手を挙げて渡ろう<169/1000>
【ラジオ体操472日目】
『ニコチンレス生活193日目』
こんばんは。
横断歩道を歩いて渡った後に、深々と頭を下げる小学生にいつも癒されるコマリストです。
今日は『大人としての背中』というテーマで書いていきたいと思います。
皆さんは横断歩道を渡る時に右手を挙げているでしょうか?
恐らくですが、この質問にYESと答える人はほぼゼロで、100人中99人は手など挙げないはず。
では、子供達に道路の渡り方を教える時に手を挙げることを教えている人はどれくらいいるでしょう。
これは、逆に手を挙げるように教育する人の方が多くて、8割以上が手を挙げさせているはずです。
子供たちは口で言われたことよりも、自分の目で見て、自分の耳で聞いたことを信用し、真似する性質があります。
ということは、手を挙げない子供たちを作っているのは誰かと言うと・・・。
今日は、最近の若者は〇〇という言葉を口にする前に、大人としての果たすべき責任を果たせているかというお話です。
これを機に、手を挙げて横断している大人が増えたら少しだけ世界が優しくなる気がしていたりします。
背中を見せる
人の教育は口で説明するのではなく背中で語るのが良い。
昭和以前は仕事においてもこんな考え方が当たり前だったように思います。
今でこそ、職場でこんなことを言おうものなら”いつの時代ですか?”と言われてしまいそうです。
とはいえ、本音を言えば背中で語る姿から学びを得たり、批判したりしているはずなんです。
というのも、的確な指示を出してきた上司自身が、普段その指示のような仕事が出来ていなかったらどうでしょう?
そんな指示に従いたくないと思う人が多いのでは無いでしょうか?
つまり、どれだけ的確で合理的な指導であったとしても”その人”が普段どんな仕事をしているのかが重要になる。
これって、いわゆる”背中”を見ているからだと思いませんか?
いつの時代も、幼少期から大人になるまで期間については、両親や教師など身近な大人の背中を見て成長します。
そんな大人の姿を見て、子供たちは夢を持ち、その夢に向かって努力する。
カッコイイ大人がいないから、子供たちは夢を失い、現実を見なければいけないなどと悲しい言葉を口にして、職業ですらない公務員というものを目指す。
#アンケートの結果
#ツッコミそうになった
少なくとも私は、子供達が夢を失うのは、カッコイイ姿を見せられない私を含む大人の責任だと思っています。
#憧れの大人
#尊敬できない子供たち
おっと、話が逸れました(^_^;)
#ホントに性格が悪い
#毒を吐きすぎ
長い期間、大人たちの背中を見て育ってきた人間が、社会に出たらいきなり背中を見なくなるわけが無い。
確かに的確な指示や合理的な指導も必要ですが、それ以上に背中で語ることが重要だと思うんです。
Raise your hand
さて、かなり熱くなってしまいましたが、ここから冒頭の話に戻ります。
横断歩道を右手を挙げて渡らなくなったのは何歳頃からでしょう?
小学校低学年には、まだ手を挙げている生徒がいます。
ただし、その生徒と共に登校している高学年の生徒は手を挙げて渡らない。
その代わり、低学年の生徒を先に渡らせて、自分自身は最後に横断したあと、止まってくれた車にお礼をする。
#大好きな姿
#素敵すぎる
つまり、低学年から高学年に上がるまでの間に、誰から言われたわけでもなく手を挙げなくなって、代わりにお礼を覚える。
では、大人達はどうでしょう。
皆さんは、横断歩道を渡る時に止まってくれた車に、ちゃんと振り返ってお礼を出来ているでしょうか。
私が遭遇するのは、お礼をしない大人が9割で、お礼をする大人も軽く会釈をする程度。
この姿を子供たちは見ているわけで、当然ですが子供達はお礼すらしなくなってしまう。
これって、すごく寂しいですよね。
ちなみに私がどうしているかというと、手を挙げるのはまだ少し恥ずかしいので、たまにだけ。
#たまにはする
#ネタとして
ただし、お礼については必ず立ち止まって、相手の目を見てするようにしています。
急いでいる車からすれば、邪魔かもしれません。
けどね、そんなことよりも止まってくれたことに感謝を示したいし、この姿を見ているかもしれない子供たちに対して大人として恥ずかしくない立ち振る舞いだと思う。
もしも、これを読んでくれている人のうち1人でも手を挙げて渡ってくれたら。
1人でも立ち止まってしっかりとお礼をしてくれたら。
この人のそんな姿を見ている子供たちが10人はいる。
その10人が真似するようになったら、その友達50人が面白がって真似をする。
こうやって少しづつ広がっていったら、少しだけ世界は優しくなるような気がします。
この記事が、その優しい世界へ変化するためのきっかけになったら、こんなに嬉しいことはありません。
皆で右手を挙げて横断歩道を渡るイベントとかやってみたら面白いと思うんだけど、バカにされて終わるだろうな笑
ここまで読んでくれた奇特な方は、是非一緒に手を挙げて渡りましょう。
じゃ、またね!