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タイ俳優怒涛の日本旅行ラッシュの理由

なぜ来日ラッシュ・・・?

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年の横浜GMMフェスから早半年過ぎとなりますが、その間にもタイ俳優は仕事のみならず、プライベートでの来日も相次いでいるようです。
GMMだけでも、
●Earth(11月にプライベート旅行で来日?)
●Mild(11月にプライベート旅行で来日?)
●Sea(12月にプライベート旅行で来日?)
●First, Khaotung(1/29ファンミ、お正月プライベート旅行?)

また9月にはGulf君もファンミに合わせて、日本旅行を楽しんでいたようでしたね・・・

そのほか、仕事も加えると、
●Bright, Jennie (12月にタイ向け仕事で来日)
●Krist, Singto (12月ファンミ)
●Pond, Phuwin(1/29ファンミ)
●Off-Gun, Earth-Mix, Perth-Chimon(2月ファンミ)
●(元GMM)Toptap(2月ファンミ)
と、抜けているイベントもありそうな気がしますが、
11月から2月までの4か月間でお仕事だけでも10名以上、プライベート旅行も怒涛の来日(予定)ラッシュが続いています・・・。 
 
 仕事は日本市場を重要なターゲットに、等思惑があるような気がしますが、インスタ発信からも皆さん日本観光を楽しんでいるような気がします。
 そこで、今回は、
 「タイ人にとって日本はメジャーな旅行先なのか?今タイでは日本旅行ムーブメントが盛り上がっているのか?」
 住んでいた当時のことも思い出しつつ、いろいろ調べてみました。

①訪日旅行ブーム~日本は身近な旅行先!?~

 コロナ禍直前の2019年にかけて、日本を旅行するタイ人の数は増え続けてきたようです。日本への外国人旅行客誘致を行う政府機関「日本政府観光局」(JNTO)が公開しているこちらのデータによると、訪日タイ人の数は2019年まで順調に増加しており、2019年には過去最高の130万人以上を記録しました。

出典:日本政府観光局(JNTO)訪日旅行データハンドブック2022
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/datahandbook.html 

130万人って多いのか?と思いましたが、2019年の海外旅行をしたすべてのタイ人の数は約1040万人、うち日本行きが約130万人とのことで、約12.6%、10人に1人以上は海外旅行先に日本に行っている状態だったようです。(1人で何回も日本に行っている人も多いかと思いますが…)
海外旅行の他の行先は、隣国のラオス、ミャンマー、マレーシア、東南アジアのシンガポール、ベトナム、また中国、韓国、台湾などがトップ10に入っていました(日本は人数では2019年に第4位でした)。

出典:日本政府観光局(JNTO)訪日旅行データハンドブック2022
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/datahandbook.html 

ちなみに、観光庁の統計(https://www.mlit.go.jp/statistics/content/001408959.pdf )によると、日本人の2019年訪問先の第4位は台湾、第5位がタイでした。
タイ人にとって「日本旅行に行こう!」と思い立つことは、私たち日本人が「台湾旅行に行こう!」と思うことと同じぐらい身近になっているのかもしれませんね・・・
(※但し、以前タイ現地に住んでいた感覚としては、日本⇒台湾とタイ⇒日本が全く同じ感覚とは言い切れない気もします。実際フライトにかかる時間が3-4時間の台湾と5-6時間のタイでは違いますし、同じ「東アジア」「東南アジア」同士の移動の方が距離的にも心理的にも近さを感じます・・・)
(※日本人の2019年訪問先1位は米国、次いで韓国、中国、台湾、タイと続きますが、これらには短期ビジネス訪問等観光以外も含まれていると思われますので、この点も考慮する必要性がありそうです)

②日本に行きたいけど行けない・・・ならば作ってしまおう(でも行きたくてたまらない)!

さて、そんな訳で日本旅行客が着々と増え続けていたタイですが、コロナ禍で海外旅行がままならなかった2020年から現在に至るまで、「日本に行きたい!」という気持ちに応えるかのような「日本テーマ」の飲食店等が続々とオープンしていたようです。以下例を挙げます。
●Nomisuke Ramen のみすけラーメン
2021年にパタヤビーチで有名な海辺のチョンブリー県にてオープン。
「日本にかぶれる人のラーメン屋」と下記投稿に書いてある通り、「日本風」の店構えが特徴のお店となっています。店名はラーメンですが、抹茶ラテ等カフェメニュー?もある様子。店には多くのインフルエンサーやインスタグラマーも訪れており、日本風の写真撮影を楽しんでいるようでした。

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Posted by Nomisuke Ramen - のみすけ ラーメン on Thursday, December 22, 2022

https://www.facebook.com/NomisukeRamen/posts/pfbid0YKZtKZ6qLqusUmJu8n5JEzZuJ1YYx59bRhibEXkjxFUzD5sWp5jkoeXZomGJEQyjl

https://www.facebook.com/NomisukeRamen/posts/pfbid02igLADyMo2rUjjcBfsmJMeszDwhTjKksGfZChWRqn1Csv6ARrrsMEQM52BGxYGAxWl

ขอบคุณเพจ พิมพ์ภาพเที่ยว นะคะ🤗

Posted by Nomisuke Ramen - のみすけ ラーメン on Friday, November 18, 2022

(Cr.Nomisuke Ramen のみすけラーメン Facebook)

●Central World 日本マーケット
こちらは日本からタイへの旅行者の皆様にもおなじみのセントラルワールド内に2022年にオープンした、日本風の飲食店ブースとなります。
たこ焼きや餃子、日本風スイーツや抹茶等の屋台が並ぶ賑やかなエリアとなっています。

餃子の屋台
たこ焼き、トースト、抹茶ラテなど
抹茶や紫芋のタピオカティーラテのお店

個人的には、タイで作られた日本風テーマのお店を見ると、実際の日本よりももっと明るくポップで、むしろタイらしさを感じて面白いなと思います・・・
タイの日本好きな人、そして日本を訪れるタイ俳優さんたちには、こんな感じの明るい色彩のポップでかわいい日本が目に映っているのかな?と面白く思っておりました。
他にも、バンコク郊外に原宿駅を模した一大テーマパーク「ハラジュクタイランド」も2021年12月にオープンしており、浴衣体験をするタイ人でにぎわっていたようです。

日本へ行くなら今!!のタイミングなのかも

 そんな訳で、
 ●2019年にかけて、タイ⇒日本旅行はどんどんメジャーに
 ●コロナ禍で日本に行けない時期も、日本テーマのお店が続々オープン
  →変わらない日本への需要、日本人気の継続
    ●コロナが落ち着いた今、行きたくても行けなかった日本旅行にタイ人が
      詰めかけているタイミング?

 上記の理由から、タイ俳優の皆さんも日本をプライベートで訪れた際や、仕事前後の観光は、「久々の日本旅行!」ということでいつも以上に楽しんでもらっているのではないか?と思いました。
 実際JNTO発表の最新数値(2022年11月の訪日外客数)によると、タイから日本を訪れた訪日外客は約52,000人。訪日客全体では5番目に多い人数となります。2019年の約14万人にはまだ及びませんが、今後もコロナからの回復に合わせて順調に復調していくのではと思われます。
 また前述したJNTOの統計によると、タイ人の主要な訪日シーズンは春と冬のようですので、タイにはない雪を見たい!といった気持ちを満たすにも、日本旅行はぴったりの場所であるため、今の時期の来日が多く見えるのでは?とも考えていました。

なにはともあれ、寒いのでお気をつけてみなさん楽しんでほしいです!


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