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【感想文】個性に惹き込まれて

『ラブコメ職人』イ・ミンギ

すごい愛称ではなかろうか?
数多くの韓国ラブコメドラマの主演俳優がいる中で『職人』!

気になって見始めた。

《この恋は初めてだから》

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メインのカップルのキャスト以外の、「あら、この俳優さん!」「おや、あの作品でお目にかかったあなた!」の脇を固めるみなさまも素晴らしい。

住む所を無くした脚本家アシスタントのジホと、空部屋を貸して賃料を少しでもローンの支払いの足しにしたいセヒが同居を始める。
お互いが、名前だけで同性だと勘違いして契約したのだが、いざ顔を合わせて異性だったのでビックリ!
それでも、『ま、ただのルームシェアだし』な2人。

でも周囲(特にお互いの両親)にルームシェアとは理解してもらえず『めんどくさいから契約書を交して、書類上結婚したことにしてしまおう!』と2年間の契約結婚を始める2人。

正直、初めてイ・ミンギの顔を見て「口元がカッパみたい」 「ハッとするようなイケメンってわけでもないやん?」と思ったのだけど、ストーリーが進むにつれて、眠そうな大きな目、色の薄い瞳、きれいな顎のラインに惹き込まれてしまう。

クライマックスでは、一緒にボロボロ泣いてしまった。

一癖ある役なのに、その【癖】を魅力的に見せてしまうワザモノ。
たしかに『職人』技だ。

またサイドの、スジ&サング、ホラン&ウォンソクのカップルも捻りがあって、それぞれいい。
サングがスレてるようでピュアなのが特に可愛い。

ストーリーもキャストも文句なしのドラマだと思った。

それから、スジ役のイ・ソムの脚線美とそのアピールが素晴らしい。
細いだけではない美脚!
その美脚を引き立てる、タイツやストッキングを穿いたり脱いだりするシーン。
いやらしさがなく、ひたすらに美しい。
見せ方が丁寧で上手いと感心。

《OH! ご主人様》 

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脚本家役イ・ミンギと女優役ナナの、一軒の韓屋を巡る争いから始まるちょっぴりファンタジー(?)なストーリー。

イ・ミンギはキャラクター的にもストーリー的にも癖のある役なんだけど、観ているうちに共感させられていく。

ネタバレはしないが、「えっ?えっ?あかんって!そうなったらあかん!泣いてまうやろ〜!」となる。

ナナは華やかで、化粧品メーカーのブランドアイコンがとても似合う。

カン・ミンヒョクは、ナナをストーカー一歩手前ひたすら愛する化粧品メーカーの御曹司。

PPLというより、マルチバームスティックのラインナップを宣伝するために製作されたのか?なドラマ。
それでもストーリーもキャストも、しっかり本気だし、見応えがあった。

そして、マルチバームのために1本ドラマを製作したのだとしたら、太っ腹な企業だ。
大したものだ。

今どき、日本のTVドラマで一社独占スポンサーは無くなった。

はるか昔は、アニメ《サザエさん》のスポンサーは東芝の一社だったし、月曜時代劇(《水戸黄門》や《大岡越前》など)は松下電器(今のPanasonic)一社がスポンサーだったと六十路女子は記憶している。

『ドラマ』というコンテンツの力が、韓国では本当に強いのだとしみじみ思う。 

そして、イ・ミンギが好きになる。

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