見出し画像

アウトカムを最大化するには○○?LayerX/バクラクの爆速開発のTipsとは?

LayerXから三井物産デジタル・アセットマネジメント(以下、MDM)に出向し、Engineering Managerを務めるmasudaです。

このnoteは「LayerXアドベントカレンダー2023春」の21日目の記事 です。
今回は、MDMからLayerX開発チームについて、爆速開発について赤裸々に聞いたお話をお伝えします。
昨日の記事はSalvadorさんによる「チームの未来をTrustする」でした。

爆速開発

爆速開発とは、こちらの資料にもあるように、顧客への価値提供(アウトカム)が速いことと定義しています。

アウトカムを最大化するためには、

  • 使われないものを作らない

  • 仕様をシンプルにする

  • 言われた通り作らない

上記の3点が重要とされています。

アウトカムの最大化。大事。でも。

そう言われたら「そうですよね」と思うかもしれませんが、実際の現場では、「わかっていてもできない」ということが往々にしてあるかもしれません。
そんな我々も、よりスクラムをしっかり回していこうというタイミングで、遠慮せずに現場を見させてもらいに行きました。

以下の記事でもチラッと触れられているように、Tipsを具体的に伺ったので、今回はその内容についてご紹介します。

爆速Tips

実装前にこだわる

  • これから実装する内容を画面イメージ付きで詳しく記載

    • 作る前のワイヤーフレームベースでのヒアリング

    • お客様との良い関係性を日頃から築くことも大事

  • 仕様に関する議論や調査内容をプロコンと結論含めて残すことで背景を把握できるようにする

  • メンバーの得意領域にあわせた連携のカスタマイズ

    • ex) ○○の観点ではどう?など、コミュニケーションを取りつつ、大きな抜け漏れを防止につなげていく等

ストック情報を適切に増やしていく

  • Notionを活用して情報を、探したいときに探せる状態にする

    • 新入社員目線で情報を辿れるように

  • 自分が知っていることや、既存メンバーが、「よしなに」やってきたことを言語化する

プロダクトのドメインやシステムを理解する

  • DBスキーマからドメインモデル図を用意する

    • TechLead等にフィードバックを何度も受けながら、ドメインを言語化、見える化しつつ、理解度を上げる

  • ペアプロなどを通じて、良いプラティクスを取り入れる

  • タスクは、小さく素早く進め、何度もフィードバックをもらう

  • プロダクトの背景を理解する

    • 商談動画を見る、ドメインエキスパートと壁打ちする等

優先度の納得感を醸成する

  • CSやSales等の開発要望を紐付けて、優先度を計算

  • プロダクトビジョンに沿っているかどうかも計算に加味

    • ex) デジタル化と正反対の運用を強いるような開発はインパクトを下げる等

  • 開発アイテムの優先度の説明責任を果たす

  • ドメインエキスパートに頼る

運用の安定化

  • ログを適切に出力することにより、問い合わせ時のユーザー照合や状況把握をしやすくする

  • フロントエンドに存在した複雑な処理を、適時バックエンドに移し、テストコードで品質担保

このようにTipsを並べてみましたが、特に「実装前にこだわる」という点が重要だと思います。
釈迦に説法かもしれませんが、立ち上げフェーズなのに、ちゃんとしすぎないことであったり、PMF後には品質の重心を増やすことも運用の安定化につながるなど、バランス感覚も大切です。

Trustful Teamだからこそ

このTipsが全てのプロダクトや現場で「銀の弾丸」になるとは限りませんが、お互いを信頼し、透明性のあるコミュニケーションにこだわっているからこそ、必要に応じて、このような部署(実態としては出向しているので会社)を超えた相談も気軽にできる環境があります。

おわりに

MDMではアセマネ業務の業務効率化システムや、デジタル証券で大型不動産やインフラ施設といった安定資産に投資できるサービスALTERNAを一緒に開発してくれるエンジニアを募集しています。
少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にカジュアル面談にご応募ください!

また、LayerXではLayerX Opendoorという取り組みで様々な職種やテーマで話を聞けます。
アカウント作成も不要で簡単に申し込みできるので、ぜひ気軽にチェックして申し込んでみてください。

私のカジュアル面談はこちらになります。


いいなと思ったら応援しよう!