書く欲望は湧かないんでしょうけどねー。

 ま。「ひとまかせ」にしないで自力で「すきま」は埋めるよりないか。

(12023.01.01.日 追加)


006. 歌『元祖天才バカボンの春』

 いくつかYouTubeにある。

https://www.youtube.com/watch?v=cisSlGB-cx8

https://www.youtube.com/watch?v=48KFM9gfJeM

https://www.youtube.com/watch?v=oETl8JIC3eI

 音源は一緒っぽい。
 歌詞の一部から「41才の春」としているものもあるね。

・歌詞
https://www.uta-net.com/song/233771/

 「テレビマンガ」の歌といえばやっぱり子供のコーラス。コロムビアゆりかご会って今でもあるんだろうか。

https://ja.wikipedia.org/wiki/音羽ゆりかご会

 存続してるっぽい。

(12023.01.01.日 追加)


005. PCR

 生物学は「格段の」進歩をした。

 デオキシリボ核酸(DNA deoxyribonucleic acid)という巨大な分子が人間という生物が親から子へと継承する「遺伝子情報の貯蔵庫」であると判明しておよそ100年。(ちなみにリボ核酸 RNA ribonucleic acid は人体においてはタンパク質合成のためにDNAの鎖を「解いて」転写によって拵えた道具兼設計図として機能する。生物種によってはリボ核酸が親から子へと継承する「遺伝子情報の貯蔵庫」という場合もある。ちゃんと書こうと思うとなかなか説明が煩雑になる)。

 DNA、RNAの構成要素、アデニン adenine、グアニン guanine、シトシン cytosine、チミン thymine(RNAはウラシル uracil)の「対になって」鎖状を形成している。

 遺伝子片(DNAの破片、またはRNAの破片)を、この「対になる」性質を使って同一の遺伝子片を大量に複製する技術が2000年前後に生み出され、これが発展、発達した。その成果の一つがPCRである。……PCRの綴りがわかんねー。グーグル検索結果が「埋没」してる(笑)。Polymerase Chain Reaction か。
 直訳すると「ポリメラーゼ連鎖反応」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ポリメラーゼ連鎖反応
https://en.wikipedia.org/wiki/Polymerase_chain_reaction

 「シーケンサー」っていう「遺伝子片を増幅する機械」ってのがあって〜 程度のふわっとした理解なんですけどね。
 増やすと検知しやすくなるよねー、ってところが目玉です。

 逆に言えば、1、小さな断片でしかないということ、2、僅かな量を増幅して検出しやすくしているだけだということ、この2点に技術上の課題がずーっと残されているのですよね。
 検知しようとする断片に意味があるのか、ないのか。特徴的な「情報羅列」はDNAでもRNAでも、しばしば別の場所に出てきたりします。そしてDNA/RNA鎖には「切れ目」というか、切断しやすい箇所ってものがあるんで「小さな断片」で病原性有無とか調べられない。病原性のあるウイルス遺伝子片のうち、検知可能でかつ切れ目に沿って切れて、なおかつ増幅して試験薬などで検出可能なものを「ターゲット、目標」にして取り出す、それだけの技術なんですよね。
 探り当てたい相手を検知出来る「かも」しれないし、探り当てたい相手「以外も」拾い出せてしまい得る、そういう技術です。
 「ちょっと手探り」って感じのやり方なんです。

 抗体抗原反応の方が「目印」としては確実だって言えるでしょう。身体機能、免疫反応に準じた検知技術だって意味でも、手持ちの検査技術において「確実さ」評価でどちらに軍配が上がるか、自明です。

 そんな次第で科学(この場合は、医学と生物学)の技術はいつだって「過渡期」だって言える。ジェンナーさんの種痘だってそうです。新しいタイプのワクチン接種についても「しばらく(100年くらいとまでは言わないが60年、30年くらい)」は経過観察して評価する必要があります。その意味で「全員に接種」なんてのは「技術狂信者の妄言」だよなって、わたし個人は思います。

(12023.01.01.日 追加)


004. 「科学」と「科学的」

 2019年 令和元年の年末に武漢市を襲ったことが露見し、防疫封じ込め失敗のツケを世界中が支払わされることになった「禁じられた名前(爆笑、冗談ですよ。ヘンテコなコメントをnote運営が自動で引っ付けやがるんでムカっぱらが立つ、それだけ)」の某流行感染症に対する、「科学的な」国内対応に多くの人が疑問を寄せたまま、早くも3年経過? 4年目突入? となりました。

 「〜的」って「の、ようなもの」って意味だということなんでしょうかね?

