悪用厳禁?人を動かすコミュ力<269/1000>
【ラジオ体操572日目】
『ニコチンレス生活293日目』
こんにちは。
誰かの為に見返りを求めずに動くことが出来る人をすごいと感じるけれど、自分にはできないなと最初からあきらめてしまうコマリストです。
今日は『人を動かすコミュニケーション』というテーマで書いていきたいと思います。
目の前の人を自分の思うとおりに操作したい!
こんな風に考えたことがある人は、私だけではないと思います。
#と思いたい
実際、こんなキャッチコピーで販売されている本や教材もありますが、正直なところ、めちゃめちゃ怪しいですよね。
そして、実際に人を操ることが出来るスキルを持っていたとしたら・・。
きっと、出来るはずがないと分かっているからこそ求めてしまうんだろうなと思います。
#無いものねだり
#高嶺の花
今日は、誰かに行動してほしい時には、お金を使うか時間を使うかの2択だよね~というお話です。
内容的には尊敬してやまない先輩のコミュニケーションから私自身が学ばされたというだけの備忘録です。
断れないオファー
先週の金曜日に、私の尊敬するF先輩から電話がかかってきました。
この人からの電話に出ると、本題が5分程度で終わる内容でも最低1時間は覚悟しないといけないという相手なので、毎回出ることを躊躇してしまいます。
#本当に
#尊敬はしてるけど
とはいえ、久々の電話だったので、何かあったのかもしれないと思い、電話に出てみると、開口一番こう聞かれました。
F氏
『22日の月曜日、夜の予定はある?』
コマ(スケジュールを開きながら)
「え、、っと、、団体のレゴ製作の予定がスケジュールには入ってます。」
ちなみにF先輩は、私が抜けたいけれど抜けられていない”とある団体”の卒業生です。
なので、変な誘いが入らないように、参加する予定ではない団体の予定を伝えたというわけです。
#断り文句
#ネタとして
これに対して、Fさんの答えは、
『おぉー、それそれ!来るってことやね。了解~』
コマ
「ちょっ、まっ、行くとは言ってないですよ?」
F氏
『スケジュールに入ってるなら行かないと!』
コマ
「Fさん、卒業してるんだからそんな連絡要らないのに、現役なんですか?笑」
こんなくだらないやり取りをしながら、電話してきた理由を聞いてみると、Fさんは、最近の団体の状況を心配しているようで、一人でも多くの人が参加しやすい環境を作りたいと真剣に考えているとのことでした。
そして、そのために、過去3年の間に入会した会員全員に電話して、参加を促しているとのこと。
現役会員でもないのに・・。
電話をしてきた理由まで聞いたからには、Fさんのオファーを断るわけにはいけません。
#Fさん好きだし
#かわいそうじゃん
ということで、卒業生なのに現役会員のために自ら動くFさんの熱意に押され、Fさんが参加するということを条件に、参加することに承諾しました。
元々行くつもりがなかった私が、参加するという判断をすることになった今回のFさんのコミュニケーションからは、本当に多くの学びがあります。
人を動かすコミュニケーション
今回のケースで、私がFさんから何を学んだのか。
それは、「お金を使わず人を動かす方法」です。
#結局使ったけど
#差し入れ
言葉にすると、詐欺師みたいな響きになるので、胡散臭さ半端ないですが、全然胡散臭いことではありません。
Fさんから電話を受けて、参加することを決めた私ですが、そもそもFさんからの電話でなければ、私が参加する気にはなっていなかったと思います。
これは、Fさんが現役だった頃に私自身がとても世話になったし、Fさんが人として好きだからという個人的な理由です。
Fさんは年齢に関係なく、全ての相手にフラットな態度で接する人で、初めて会った日から友達みたいな状態でした。
正直、これに関しては才能みたいなものもあると思います。
けれど、Fさんがすごいのはそれだけではありません。
そもそも、現時点でFさんは団体を卒業した状態であるため、言葉を選ばずに言えば”部外者”です。
そんな人が、ほとんど絡みがないような新規入会者の個人携帯を全て把握していて、全員に電話して参加を呼び掛けているわけです。
もちろん、卒業生なので、携帯番号が掲載された資料を持っていません。
つまり、自分の足で一人一人に声をかけて、携帯番号を交換していたということ。
さらに、先輩からの電話は何となく出づらいと感じてしまう人が多い中で、全員と連絡を取り合えるのは、日常的に電話をする関係性を作っているから。
何も、魔法のようなコミュニケーション術を使っているわけではないんです。
何のメリットもないのに、他人のために自分の時間を使い続けることを継続しているだけ。
そんな先輩だから、私を含む後輩たちは、
「OBなのに何でいるんですか?暇なんですか??」
なんて軽口を叩きながら、先輩の参加を嬉しく感じていたりする。
本当にすごすぎて、とてもマネできるコミュニケーションではありませんが、自分自身の人との関わり方について多くの反省点に気づかせてもらえる素敵な人です。
誰でもできるけど、誰もやってない時間の使い方。
皆さんもこんな関わり方が出来たら、誰からも親しみをもって慕われる人格者になれると思いますよ。
じゃ、またね!