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風花の 舞いに重ぬる 君が生



風花かざばなの 舞いに重ぬる 君が生 



2月は大学時代の友人の命日がありました。


色白だった彼の肌のように純粋で、

淡雪のように繊細で、

穢土の上に身を置き続けることに耐えられなかったのでしょうか・・・


自ら命を絶った彼


彼が苦悩していることは


私の目からも明らかでした



それでも何もできなかった



私が彼を知ったときから亡くなるまでは、

一年にも満たない期間でしたが


私は彼と僅かな期間友好を交わしただけで、私の役割を果たしたし




私の前に彼が現れたことで 彼は彼の役目を果たした 



のでしょう。



こんな短い期間であっても、

今までも、そしておそらくこれからも彼以外の人からは

決して学ぶことはできなかった


あるいは 

決して学ぶことはできないであろうことを



彼は私に教えてくれました。


そしてそれは、今思い返してみると、

決して早くもなく、遅くもなく、

絶妙な時期に教わったのです。




生きていれば、どんな人生を歩んでいたのだろうか


っとも想わないことはないのでありますが、



それは有り得ないことなのでした・・・


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2年前に書いた彼についての記事二つです。



1

2




私は亡くなってしまった彼の姿を、文字にして残すことしか、かないません。


2014/02/22




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