 科学には、批判も検証も必須な学問領域、というのがワタクシめの理解なのですが、どうも国内防疫政策を策定する方は「科学」をご理解いただけていないようです。……国庫の予算における「費用 対 効果」……企業では切実なそんな「当然の、当たり前の、議論以前に『せねばならぬ』義務」すらにも頭が回らない……らしいです。「年度」過ぎれば熱さを忘れる? そんな「ぼんくら」政治だから、悪徳『宦官』財務省に権力を簒奪されんだよ……おっと、話が逸れた。

 科学は「っぽい」ってことを拒絶する。「それっぽさ」を排斥する姿勢こそが科学と申し上げられる。

 ウソ単語に、ゆめゆめ騙されませぬように。

(12023.01.01.日 追加)


003. やからじゃん

 「財務省」は「犯罪組織」です。「だと思います」と濁しません。組織犯罪防止法で取り締まったらいいと思います。

 1。国民恫喝。
 「国庫債務が増え続けている」と広報する。財務省自身は決してそういう広報はしない(例外として矢野とかいうコメディアン養成学校卒の事務次官が事実に反する証拠に基づく怪文書を雑誌に寄稿する事例はあるが)。
 子分にやらせる。
 フロント団体でもあるまいに。
 新聞に書かせる。テレビに言わせる。……財務省は隠れている。影響力は「隠然と」使わねばならぬ、というのが敗戦後の旧大蔵省の「伝統」である。……内務省解体で居場所のなくなった旧内務省職員から技術を教わったのかもしれません。
 財務省は子分どもを使って、平成の全期間において国民を「強請ゆする」手口を固定化させたのですね。ね?小泉純一郎さん?竹中平蔵さん?

 2。国会議員支配。
 国会議員、与党自由民主党と公明党の党員などへの「ご説明」で、財務省のシナリオを「呑ませる」。
 ご説明は「レク」と呼称される。レクリエーションではない。レクチャーである。「ご説明」とは名ばかりの「教えを垂れる」こと。やんわりとした「GHQ指令」である。もはや財務省(旧大蔵省)こそが、「オレがGHQだ」と言わんばかりです。GHQほど強引に押しつけはしないが。
 国会議員支配のためには、アメが必要だ。
 それは「先生のお地元」である地方行政府への地方交付金の増額だ。
 地方交付金の算定基準は相当にいい加減で、つまり、中央行政府の予算独占支配する主体、財務省の「気分次第」でなんとでもなる。
 (地方分権は、だから旧大蔵省・財務省の「地方への予算配分」権力の剥奪の意味もあった)
 国会議員を支配できれば、元旧大蔵省・財務省行政官から国会議員に転じた(天下りした)国会議員を駒にして、国会を支配できる。
 ここに構図としての「財務省独裁」国家・日本が成立した。……民主主義? うっせー(誰かの口真似っぽくなってるな 苦笑)

 3。この先は?
 独裁者、独裁集団、かつ犯罪集団の「財務省」の野望を打ち砕くには、国民が一丸となって対抗するよりない。ただし、暴力はいけません。それは旧共産主義者(ソビエト連邦工作組織)の計略「暴力革命」に付け入らせることになる。
 それぞれの場所でひたすら「抵抗する」こと。
 それを通じて財務省洗脳を脱した国会議員を支えること。
 財務省の「身勝手、横暴」を防止するため、法律による手枷、足枷を犯罪組織・財務省を国会議員と行政府を支配すべき内閣が鞭と手綱で「猛獣」を飼い慣らすこと。

