荘子 外篇 至楽篇 第十八上

荘子 外篇 至楽篇 第十八上

吉成学人(よしなりがくじん)
00:00 | 00:00
「至楽」とは、「最高絶対の楽しみ」のことだそうです。
それは、無為によって実現されると云うそうです。

荘子が旅をしている時、道ばたでドクロをみつけます。
荘子はドクロに死んだ理由を問いかけ、ドクロを拾い、枕にします。
その夜、ドクロは夢に現れ、死後の世界について語ります。
ドクロによれば、死後の世界には身分もなく、仕事もなく、悠久の時を過ごすので、心はひろびろするそうで、南面の王者の楽しみよりも楽しいそうです。
荘子は、ドクロの話しを疑い、寿命の神に頼んで、蘇生させようかと云います。
しかし、ドクロは嫌がり、「吾れ安んぞ能く南面の王の楽しみを棄てて、復た人間の労を為さんや」と述べます。

最近、熱いですね。