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久しぶりの合同演奏

今日は久しぶりのDimensionのリハーサル。
この状況になってアルバム"31"のリリースツアーもキャンセルになって初秋まで演奏するのは無理か…と思ってた矢先に無観客/配信ライヴの提案が実を結んだ。
6/14日の日曜日、昼・夜ダブル公演。
料金設定が高めに設定しているのだが「このご時世に高い」と言う声も聞く。それも分かる。分かるけれど新しい生活様式の為にも苦渋の決断でこう言う設定になった事もご理解頂きたい。

やはり合奏は楽しい。プロ・アマ問わず、同じ空気感をリアルタイムで肌で感じる幸福感は、久々とは言え格別。1日も早くクラブで感じられる日が来るのを願うばかり。
6/14日はお店の雰囲気も含めDimensionの音世界を存分に味わって欲しいです。観てくれる方々はお楽しみに!迷ってる方、是非!

さて、2年前の春先に「Colorful Tone」という自伝本なるものを発売させて戴いた。
ヤマハ音楽出版から出したのだけど、何故に私にこの話が来たのかは未だ不明(笑)。当時の会社の担当に訊かなければ分からないが、今その人がどこにいるか分からない(苦笑)

まだ自分の半生を語るには早すぎだろう…と思ったけれど、出すことによって自分自身が多少解ったのも事実。まぁ大雑把な生き方をしてきたし、良くギタリスト(スタジオミュージシャン)としてやってこれたな〜と、今でも時々怖くなる。
それぐらい「音楽」をキチンと学んで来なかった。

自伝本にも書いたのである程度割愛するが、兄弟の影響で音楽や楽器に幼少時から当たり前のように接して来れたのは、本当に恵まれた環境だった。
何でもそうなのだけど「出会い」「入り方」はとても大事。親は全く音楽に興味を持ってなかったと思うけど、4人兄弟の兄の影響もあって洋楽が身近な音楽としてあった。
それでも当時TV番組で洋楽を聴く機会は少なく「Best Hit USA」って番組がバイブル的存在だった。それでもオレの核になってるのは「8時だよ全員集合!」「俺たちの旅」

幼少時代〜大人になってもドリフターズと青春ドラマは好きで、あの昭和感がたまらなく好き。その志村けん氏の訃報は本当に心が萎えた。悲しかった。
正直、コロナを自らの生活のなかに意識し始めたのはこの頃からだった。

話を戻そう。

物心ついた時、家には長男のエレキギターがあった。とてもカッコ良かった!でもそれがある日学校から帰るとEliteというアコースティックギターに変わってた。兄はアンプを欲しがっていたらしい(後日母親から聞いた記憶がある)がエレキ→アコギのトレードは苦渋の決断だったと想像する(笑)

でもそのアコギの登場が無ければ、今こうしてギタリストになってなかったかも知れない。早かれ遅かれ楽器を手にしてたかも知れないけど、家に楽器があるって環境はやはり音楽が身近になる。

ビートルズの「YESTERDAY」がNHKの短編小説ドラマか何かで使われてて、姉に教えを乞うたが相手にされず「明星」かなんかの歌本を渡され耳コピを強いられた。

C/Am/Dm/G/Em…その辺りをなんとなく押さえられるようになって嬉しかったがFのコードでつまづいた。今でもストレッチコードが苦手だけど、とにかく手が小さい。
出来ないところで引っかかってたら先に進めない・・でも出来ないとこはすっ飛ばした。今でもややこしい箇所は後回しにするのだが(ミュージシャンは割とそうだと勝手に思い込んでる)「あぁ、あの時キッチリやっとけばなぁ」と事ある毎に思うのである。60才を前に後悔する事しきり(汗)

中学生当時、フォークソングの大流行もあってギターを始める友達は沢山いた。よく週末になると友達の家に集まって練習していた。
ギターを弾くと言うよりは歌いまくってた。

中学生時代はバスケとギターと釣りに没頭し、高校時代はバンド活動に専念(?)する毎日を送っていた。
当時ヤマハ主催のコンテストが全国的に盛んで、学校に内緒で(目をつけられてたから?)良く県またぎで出てた。そして良く賞を戴いた。
真面目に練習した記憶は今でも残ってるし、同級生達に「間違えるとすぐ睨む、感じ悪かったなー」と今でもチクチク言われる(笑)
数年前、当時の仲間たちと一緒に故郷で一晩限りのライヴを行ったのは本当か楽しかった。目標にしていた先輩も観に来て貰えて酒の席が華やいだ。またいつかやりたいなと計画中である。

高校を卒業する頃にはミュージシャンになる事しか考えずてなかった。それ以外の仕事は全く考えなかったし、どうにかなるだろうと楽観視していた無鉄砲な自分。
まぁ親には本当に心配かけたが「根拠のない思い込み」は時には人を強くする。
実は長崎から上京する時は半ば夢を諦めかけて東京に来た。「お前みたいなギター弾きは東京には腐るほどいる!」と言われ続けてた。
でも東京に出てからの出会いが私の人生を加速させた。

続きはまた

日々の思いを綴ってます。趣味の事、音楽や楽器の事、そして今までの経験の事。何かの役に立てれば嬉しいです