 ……そんなことを思う、年の初めのためしとて(おいおい)。

(12023.01.01.日 追加)


書き漏らした。

 2.5。他省庁の支配
 デフレーションや不景気の時に「増税(税率上昇、税種類の増加)」する。経済状況が改善し弱いインフレーション状態を維持すれば「増税」しなくても、額面の税収入が増えるではないか、と言うひとがある。
 そうではない。
 苦しい台所事情で予算を捻出する。それだけ財務省は他省庁のみなさんのために「汗をかいている」と「見せかける」ために、どうしても不景気状況での「増税」は必要だ。
 他省庁にカネをバラ撒く。……バラ撒きをしてそれによって他省庁への影響力、つまり支配力、独裁を行う、力の源泉が「増税」という「見せかけの努力」だ。
 ……他省庁が財務省に「歯向かうことのないように」することでもある。ヤクザが「親分のタマ、取ったるわ〜」と支配を簒奪する話があるが、それを防ぐ巧妙な支配方法と言える……どこぞの隣国でやってそう(苦笑)。

 書き足し、終わり。

(12023.01.01.日 追加)


002. 尖閣沖合@情報更新お休み中

 令和5年2023年1月1日時点で、年末年始のお休み中。
 でも、現場には海上保安庁職員が張り付いて「不審船」を監視中のことでしょう。頭が下がります。
 海上保安庁さん、本年も海上警備行動をよろしくお願いいたします。

(12023.01.01.日 追加)

001. 今月のつぶやき(1)

