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IBD患者の今宵の食卓 第十九卓

去年の秋からこの記事を書くようになったのですが、記事にするということを意識しだしてからはだんだんと自分の食事がよりIBD患者らしい食事として洗練されてくるようになり、胃腸の調子もより整ってくるようになった気がします。

その中で一つの目安になるような真理に辿り着いたのですが、『これが日本旅館の朝食だったらどうか?』と問われて「有り」なものなら間違いなく良い食事であるように思うようになりました。この日はそういう献立です。

お品書き 3月25日(夕)
・ワカメとキュウリの酢の物
・焼き椎茸
・鯛の白子煮
・菜の花ボイル
・ほうれん草おひたし
・生卵
・焼海苔
・アサリのすまし汁
・白飯(長岡産コシヒカリ)

三杯酢で

キュウリは千切りして塩もみししんなりさせます。水にさらしても多少塩分は残ってしまうので三杯酢の醤油は少な目にしています。

椎茸は春秋が旬

つい最近までこれの存在を知らず随分と損をしてきたような気がしているのですが、旭化成の『クックパー(フライパン用ホイル)』というアルミホイルは本当に油なしでもくっつきません。フライパン用と書いてありますが私は専ら魚焼き用グリルでこれを使っています。大変重宝しています。

この季節ならでは

真鯛の白子です。瀬戸内育ちだったので白子(あるいは真子)と言えば鯛か鰆の白子で、一般に東京なんかで良く売られている鱈の白子を初めて食べたのは成人した後だったように思います。
珍しく近所のスーパーでこれが売られていたので買いました。

ボイル時間は1分弱

前回紹介しました我が家庭菜園交配の菜の花です。
最近マヨネーズでもアマニ油を使ったものが出ているようでどこかで一度試そうかと思っています。これはそれではなく従来からの創健社「有精卵マヨネーズ」ですが、これも悪くないように思います。

「アグレッシブ」という品種

12月に収穫した時はあまり味がなく西洋種っぽい土臭さがあったのですが、冬の寒気にさらされて今収穫したものはまるで別の品種のように甘みや旨味が乗り土臭さも消えています。
大量に収穫できているので茹でた後自分のあまり好きでない軸のほうは思いっきり切って捨てて(勿体ないという人も多いですが『虫や小鳥すら食べんような所はいらん』と反論しています)葉先ばかり食べるという贅沢をしています。こどもの頃は白菜まで白い所が苦手でしたが、今はさすがに白菜は白い所も残さず食べています。

10個138円のMS卵ですが

卵のコストパーフォーマンスはやはり最高だと思います。

海苔はセールの時にまとめ買い

金子園で2割引きセールの時に普段3束1200円の海苔をまとめ買いしています。こどもの弁当がなくなってからは家庭での消費量は激減しましたが・・・

愛知県産

産地偽装が明らかになった後しばらくアサリを買い控えていましたが、愛知県産のアサリが出ていたので買いました。グラム単価は中国産の約2倍です。

長岡産コシヒカリ

米は普通の白飯なら硬めに炊いたものが好きです。水加減は寿司用に炊くくらいの水量で炊いています。とくに今回のレシピのような卵かけにするような時はこの程度が一番合うように思います。

明日からまたスキーに出かける予定でいます。ホテルや旅館の予約を取るときに、従来は黙っていてこちらが先方に合わせることのほうが多かったのですが、今では積極的にIBD疾患があることを告げ、とくにω-6系の脂肪酸を摂らないようにしている旨を伝えるようにしています。
すぐに「IBD」の言葉が伝わらない場合でも良心的な宿泊先ならば必ず宿泊前にこちらに連絡を入れて事情を聴いてくれることもわかってきました。アピールするというのは本当に大事なことなのですね―










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