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ビートルズツアー始めました

お世話になります、西澤です。

単刀直入に、表題の繰り返しになりますがついに…

ビートルズツアー in ロンドンを始めました!

ロンドンのビートルズツアーは数あれど、日本人ガイドによるビートルズにここまで特化したガイドツアーは恐らく初なのではないかと思います。ツアーコンセプトは、リバプールで活躍されていた伝説の日本人ビートルズガイド、故・阿部卓二氏がインタビューで語られたお言葉を僭越ながらそのまま拝借しました。

「みんな1人1人、ビートルズとの物語がある。リバプールでそれを感じてくれたら」

新聞だったか雑誌だったか何のインタビューか失念したのですが、この一言に当時いたく感銘を受けまして、いつかお会いしたい、ガイドをお願いしたいと思い、渡英までしたのに結局叶わずじまいでした。阿部さんにお会いした方のお話だけでも非常に気さくで熱いお人柄が伺える方で、つくづくお目にかかれなかったことが悔やまれます。以下、生前の阿部さんを取材した記事です。

【1人1人にビートルズとの物語がある】本当にその通りなんですよね。いろんな国、いろんな世代において今日もどこかでビートルズとのファーストエンカウンターが発生していて、それが物語の序章になるわけで。そしてその物語の根幹となる「好きのベクトル」という関係性がビートルズと個々のファンの間の数だけ存在していて、その関係性は他の誰からも批判されるべきものではないのです。なので「PPMの金パロを持っていてこそ!」というのもひとつのベクトルですから私は否定はしませんが、そうしたベクトルに「それでこそビートルズを語る資格がある!!」との蛇足な下の句をつけてその正当性を周囲に強要するのはナンセンスだにゃあ、と私なんかは思いますね。

そんな私のファーストエンカウンターは不思議なくらい何となく買った「ビートルズ1」のアルバムでした。臨時収入が入ったので4000円を握りしめてゲームでも買いに行こうと入ったCD屋、その入り口に平積みされていた真っ赤なジャケットに黄色い「1」の数字。「ああ、なんかめざましテレビでやってたビートルズってやつ?………買ってみるか」なんて、自分史上前代未聞の即決さです。当時、当方中坊でして、英語の勉強が楽しかったので学習の一環になるかなと洋楽に興味をもってはいたものの、どこぞの国の人たちなのかもよく分からない昔のバンドのCDに3000円(子供には大金ですよ)も瞬時につぎ込むとは、今でも信じられません。あれは一体何だったのでしょうか。

ともあれ、それが私とビートルズの物語の序章となり、その20数年後にはロンドンに住んでビートルズガイドをおっぱじめようってんですから、人生何が起こるか極めて分からないものです。当時はなかよしに連載を持つ漫画家になるのが夢だったのにね。

筆者が全アルバム・全楽曲の歌詞と訳詞を写経したノートの一部
出会った当時のハマり様は沼なんてものじゃなかった

長くビートルズのファンでいらしゃる方、まだビートルズに出会ったばかりの方。ビートルズとどのように出会い、ビートルズがどのように生活にとけこみ、そして何よりあなたとビートルズとの物語はどのような文章を紡いでいるのでしょうか?ロンドン、リバプールでビートルズの軌跡をたどることで、その物語にきっと新たな1ページが添えられることと思います。そのお手伝いやサポートに尽力できればと思い、当ツアーを立ち上げた次第です。

これまで幾度となくビートルズスポットにいそいそと足を運んだ実績には自負がございます。円安の昨今、決して安くないツアー料金ではありますが、最大4人のプライベートツアーですので、団体ツアーでは難しい細やかな打ち合わせをもとに、ゲストの皆様のご要望やリクエストを最大限に実現いたします。ビートルズ巡礼はしたいけれどイギリスでの滞在が不安という方にも、在英10年目のロンドン市民として幾分はその心配を取り除けるサポートができるかと思います。

ロンドンでお会いしましょう!

当ツアーは【あなたとビートルズ】のためのガイドツアーです。コアなファンの方、カジュアルなファンの方、そこまでファンではないけれどロンドン観光に来たからにはビートルズの有名どころは見ておきたいという方、すべての方のニーズにお応えいたします。お問い合わせだけでもどうぞお気軽にご連絡ください。

今回は宣伝記事になりましたが、今後は例のリクエスト旅の記事も完結させたいと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


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