(下から上に書き足します)
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Firefoxのバージョンがあがって、まーたツールバーに余計なのが(苦笑)。
> extensions.unifiedExtensions.enabled
をfalseにしてやったんだぜ。ワイルドだろぉ?
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変な夢をみた。
おおむね場所を知っているところへ仕事の都合で行くことになった。とはいえ不案内。スマートフォンで聞こうにも家に忘れている。
大雑把に歩き始める。たしか細い路地を曲がって……いつの間にやら高層住宅の屋上伝いに歩いている。え? 路地は? 向かって左側には別の高層住宅の列が、右側には高層住宅の下に深く町が広がっている。おいおい。ここは何処?
……戸惑っているうちに目が覚めた。それはそれで恐ろしい夢だ。西浦和也(にしうらわ)さんの動画でワシントン州あたりのハイウェイ話に触発されたんだろうか。でもあれって片側に針葉樹林、片側に河川だっただけで……うーん。
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夢の中で「穴の開いてない50円玉」を手にしていた。
エラーコインである。
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無事、沈められたそうな。
https://news.yahoo.co.jp/articles/435e496a00bceb596085cb811dadcd9ebbbb1b40
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BOJ がバンクオブジャパン Bank of Japan の略称とは思わなかった。なるほど〜。
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レーザー給電は、レーザーを遮るもののない宇宙空間(地球近傍の真空)くらいでしか実用じゃない気がします。
霧でも雨でもレーザーは妨害されるし、透明に見える大気にだって浮遊物は含まれている。エネルギー損失が大きい。
https://nazology.net/archives/120476
PRCのことだから「話半分以下」で聞いといた方がヨイかも?
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うわー OCNがこんな浅い時間から工事を始めるだなんて!
速度の切り替えができん……
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つらら(氷柱)の中の気泡っぽいアレ。
凍れなかった、水に溶けてたミネラルとか物質の水溶液の粒、なんだってさ。つまり液体。
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梅干しの消費量ガーとかニュースで見かける。減ってるんだねー。まあ安物梅干しはチャイナ産だから食べたくないよねー(おいおい)。
紀州産梅干しはお弁当に入れたり、入れなかったりする程度にしか食べてないなあ。
たまーに、「紀州梅(チャイナ産)」ってトラップが売られてたりするので、梅干しは……なあ……。
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想い想われふりふられ ひざ頭に、よくわかんないニキビが出来ちゃった(ハート) ………………うっせー!「吹き出もの」とかいうな!
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冷蔵ピザに、賞味期限切迫(実は期限は昨日だった)のロースハムを刻んだものと、玉葱の八分の一くらいを刻んだものをトッピングしてレンジでチン!し、17ピースにロールカッタで切って食べた。旨かった。玉葱の熱の通りが甘かったけど、それが逆にスパイスになって食味を増した。
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図書館に最新の評論雑誌を読みに行く。
……土産にウイルス本を借りる……あれ?
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大阪府・淀川河口付近の鯨は死んでしまったと報じられている。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230113/k10013948591000.html
大阪市が死体の処置にあたるそうな。なんまんだぶつ。
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腹筋の片側が筋肉痛に! というか、片腹筋が「つった」! なんでやねん! ……とツッコミ入れる余裕なし。上体をそっくり返して一所懸命に腹筋を伸ばした。
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元オリエンタルラジオという漫才師のあっちゃんさんの動画をお勧めされる。再生数が半端ない。人気あるんだねー。見たくもないが(苦笑)。漫才師としては面白かったけどね。いまや「説教オヤジ」としか(苦笑)。まあ、偏見だ(苦笑)。
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かわいい新種のヘビちゃん。
https://www.afpbb.com/articles/-/3446052
こういうの、「既存種でない」って同定するのが大変そう。日本国内でもたまーに新種が見つかるけど、だいたいは昆虫関係っぽいしなあ。
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大阪府の淀川河口付近にもっぱら深海在住のマッコウクジラさんが迷い込んだ由。魚じゃないか淡水域でも平気だろうけど座礁が心配よね。餌も少なそうだし。……ボラとか?
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ジェイホワイトが負けちゃった〜 ……あ、いや、知ってたけど。試合結果、先に知ってたし。
ベルト無くったってジェイは強い。特に故障って話もないし。それだけ新日本は「配慮」してるんだろうなあ。肘とか膝とか故障がないってのが大事よね。のらり、くらり、して、対戦相手を心理戦で凌駕することもさることながら「捩る力」と「瞬発力」それと手堅い「受け身」がジェイの強さの源泉だろう、と見ている。相手の力を利する技は「風車の理論」の実践でしょう? ふてぶてしいから憎まれる感じが強いんだろうけど(金的とかするし)ケニーオメガにも勝利している(シングル対戦は、一度きりな気がする)。飯伏が復帰してジェイと合体とかするとちょっと面白いんだけどタッグをジェイは拒み続けているのかもしれない。個人個体としての「ナラティブ」が強いからなあ。永田、田口、小島あたりと組ませるとそれはそれで別の「味」が出そうなんだけど。
とにかく、破れてなおジェイは「ストロング」だとわたしは思うよ。だから何もベルトに拘らなくても、って思う。
……一方、なんで鈴木みのるは1.4の会場で挑戦表明しないのか。めっちゃ腹が立つぞ、みのる!鷹木を襲ってIWGPヘビー挑戦権を奪う流れ?
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ドングル dongle という言葉を知る。
ワイヤレスキーボードのパソコン本体に挿し込むレシーバーとかUSB記録スティックとかのことを言うらしい。
んなこと言ったらマイクロSIMもそうじゃん、SDカードもそうじゃん、ってことになる。普通は機能が伝わる名称を使うけど、「形状」だけで言えばどれもこれもドングル扱いに出来るっぽい。無意味だわ。
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カボチャの種を〜 食べました! 食べたんかい!
身と一緒に茹でてたべちゃいました。
夏場のゴーヤ(苦瓜)もピーマンも種ごと食べちゃう!
それぐらい貧困(おいおい 貧困とまでは言えないだろ)。貧相?(うっせー!二階ナントカさん風)
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インド・ヒンドゥの最高神のひとつ、千葉!……シヴァだった……
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安物のレンジでチン!なピザを、クルクル回る廉価なカッターで16分割して「ひとくちサイズ」にして食べる。
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新春新日本プロレスのサブスクに入ろうか入るまいか迷い中。鈴木軍が昨年に解散したって試合も見たいしなー。まよう。
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ほー ほー フクロウ? 復路だよ
おうよ! 往路だよ
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内分泌学ラン物質
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室温計が24.9度! ……窓辺で日光浴した効果だ。
……って、暖房入れるかどうかの目安にしてんのに、なにやってんだよ(いや、置いたの、オマエだよ!と室温計に怒られるパターン)。
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線が「太字」になっていた……コピペミスだわ。
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……もう幾つ寝ると〜お正月〜 え? もう既にお正月?
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(下から上に書き足します)

