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「霊感」はあると自覚してみる

とある方が「プロフに霊感と書いてある占い師はブロックしている」というストレートな宣言をされているのを見かけました。そのお考え自体は否定するものではありませんが、それとは別にふと「そもそも霊感がある…とは?」と思い始めたので書き連ねてみました。

霊感のあるなしは証明できない

「霊」というと例えば「守護霊」といった存在や亡くなった人がこの世に現れて、現世の自分には見えないことを教えてくれるといったイメージがありますね。そんなことができる人のことを一般に「霊感が強い人」と言ったりすることがあります。

そうした能力がない人のほうが圧倒的に多いことでしょうが、それが果たして「霊感がない」「鈍感」ということなのかというと、実はそれもまた証明のしようがないわけです。はい詰んだ。

亡くなった人が夢に出てくるのも「霊感」なのだとしたら

もうちょっとわかりやすい霊…いや例を挙げましょう。「亡くなった人が夢に出てくる」ということなら、誰でも一度は経験があるんじゃないでしょうか。

夢というものは、無数の記憶から作りあげられたイメージが形になって出てくるわけですが、私の場合「これはちょっと違うな」という感覚の中で出てくるときがあり、夢を見ている中でもわかることがあります。

「ちょっと違う」という場合は、

・亡くなった人がいるエリアに自分は踏み込めない、行こうとすると怒られることもある
・亡くなった人が帰ると言ってる場所は現世で住んでいた自宅ではない
・亡くなった人はたいてい「ここにいられる時間は短い」と言う
・夢の情景が現実にいるかのようにかなり具体的で鮮明
・一緒にお酒を飲んでいる確率が高い(これが一番よくわからない)

という「設定」になっています。でもまあ、これもさまざまなイメージが集合して作ったんじゃないかと思っています。

たまたま見つけた、この話が面白かったです。亡くなった友人から「生きてる人の夢に出るのにはお金がかかる」と夢で言われたという話でして、この投稿に対して多くの人が納得しつつ「自分も同じような夢を見た」と言っているのが興味深いです。

日本では葬儀のときに、三途の川を渡る時に必要な六文銭を持たせるという風習がありますし、中国などではお盆のときなどに、お金を燃やして持たせるという習慣があるようです。今は物価が値上がりしているから本当は1万円くらい持たせないとだめなんではないだろうか……ともかく、そうした習慣を持っているからこそ「お金が要る」という設定につながっているのではないかと想像できます。

もちろん習慣や風習が元になっているということだけでは説明できない夢もあります。次の2つはどちらも私が見た夢です。

亡くなった祖父母や伯父などが集まって、祖父の家で酒盛りをしている夢を見たのですが、そこに知らない男性がひとりいました。ちなみにこの時も、祖父にお酒をつごうとしたら「お前はこちらに来れないから自分でやるからいいよ」と言われました。

この話を何気なく実母にして、その男性の容姿を伝えたら「間違いない、おじちゃんだ」と断言。その人は母にとってのおじだそうです。私が生まれる前に亡くなっているので、もちろん会ったことはありません。

もうひとつは、私が中学生のときに急病で亡くなった同級生の話です。

彼女が亡くなって少しした後、赤い水着を着た彼女と一緒にプールで泳ぐ夢を見ました。私はそんな水着を持っていることを知らなかったので、赤が印象的でした。一緒に泳いでいたはずが、彼女だけがずっと遠くへ泳いでいき、追いかけたのですが、私だけが前に進めませんでした。この話を同級生のお母様にしたら、実際に彼女は夢で見た赤い水着を持っていたことがわかりました。

なぜ会ったことがない血縁者が出てきたのか、見知らぬ水着を着ていたのか、今となっても理由はわかりませんし、人智を超えた何かがあるのかもしれませんし、ないのかもしれない……。

さあどうですか、ここまで話を読んで「テルミさんは霊感がある」と思ってしまいませんでしたか。いや違います。これが「霊感」だとしたら霊感はとっくにデフレを起こしてます。みんな見てるんだし。

だから基本的に全員「私にも霊感はある」と思ってもいいんじゃないか、という結論にいたりました。すると霊感商法といわれるもののすべては二束三文だと言って差し支えないでしょう。

みなさんも「私にも霊感がある」と自覚してみると、今まで見えなかったものが見えるようになるかもしれませんよ。

ここからはCMです

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