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neo classic

伊勢の2NICHYOUME PARADAISEのマサイさん宅にボンノーノムクロが車を止めると、家の中には既に到着していたウッドマンが僕ら二人に何と言ったかは覚えていないが、着ているザ・フーのシャツについて尋ねてみると、願掛けだと答えてくれた。


しばらくくつろいでから四人で食事に行き、明日ライブをするブースの中に入ってみると、自然な流れで、ウッドマンとボンノーノムクロとバッファローマッキーの三人でスペシヤルセッション(Special session)をやろうということになった。それならユニット名が必要だということで、冗談のような本気のような可笑しくも可愛いい名前がいくつも出来たが、じゃあそれにしようかと決まりそうになっても、誰か一人がそれでもいいかと思ってはいるが本気で気に入っていないという雰囲気を微塵でも出してしまうとウッドマンがそれを敏感にキャッチして、いややっぱりこの名前は違うということになり、延々と何時間もアイデアを出し合い、あまりに疲れて立ち上がったままのボンノーさんは、ただただ四人が納得がいく名前が降りてくるまでアンテナのようにしていたのかと、今思い出してみている。

あの時に考えられた名前を全部メモしておけばよかった。何故かどうしようもない「脱法JAPAN」しか思い出せない。

名前がようやく決まってから、まだまだ体力に余裕がありそうに見えたウッドマンは、この場所でライブをするのは激しめな方がいいなと言って、どちらかというとリスニング仕様に仕込んできたというセットを、ブースに独り残って朝まで愛機QYで打ち込み直したという。

そして、翌日は見事に客を爆踊りさせていた。



スペシヤル・セッションの音源はこちらから

一寸軟式ギャング
https://newmasterpiece.bandcamp.com/album/--13

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