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099. 尖閣沖合@22日
098. 環境破壊としてのスエズ運河
097. 「尊さ」とは
096. 経済学と考古学
095. GDP増加の原因仮説
094. 大きなヒキガエル
093. 景気の悪循環
092. 現実の課題・問題を抉り出すための方便
091. パスタを茹でる話題
090. 情報の非対称性
089. 尖閣沖合@19日
088. 不公平
087. 金本位制
086. 尖閣沖合@18日
085. 共通担保資金供給オペレーション
084. カールとカロルス
083. 尖閣沖合@17日
082. 貨幣
081. 境地
080. 映画の『ジョーカー』
079. MMTを考える
078. 反腐敗キャンペーンの餌食
077. 尖閣沖合@16日
076. 賢い主婦のアイロニー
075. 逆トリクルダウン
074. パーム油の塊
073. 人口減少傾向と医療
072. 音素
071. いとしい
070. 尖閣沖合@15日
069. 悪名轟くIMF(おいおい)
068. 赤い羽根
067. ニック式の会話言語のフレームワークが面白い。
066. 地球
065. 電力事業は最初から分業
064. 半導体とエッチング
063. 奥友志津子さん作品
062. 北海道の江戸時代
061. 『学者の暴走』の感想など
060. 「スキ」不要論
059. 人への親切は鬱に効く?
058. 経文
057. 「はせ日記」
056. 尖閣沖合@12日
055. 尖閣沖合@11日
054. 境界
053. 経済学者の倫理
052. 尖閣沖合@10日
051. 企業の継続性
050. PRC/CCPの危険な賭け
049. 宗教かー
048. 首振る鳩
047. 尖閣沖合@9日
046. IUU=Illegal Unreported Unregulated
045. 情報経済学の「情報の非対称性」を緩和する近江商人の「三方よし」
044. 本のお値段
043. どんぐり対応
042. 新春新日本プロレス。
041. コリア共和国の孤独死問題
040. ウイルス食べる生物の話は個人的には「眉唾」
039. ネタがない
038. 「啓蒙」というお節介
037. 戦闘員養成所?
036. モダーン・マネタリー・セロリー
035. 均衡
034. 「国家安全保障戦略」・「国家防衛戦略」・「防衛力整備計画」
033. 尖閣沖合@5日
032. 尖閣沖合@4日
031. 金融商品・国庫債券、略して国債
030. 量子工学
029. ロイター報道
028. 核爆弾の議論
027. 尖閣沖合
026. 手足めっちゃ冷える病
025. どっちもあれだが
024. 馳浩選手のノア参戦
023. 「原爆の夏、遠い日の少年」
022. 『学者のウソ』
021. カエル砲
020. アフリカ豚熱ワクチンの開発
019. 各月刊の雑誌『表現者クライテリオン』を買い支えましょう
018. 震洋
017. ユーミンソング
016. 読書
015. おもしろ動画
014. ビーチコーミング
013. 「ムーの歴史」ラジオ
012. 表現と制約
011. 薬の容器は、なぜガラス?
010. 「適格請求書等保存方式」
009. テレビネタ
008. シアトルの地下には街がある
007. 高橋洋一著『99%の日本人がわかっていない国債の真実』
006. 歌『元祖天才バカボンの春』
005. PCR
004. 「科学」と「科学的」
003. やからじゃん
002. 尖閣沖合@情報更新お休み中
001. 今月のつぶやき(1)
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