5月の陶房
ひと窯分すべてうまく焼き上がるってことはまずあり得ない。大抵、2.3割はBが出る。
だが、今回は半分以上がダメだった‥
原因はひとつではない。そのため、あらゆる可能性を一個ずつ探して試しての繰り返し‥。
窯の温度
釉薬の濃度
乾燥の具合などなど、確認 検証 実施 また確認 検証 実施みたいな感じ
まぁでも今回はひさびさにダメージ、デカし。
想定内とはいえ、おぉぉぉ‥としばし窯の前で呆然としてしまった が、しかし!
納期もあるのですぐに我に帰って制作再び開始
この仕事はまさに試行錯誤という言葉がしっくりくる。
経験が物を言うもしっくりくるなぁ。
急がば回れもいいかもしれない。
大抵のことにじたばたしない
何時間でも同じことをしていられる
人と関わらない
失敗してもいじけない
待つのが嫌いじゃない
こんな感じの傾向なひとは向いていると思う。
わたしは真逆ではあるのだけど、不思議とこなしていけている、なぜなら制作はjobに近い感じだから。
職人である夫から出された課題をこなしているためタスク処理の側面が強い。
産地の製陶所はこの形態の働き方が多く、
家族経営の製陶所は家族みんな、どの工程もさくさくとこなしている。
逆にどう売っていくかという販売の仕事は私にとってworkなので人から与えられた仕事というより使命と思って主体で動く。
と書いてはみたけど、2人しかいないので2人でなんだりかんだりしながら働いている。
今日はオフの日。
台所にいるのが好きなので台所でダラダラする。
料理も読書もごはんもドラマも台所。
基地みたいで楽しい。ではまた。
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