2020年入社の新入社員が絶対読むべきビジネス書籍 5選
はじめに
以下で今回は新入社員が絶対に読むべきビジネス書籍を5冊紹介したいと思います。
新入社員とは多くの方はまだ社会でなんの実績もなく、学ばせてもらいながらお金をもらう立場です。(誤解を生む表現かもしれませんが、学びながらお金をもらうほどよいことはなく、それこそが一番学びと成長を加速します)
一般的に、新入社員の間は責任のある仕事を任せられることはありません。
「インプット」と「アウトプット」の比率を比較した場合、新入社員は圧倒的にインプットが多い時期と言えるでしょう
「本を読め、と言われても忙しくて追いつくので必死でそれどころではない」という人がいますが、そういう人は社会人としてビジネスマンとして対して活躍はできませんし、組織の核となることも、大成することはないので本を読む重要性があまりないかもしれないので、これから先は読まなくていいです。
忙しい人ほど時間を作るのがうまく、本を読むことも、人とコミュニケーションをとることも、そしてビジネスを創り上げていくこともできます。
そもそも「自己の経験と知見」のみで成長していくのと、「多くの先人達の知恵や経験」を情報として、武器や防具として身に着けいているのではどちらが戦闘力が高く、RPGを制覇できそうかは容易に想像がつきます。
もちろん、ずっと最初の城の周りで、ひたすらスライムを初期装備だけで倒し続けても強くはなりますし、人によっては「常にやることがある」と、とても充実感を持った人生を歩むこともできるので全否定をする意図はありません。
時間は有限なので、その中でハイパフォーマンスを出したい方、社会に何かをしかけたい若者のみ下記紹介する内容をぜひぜひ読んでみてください。
私は読書とアウトプットを繰り返すことにより、同じ時間に新入社員時代と比較すると「3倍近く」の仕事を処理することができるようになりました。
生産性は大きく上がり、評価もあがり、社会人経験7年で最終的にサラリーマン時代にとして年収1100万円を達成しました。
今日はそんな自分の経験を通じて本当におすすめと思える書籍を5冊紹介します。
今回お勧めする本はKindleでの隙間時間での読書がおすすめの本です。
(反復的に読む、ビジュアル的に整理をする内容などは紙書籍がより効果が高いです)
そして隙間時間でKindleを読むためにオススメしたいのが、スマホのアイコンの配置を以下のようにすることです。
※どの画面を開いていてもすぐにアクセスできるようにKindleのアプリを一番下に配置しています
他にもすぐにググれるようにChromeも下に置いています。最近は通話もあまりしないのですぐにメモができるように配置換えも検討中です。
絶対読むべき書籍5選
1.生産性 伊賀泰代(著)
伊賀泰代さんの書籍は「生産性」と、「採用基準」どちらもおすすめですが、本質的には似たことが書いてあるので読むのはどちらかで大丈夫です。
マッキンゼー出身の著者が圧倒的な生産性を追求させられる超絶ハードはコンサルティングファームで学んだ本当の生産性ということが書かれている本。
玉石混交な一般的なビジネス書籍とは一線を画するほどの書籍です。
「論理的思考」、「ビジネスの本質はなにか」という社会人としても最も大事なものがシンプルかつわかりやすく書いてある本がこちらです。
この思考法は一般的な大企業では決して得ることのできないスキルであり、そのため著者も前作(採用基準)と同じく出したらたたかれるのではと思いながら書かれた本です。
日本という国のGDPを国力をあげることにとても重要なことが書いている書籍ですので、ぜひご一読ください。
またコンサルティングをされている方からすると、コンサルティング能力がついてから再度この書籍を読むとさらに驚くのが、通常の書籍とは一線を画しているということがよくわかる点です。
書籍は基本的には筆者の意図、目的などがふんだんに盛り込んであります。
例えば、
・自己のブランディング
・ある特定商材の販売
これらの目的がもっとも多く、目次を見ても、なんかそれっぽいものが並べられていて、そして内容を読んでもそこそこのことが書いている書籍が99%ほどです。
この書籍がすごいのが、
書籍を読んでもらって
⇒理解をしてもらって
⇒実際に仕事のパフォーマンスを上げて
⇒日本の時間当たりGDPを上げる
といったような実際にアクションに起こしてもらうことを込めて、どうしたらより多くの人口が実際にアクションまでおこしてもらえるかというところまで(おそらく相当に)考え込まれた構成と内容になっています。
