【読書感想文】グリム童話がこうなった！〜《赤ずきん 旅の途中で死体と出会う》

長年の友人と、お互いに買った本を貸し借りし合いっこしている。

コミックスだったりムックだったりミステリーだったり。
彼女から回ってきたのがこの作品。
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 (双葉文庫)

9月14日からNetflixで橋本環奈主演の実写映画が配信される予定だそうだ。

☆☆☆☆☆

グリム童話の中の赤ずきんが、ある目的を持って旅をする中でシンデレラやヘンゼル＆グレーテルたち、眠り姫、マッチ売りの少女と出会い、降りかかってきた事件の謎を解く。

しばらく前に《本当は怖いグリム童話》を初めとする《本当は怖い〜》シリーズが話題になったことを覚えていらっしゃるだろうか。

ヨーロッパの各地で伝承されてきた昔話を言語学者だったグリム兄弟が蒐集してまとめたのがもともとの【グリム童話】だったが、時代が下るにつれて子ども向けに書き直されるうちに抜け落ちてきた残虐な描写や各地の風土性を改めて紹介するものであった。

そんな感じなのかなと曖昧に感じつつ読み始めて、全然違ってた。

とはいえミステリーなので、現代の視点での残虐性や恐怖感がたっぷり。
したたかな赤ずきんには、確かに橋本環奈がぴったりだと感じる。

続編ではピノキオを拾うそうだ。

☆☆☆☆☆

映画も続編も楽しみだ。
ぜひ！

ではまた。