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Seven 特別な夜の時間

付き合うようになってからは
ひたすらLINEをしたり電話をするのが愛しかった。まあ、それは今も愛しさは増すばかりなんだけど。

休みを合わせて私達は夕飯デートをした。
私の地元に来てくれた。
おいしいハンバーグ屋があるので彼を連れていきたかった。その前に私は気持ちをスッキリさせる為に美容院に行って髪を整えた。
それから彼に会ったので心がいつも以上にうきうきしていた。

待ち合わせは本屋の前のベンチ。
彼は私の髪を可愛いと言ってくれた。
そして嬉しいものを見せてくれた。
会うまでにLINEでやり取りをしていた時に送った私の写真が待ち受けになっていた(笑)
因みにロック画面も(笑)

つまり毎回携帯開くたびに私の顔を…
はずかしいけど、嬉しい

ハンバーグ屋に向かった。
向き合って座りまだぎこちないかなあと思えば、私はすっかり素の自分に近づいていた。
まだ、彼に可愛いって思われなくちゃ
ひかれないようにしなくちゃって付き合いたては不安が過る。でも彼はありのままでいいんだよというように食事をしてくれた。

私はカラオケに行きたかったので
彼をカラオケに連れていった。

そこで私は渡したいものがあった。
手紙だ。

なぜ手紙かというと
前日に親と少し喧嘩をした。
私の気持ちをわかってほしくて手紙を書いた。
その時ふと彼氏に凄く感謝の気持ちを伝えたくなって書いてみた。

渡した時凄く喜んでくれた。
大事にファイルに入れてしまってくれた。
帰ってからミッキーのぬいぐるみに添えるように大好きだよずっと側にいてくださいと書いてある封筒の表面が見えるように飾ってくれた。

手紙を書いて良かった。
そう思った。

今思えば彼は私と出会ってから
ずっと優しいし伝えてくれる言葉が本当に嬉しい。

そして大事な共通点を見つけた。
彼も日記を書いていることだった。

今までは日記のことをいうと
可愛いとか、偉いとか
他人事。
日記を書く人は絶対に楽しかった思い出を忘れない人。日々を大切にする人。
それをわかっている。
だからこそ彼が書いていて
凄く嬉しかった。いい意味で驚いた。

近日も仕事終わりに来てくれて
一緒にカツを食べてから
私の地元にあるサイゼリヤで高校生のようにただダベる時間を過ごした。
それも最高に楽しかった。

家まで送ってくれて
公園で影の写真を撮った。

後ろから抱き締めてくれた。

離れるのが嫌だと思い始めた。
付き合っていたらずっといたいけど
私はある程度一人の時間が欲しい
なのに、彼とはもっといたい。もっと知りたい。そうなっていった。

彼は私を最高と言ってくれて
姫と呼んでくれている(笑)
会える時は絶対に会いに来てくれて
普段好きだとか会いたいだとか甘えないんだという、それをしたくなるくらい私を好きなんだと。

もう嬉しすぎてLINEスクショしたので
沢山スクショLINEがある。

私の感性や話すことや
好きなものが沢山あるところが
大好きなんだそうだ。

3歳下なのに結婚も考えている男の子。
25歳ってまだ遊ぶ年なのかと思った。
と思っていたけど彼は違うみたい。
同棲したことがあってその方と別れて
次に付き合う人は結婚を考えているって。
28の私ならわかるけど
なかなかに珍しくめちゃめちゃいい。
だって遊んだ時代もあるけど自分には合わなかったっていっていたから。
ああ、変わった彼に私は会ったんだって
タイミング良かったなあって思った。

あと彼は年上じゃないと恋愛対象に見れないらしいので年上で良かったあと思った。

とことん、沼らせてくるなこやつ
と思いながらにやにやする深夜が
増えていった。

つづく

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