見出し画像

【韓国ドラマ感想文】今更ながらの《美男ですね》

2009年に韓国で放送されたドラマ。
当時のことなので、最速といっても半年より後に日本で放送、あるいはDVDレンタルになったはず。

そして《ファン・ジニ》の悲恋の両班若様チャン・グンソクのイメージで見始めて、結局前半までも行かずに挫折していた。

挫折したのでよく覚えていない。
たぶんまだ学生だった娘と観てたから吹替版だっただろうし。

☆☆☆☆☆

というわけで悠久の時を越えての視聴。

2007年の《コーヒープリンス1号店》の系譜を辿る【男装女子】の【逆ハーレム】ラブコメ。

当時求められていたのはパク・シネのように純情無垢な女子だったのだろう。
今見返せば、修道女見習い設定とはいえ何かと言えば『どうしようどうしよう』と狼狽え他人の言葉に一喜一憂する姿は「え〜〜いっ、しっかりせいっ!」と背中をどやしたくなる。
昨今のラブコメヒロインは現代もの時代もの拘らず、自分の意思ややりたい事を明確にしていることが多い。
時代の変化でもあるが、個人的に好ましく思う。

両班若様だったバンドリーダーのグンちゃんはずっと不機嫌で、優しい2番手ジョン・ヨンファは鈍感なヒロインに振り回されるけどひたすらに尽くす。マンネ(末っ子)のイ・ホンギは愛らしく明るい。
あるべきマンネであろう。
(某アイドルグループSJのマンネはこの作品のイ・ホンギに比べると悪魔並みにブラック。)

小ズルい親族、出生の秘密、根性悪の邪魔者美女、下卑た芸能記者...。

こう書き出してみるとやっぱり【王道韓国ラブコメ】。

現在と違ってSNSの暴風は彼らを襲わない。
今ならあっという間にネットで出生の秘密も暴かれ、根性悪美女も不機嫌ヒーローもDispatchされ炎上間違いないのでは?と思う。

長閑な時代だった(のか?)。

☆☆☆☆☆

2009年と言えばSUPER JUNIORの《SORRY SORRY》の大ヒットや少女時代が話題を集めていたと今なら分かるが、『謝らないと』の台詞の後に《SORRY SORRY》のあのダンスを踊らせてみたりショートパンツにハイヒール👠で踊らせてみたり。
当時の私は元ネタの知識が皆無だった。
今だから分かって笑えるけど。

とにかくキラキラ青春アイドルドラマであることは間違いない。
でもキャストの演技力が高いので、やっぱり見応えはある。

無愛想ヒーローがなぜそんなに不機嫌なのか?などに説得力を持たせる。

やっぱりヒットしただけの事はあるのだ。

☆☆☆☆☆

さてこれは私の個人的疑問。

韓国ドラマ(映画も)ではなぜ他人の持ち物を勝手に漁るのか?
警察ものやスパイもので【捜査(あるいは任務)の一環】ならまだしも。

私は自分のものを漁られるのが嫌なので他人のものも基本触らない。
オットの持ち物も『〇〇を忘れて出かけてしまった。△△の場所を探してもらいたい。』と言われない限り触らない。

でも韓国ドラマでは『フッフ〜ン🎶』と手持ち無沙汰げに机を触ってストーリー上重要な書類を見つけてしまう、とか秘めた思いを象徴する何かを見つけてしまうことがよくある。

そんなシーンのたびに一人で「勝手に他人のものを触るなよ〜」とツッコミを入れてる。
これを読んでくださっているあなたはどうですか?
触られても平気派?

☆☆☆☆☆

また、アイドル・モデル・俳優・歌手が主人公あるいは重要キャストのドラマでは、その部屋中にポスターやら何やらベタベタ貼ってある。
当然この作品でもそう。

自分の等身大より大きなポスターに見つめられて、そんな部屋で落ち着くのか?と思わずにはいられない。
それとも、そこまでして自意識を高く保つのか?

そう思っていたが、一年ちょっと前に沼ハマりした元老アイドルSUPER JUNIORはバラエティ番組で自宅ロケをけっこう行う。

彼らの自宅はドラマのようではない。
Why?

カメラを置かない部屋には自分のポスターだらけなのか?
それともドラマなどの方が【芸能人の家】設定のお約束なのか?

韓国の芸能人とお知り合いの方、教えていただきたい。

☆☆☆☆☆

それから《だから俺はアンチと結婚した》でも不思議だった【事務所の周りに張りついているファンたち】。

職業は学生っぽいけど連日連夜事務所周りで「どうした!?」「何してるねん!?」と思ってしまう。

大きなお世話だけど。
この辺りも、ご存知の方は教えてください。

《イルタ スキャンダル》の高校生のように勉強したり友だちと遊んだりしないのか?受験は大丈夫?と心配してしまう。

☆☆☆☆☆

まあ何はともあれ、楽しく完走できた。

ヘアメイクや衣装に時代を感じつつ、沖縄旅行もした気分になれたし。

☆☆☆☆☆

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?