ここまでの戦略から内容が詰まった書籍がたかだか1000円ちょっとで買えるのは感謝して読むべきです。
マッキンゼーで年収数千万ないし億を稼いでいる人が多大な時間を割いて書いていただいて、実際にこの方からしたら経済的なメリットは通常の業務をするより薄いです。感謝をし、パフォーマンスを出すということに全力を尽くそうと思わされる一冊です。
2.嫌われる勇気
実はメンタルがやられることがとても多い20代。
とても感受性が高いがゆえに、また自分がまだ社会人として未熟であるがゆえに、論理的な思考が身についていなく、不安という要素を論理分解し、それに対してのリスクを見積もることができず、ついつい起きてしまうことなのです。(私もそうでした)
「嫌われる勇気」とはアドラー心理学のことで、とても印象的なのが
「すべての悩みは対人関係にある。世界にもしあなたが一人しか存在しないとしたら悩みは一つも起きない」(一部意訳)
ということと
「アドラー心理学において褒めることも叱ることもしてはいけない。それは人間関係に上下をつくり、対等な人間関係が築けない」(一部意訳)
というものです。
子供に叱るということは子供を下に見て、その子供は褒められたいと行動することは人間として、尊厳を保てていない状態であり、また、それに影響され行動すると自分自身の人生を生きるのではなく他人の人生を生きていることになり、また、それは当人にも褒めたり叱ったりした人にも幸せにはならない、というものです。
問いかけて、自分で回答を出させる。それこそが本質的で正しい人間関係の築き方であるということはとても参考になりました。
すぐにはできないかと思いますが徐々にマスターすることで、人間関係に悩むことはなくなり、それは良好な人間関係からビジネス的なメリットが大きくなるだけでなく、精神衛生がよくなり、精神的な不調のリスクを軽減することとなり、将来的な収入減を予防できるという大きな投資・保険がこの1冊の本と実践で可能になります。
ちなみに「幸せになる勇気」も出されていますが、どちらも読みましたが、必読なのは「嫌われる勇気」です。どちらかを購入するなら絶対にこちらを購入ください。
3.イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」
こちら1位の伊賀泰代さん同様マッキンゼー出身の方が書いた書籍です。こちらもビジネスの経験が浅い初心者におすすめの書籍となっています。
とてもわかりやすくそして、論理的思考を使い、最短で問題解決をするのに役立つ本です。
こちらは「ビジネスの教科書」的に「何度も読む」ことをおすすめします。
新入社員であれば
「入社前」「1年後」「3年後」に読むと自己の成長に応じてすごさがよくわかり、そして自身の「視座*」があがっているのがわかります。
*視座-見えているレベルの高さ(イメージとして「視点」は「点」なので「特定の座標位置」、「視野」は「見える広さ」2次元では「XY軸上の広がり」、「視座」は「高さ」3次元での「Z軸の値の度合」)
今直面している問題は本当に解決すべき問題なのか。
そもそも問題に相対しているのか。
とても重要な思考プロセスです。
こちらはスライド作成のときにも応用できるので、とても大事です。
スライドがしっかりと作れると、自分の思いや意図をしっかりと詰め込むことができると、それを自分以外の複数の営業マンが配布をするだけで売上があがりやすくなり、自身にとっても、組織にとっても強力な武器となります。この「資料作成のレベル」は大手企業では「社内での自己のプレゼンスの上げ方」(本質的ではないのでここに労力をかけるのは個人的には賛成できないがかなり有効)に役に立ち、小さいベンチャーでは「大手企業を口説き落とせる、信頼度をUPさせる強力なツール」となります。
営業マンが相当強ければしょぼい武器でも成果をあげることができますが、武器が強ければビギナーも勝つことが武功をあげることができるとさらに自信となり、兵士として戦士として強くなり、組織の売上がキャッシュが潤沢になると、給料が増える、待遇がよくなる、人間関係がよくなるなどのメリットが多く出てきます。(ベンチャーにおいては売上があがり成長し続けていると、人間関係が悪くとも割とうまくケースが多く、人間の相性がよくとも事業がうまくいっていないと仲違いすることは多くみられます)
人を導く立場の人、マーケティング、マネジメント層は絶対に一度は読まなければならない本です。
