ガールズバーに行って楽しめなかったことについて

先日、知人男性二人とガールズバーに行ってみた。これはノリで。いわゆるこういうコンカフェ(に分類されるのか?)には普段まったく行かないので、たまに行ってみるにはいいかなと思った。

結論から言うと、楽しくなかった。考えてみたところ、理由は以下の通りだった

1.キャストが可愛くない

2.1に続いて会話がつまらない

3. 1、2のような状況にも関わらず1杯頂いていいですか?🥺🙏と尋ねられる

前提を話しておくと、最初に書いたように筆者はなんとなく遊びに行っただけで、その場の女の子に喜んでもらおうとか、お金をたくさん使おう!なんて思ってはいなかった。単純なノリ。

以下、一つずつ解説してみようと思う。

1.キャストが可愛くなかった

対面でお酒を作って接客してくれたキャストが、もう既に可愛くない‥ もちろん女性の容姿というセンシティブなことについて大っぴらに触れるのが行儀の良いことではない。だからその場でそんなことを言わない。ただ、どうしてもこちら側は時間制でお金を払って初回に来ているわけである。そして、出てきた相手がまったく可愛くない、これは萎えてしまう。

言い方を少し尖らせるなら、性行為をするわけでもなく、ただ話すためだけに飲みにきてるのに可愛くない(そろそろこの表現も適当ではない気がしてきた 好みではないということにしておこう)女と酒を飲むというのが時間と金を無駄にしているように思えた。失礼を承知で言えば、別にその辺にいる女性と何となく話すことはできるのに、お金を払ってまで話したいと思うクオリティではなかった。


2.会話がつまらない

もしかしたらこれが致命的だったのかもしれない。他の二人との関係性や将棋、ボードゲームなどの話を自己紹介がてらにした。こちらとしては、別にそれらを知らなくていい。ただ、興味の持ち方が下手だなと思った。

テンションだけが高いパワー系飲み担当といった子に「私、頭悪いからそういうのできないんですよね〜」とお決まりといえばお決まりの台詞。もしかしたらこれは自分にはできない知的な遊びができて凄い!という上げ方だったのかもしれない。繰り返しになるが、こちらからしたら向こうが将棋の駒の動かし方を知ってるかどうかなんて一切興味がないし、知らなくていいと思っている。

ただ、問題は「すごいですね〜!」だとそこで話が終わってしまわないか?そう思った。誤解を恐れずに言えば、ここでの彼女たちの目的はセット料金で終わらせず、女の子用のドリンク(1杯2000円)をいれて飲んで売上を上げることにあると思う。

そのためには客側にその価値があることを(自分たちとお酒を飲むことの価値)示さねばならない。それもセット料金の時間内で。そこで「すごいですね〜」で終わらせてしまうのってどうなんだ?そんな感じだった。余談にはなるが、自分が相手と意識的に話すときや仕事で相手と話す時には相手へ興味を持つために相手の興味があることに対して質問をする。話題によるが。相手がそのテーマに対して情熱的に語り出すようなことがあれば成功。うんうんと相槌を打って聞いておけばよいし、自分も知らないことを知れて楽しい時もある。

もしかしたらこの時の担当者たちは「すごーい!」と褒めてお酒を飲ませておけば、こいつはひとりでに語り出すのでは?と思っていたのかも知れない(書いていて一々ウザい客だなと思う)

3.ドリンクを強請られる

ねだられるを変換すると「強請られる」らしい

これはもう勘弁してほしかった。口には出さないが、可愛くもなければ話も面白くなく楽しめてないのがわかってそうな中、「いっぱい(2000円追加)頂いていいですか」はよくやったなとすらと思ってしまった。楽しくない状況をより楽しくなくする天才かお前はと思ってしまう。もちろん向こうも「ま、ゆーてもこれも仕事の一つなんで!さーせん!」と思っているだろう。

ケチで貧乏な自分は断ってしまった。自分が使いたくない、了承してないことにお金を払う意味がわからなかったからだ。別に目の前の可愛くなく話も面白くない女にドリンクを出して営業用スマイルと形ばかりの「ありがとうございます😊」を貰っても何も楽しくない。

この辺で割と絶望的だった。とっとと帰ろう、そういえば終電近いな。みたいな。

これをツイッターに書いたら経験者の方などから色々と教わった。

1.初回なら自分がいいと思ったキャストを指名してみたらどうか?というもの

そもそも初回指名があるのかすらわからなかった。通されて、はい私たちですという風に出てきて、そのままスタート。顔本があったわけでもない。まあ、そんなことを臨むならもっと調べてから行くとか、もっと料金がかかるがしっかりしているところにいけよと言われるのかもしれないが。

ただ、店内には自分好みの(背が高めで、すらっとしていて顔立ちが整っている)キャストもいたので「あの子と話してみたい」と伝えてみるのはアリだったかもしれない。しかし、考えてみると難しかったかもしれない。どういう割切りになるかはわからないが、オブラートに包んでいても「あなたと話していても楽しくないからキャストを変えたい」というのを伝えているのはあまり変わらないからだ。

とはいえ、女の子側も「この人、楽しくないんだろうな」というのは分かっているようなので、互いのlose-lose状態を解消するにはそれが良かったのかもしれない。

2.キャスト側もドリンク出されないと頑張らなくていいと思っちゃうと思う(少なくとも自分はそう思う) それにドリンク代すら出さないと、ケチな客だと思われて他の可愛い女の子からも悪印象になると思う

これについては、結局のところ、自分から見て価値がないキャストにお金を払うということと同義なので、それは嫌だなと思った。そもそも自分がお金を払って楽しみにきているのに、楽しくない中でさらにお金を要求されるのってなんなの?と思うところから変わらないからだ。ここはそういう場で、女の子がねだったら拒否しないという信条の人ならいざ知らず。本質的には、自分が楽しくないと思うことに対して、よりお金をかけられるか?というところだと思う。

以上、これらが自分が先日いったガールズバーで楽しめなかった点であった。

この原案(ツイッターに殴り書きしたもの)を書いている時に思ったが、この女の子のドリンク代がセット料金に含まれていたら心理的には楽だったかもしれない。もう既に払っているので、その中で他のキャストが飲むなら、「はい、どうぞ」という感じ。結果としては、自分が相手の容姿にも、会話にも価値を感じなかった相手への奉仕を要求されるということになった点に問題があった。


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