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【韓国ドラマ感想文】今さらの《応答せよ1997》

↑の画像は7月8日のSUPER JUNIOR-L.S.S.コンサート参戦のため、初めて東京駅の丸の内側に出た時に。

東京には息子がいるので行く機会はあるが、新幹線⇒山手線で目的地とか新幹線⇒中央線で目的地とか、あるいは八重洲口側バス停に、などは経験したのだけど丸の内側に出たことがなかった。

なるほどの明治時代の文明開化の風情。
ハトバス乗り場も丸の内側にあると初めて知った。
「聞いたことある」「画像で見たことある」でもだったとしても自分の目で見るというのはまた違う。
あと何年、自分の足で自分の目で新しいことに出会えるのだろうと好奇心を膨らませる六十路。

さて。

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シン・ウォンホ監督とイ・ウジョン脚本家コンビの《応答せよ》シリーズの第一作である《応答せよ1997》

《〜1994》《〜1988(《恋のスケッチ》という副題を疑問に思ってる)》は既に視聴。
「いつでもまだ観られる」とタカを括ってたら、私の加入してる配信サービスの中でいつの間にかLeminoでしか観られなくなってた(2023年7月)。
なので「観ておかなくては!」になった。

【アイドルオタクの女子高校生が主人公】【他の《応答せよ》シリーズ同様に誰と誰が結婚する事になるのかを時代を遡っていく】は知ってた。

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釜山に住むアイドルオタクの女子高校生がチョン・ウンジ。
配信中の《酒飲みの都会の女たち(1・2)》の雰囲気とのあまりの違いに同姓同名の別人か?と思うほど。

当時の韓国アイドルはH.O.T.とジェクスキスが人気を二分していたそうで、ヒロインはH.O.T. の大ファンで勉強そっちのけで追っかけをしている。

幼なじみがソ・イングク。

ソウルから転校してきたのが、ジェクスキスの本当のメンバーのウン・ジウンなのがまず韓国の視聴者を爆笑させたことだろう。

ヒロインの親友役シン・ソユルは初めはヒロインと一緒にH.O.T.を追っかけていたのに途中でジェクスキスに心変わりする。

学校でもH.O.T.ファンとジェクスキスファンが仁義なき闘いを繰り広げている。

ただ、他の《応答せよ》シリーズほど当時の世相や事件は出てこない。

カメオ出演でイム・シワンやH.O.T.のトニー・アンも。
トニー・アンは先に視聴した《オ!ヨンシム》でもお目にかかっていた。

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ファンダムのユニフォームがレインコートだったり、手に持つのが風船🎈だったり(SUPER JUNIORのデビュー時の映像でファンが青い風船を持っていた理由がわかった)、各地域のファンクラブ活動の役員になる努力だったり、推しの家の前に張りこんだり、忠誠心の証に血書を送ったり(トニーに気持ち悪がられてたけど)。
1997〜1999年当時の事なのでテレビ放送の録画だの、CD発売日にショップに前日から並ぶだの、コンサートチケット代金の振込のために銀行の前に並んだり。
推しへの想いがなければできない事だらけ。

また推しを愛するあまりの二次創作のBL小説、とか時代が変わってもファン心理は変わらない。
そして、その文章力が彼女を大学に滑り込ませ、卒業後にはバラエティ番組の放送作家にと導く。【好き】が人生を開いていく。

バラエティ番組で組むPDが(何かのドラマで出会った俳優さんなのは記憶に残ってるんだけど)どことなくシン・ウォンホ監督と仲のいいナ・ヨンソクPDの風貌なのも笑える。

以降のシリーズの開幕になった作品なのが納得。
発表から10年が過ぎたけど、全然楽しかった。

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そろそろシン・ウォンホ監督の新作を観たくなった。

ではまた。

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