下手のセミナーの100倍効果のある良書です。(新入社員向けでなければ、ビジネスマン向けであれば断トツ1位にしたいくらいの良書です)
4.考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
注:Kindle推しできましたがこれは紙書籍だけです(絶対おすすめなので含めました)
こちらも海外のマッキンゼー出身の方の書籍です。
こちらもスライド作成のときの基本的な知識として、コンサルティング、コンサルティング営業、マーケティング、経営のいずれかに携わる人は何回も繰り返し読むべき書籍です。こちらもコンテンツとしては身に着けるだけで年収が200万はあがるような内容です。新入社員には難しいので4位としています。
1年目、2年目、3年目と繰り返し読むべき本です。
身につけるだけでどの組織でも、自分でビジネスをやるときでもとても役に立つ書籍です。
第二新卒や2-3年目の研修として、外部の人材コンサルティングなどに任せるよりもこれの読み合わせや発表、ワークショップを独自にやった方が圧倒的に成果がでます。
この書籍の内容は組織で一人ができるより、みんなができることでとても強くなり、また共通言語的にコミュニケーションがとれるようになり、双方相手が理解しやすいようにコニュニケーションができるようになるので生産性があがります。
5.7つの習慣-成功には原則があった!
注:Kindle推しできましたがこれは紙書籍だけです(絶対おすすめなので含めました)
いわゆる最も有名な書籍である「7つの習慣」
新装版「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」が出ているのでこちらでもいいかもしれません。
こちらは新入社員であれば読んでおくべき書籍です。即戦力になるというものではなく、これを知っていることで、本来自分が目指すべきゴールよりもさらに先にゴールがあるというような自分の枠を広げる役に立つような本です。
社会を知らない、しかしこれから社会で活躍していく学生におすすめの読書です。
自分はどういった、形で人生をキャリアを築いてくのか、どのようなステップで何をどうしていくのか。人生の指針やアドバイス的な書籍です。
最後に
紹介したうちのほとんどがマッキンゼー出身者という結果でした。
実際に働いているマッキンゼーの方は正直ピンキリですが、3年以上働いている方やパートナークラスになると、同じ人間とは思えないくらいのレベルの人達がゴロゴロいます。
世界を動かせるような、この資本主義が席巻する世界においてはとても役に立つツールが、論理的思考、特にイシューの特定、とイシュー分解。それを行ってからの打ち手というのは頭を使わない、いわゆる末端で活動する人に任せられる粒度の仕事となります。
「稼ぐ力」をつけたいのであればまずは末端として、仕事を任されながら、これはどういう形で分解されてどういった役割を占めるのか、最上位にあるイシューは何かということを考えながら、ときには自分の直属の上司にこれは何の問題解決なのかということを問いながら仕事をしましょう。そうすると、直属の上司は理解できていないことが多く、あなたのその質問により、あなた自身の評価があがり、また上司を育てることとなり、組織を強くしていきます。
新入社員からすると信じがたいかもしれませんが、どのポジションからでも人は人に影響し、マネジメントすることができます。(マネジメントは必ずしもトップダウンというものではなく、「こいつのためにこうしてやりたいな」と思わせて自己の意図するように動かしていくことは「下からのマネジメント」です)
一番下っ端から経営層を動かす力があると、会社員もとても楽しくなります。そして、組織としても強くなります。これは真理なので、「うちの会社は古臭いから、、」など関係なく、その古臭さを理解し、うまく自分でない人を立ててコントロールしてもできるものなので、どのポジションの人でも絶対にできます。
また、このスキルは自分が属する組織(家族を含む)だけでなく、自分が顧客としてサービスを利用するときにも応用できます。訪問した店舗のスタッフ経由でマネージャーを動かし、自他ともにメリットある形というのは往々にして築けます。
まず身近なところから、今日から始めてみてはいかがでしょうか。
また、もし「読む」だけで「仕事の成果が思った以上に上がらない」とお悩みの方は下記の記事も読んでみてください。
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