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一夏の命 儚しと思へども 我も蝉も どこぞ違はむ

人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり (敦盛)




下天・化天 とも記し、仏教用語のようですが、


この 下天のうちをくらぶれば の部分がなくても、


この文が伝えんとしていることは、伝わってきますね。



人間(人の世)の50年(当時は人生50年)は夢幻のようなもの


ということでしょう。


下天というのは一昼夜が、こちらの時間の800年とか・・・




時間 というものは実に 曖昧 なものですね。


宇宙的な時間を考えれば確かに50年・100年は 塵 にもならないかもしれませんね。



しかし、一夏だけが命の蝉を、儚いと思うも人。



実は人も蝉も変わらないのかもしれないのにね~。

一夏ひとなつの命 儚しと思へども 我も蝉も どこぞ違はむ


20140811 記








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