【韓国ドラマ感想文】やっぱり名作〜《キル ミー ヒール ミー》

配信サービスなどのサムネイルで見かけるアイラインを黒々と施したチソンがずっと気になってた。

『キルミー・ヒールミー』

主演のチソンは、多重人格症（D.I.D）患者としての、本人と突如表れる別人格を見事に演じ分け、さすがとしか言いようがない。
はるか昔の作品《オールイン》でイ・ビョンホンとの共演を観て以来だったが「いい年の重ね方をしてきたのだな」と思う。

さてヒロインのファン・ジョンウム。
私の好みの顔立ちではなくて、声はコメディシーンでは韓国の俳優さんとしては珍しく、高くてキーンとしたタイプ。

なのに彼女が出演するドラマってハマってしまう。

この作品で兄役を演じたパク・ソジュンとの、日本でもリメイクされた《彼女はキレイだった》もそうだ。（タクアンの人SUPER JUNIOR チェ・シウォンの好演もあったが）

チソン演じるチャ・ドヒョンの秘書アン室長役のチェ・ウォニョンとの《サンガプ屋台》もファンタジー要素が強くて面白かった。BTOB ユク・ソンジェとの3人のかけ合いが絶妙だった。

作品の【選球眼が良い】と思う。
もちろん彼女の好演もあるのだけど。

☆☆☆☆☆

作品の始まりはコメディ要素が強いが、物語が進むにつれて多重人格症の発症の原因要素が明かされていく。
その過程はミステリーとして描かれているので、ネタバレはしないのでご覧になっていただきたい。
表れては消える別人格が当人たちも周囲も掻き回して、着地点がどこにどうなるのか？と目が離せない。

旧作ではあるが、放送当時各賞を総舐めにしただけのことはあるわ〜。

私のような未見の方、ぜひ！

☆☆☆☆☆

ではまた。