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伊藤詩織氏ブラックボックスにおける、警察対応のまとめ。

現在も係争中である伊藤詩織氏の事件であるが、私がこの事件に興味を持ち、彼女の事件の顛末綴ったブラックボックスを読んだ時に、まず違和感を感じた事は警察の対応だ。私は警察関係者ではないし、事件で警察でお世話になったのは以前、車上荒らしにあった事くらいだ。そんな私の拙い体験を照らしても、こんな捜査員がいるの?と頭の中は???ばかりになった。そこからこれを書いた彼女に対する不信感が芽生えた。で、今回はその警察対応について順を追って整理してみようと思う。ていうか、この本は時系列や人物描写が物凄く曖昧な表現が多く、それが意図的なのか分かりづらい。しかしそれを整理する事で何か見えてくるかもしれない。

事件から5日後、49日の夕方、原宿署へまずは交通課の女性警官と2時間話した後に刑事課の男性捜査員と2時間以上相談。男性捜査員は「被害届を出して事件にすべき」と言ってくれた。

411日高輪署にて捜査員A氏に事件の説明。A氏の反応は事件として捜査するのは難しい。

415A氏と共にホテルにて防犯カメラ映像を確認。A氏は事件性を認めたようだ。しかし「君の人生が水の泡になる。」と被害届の提出を考え直すように言った。もう一度、高輪署で友人Kとビデオを観る。A氏はDNA鑑定を試みると言う。

427A氏から連絡。「逮捕は出来ない。証拠がなくて厳しい。任意での捜査になるので山口氏がワシントンから帰ってこなければ事件は放置される。我々はワシントンへ出かける事は出来ない」「それでも被害届を出すと言うなら、それは受けます。」

428日午前中にA氏から連絡。山口氏が左遷でいけるかもしれない。「早急に被害届を出して欲しい」

私は被害届を出す前に、山口氏に電話をかけてみようと決心。「どうしても妊娠の可能性については確認したかったし、本音を引き出せるかもしれないとも思ったのだ。」山口氏は電話には出ず、メールの返信のみ。

午後再びA氏から連絡。山口氏が会社を辞めたと言ってる情報を伝えたが、直接のやり取りはしないでと叱られてしまう。

430日高輪署にて被害届と告訴状を提出。

とりあえず、警察へ行ってから被害届が出されるまでを書き出してみたが、どうだろうか?まず、気になるのは被害届が出されてないのに捜査員が被害者を伴ってホテルへ行き、防犯カメラ映像を観ている事だ。これはホテル側にどう説明して見せて貰ったのだろう?この防犯カメラを見てA氏は事件性を認めたようだと、伊藤氏は理解しているが、彼は繰り返し彼女に人生が水の泡になるなど言って、被害届の提出を考え直すよう促している。この防犯カメラ映像は持ち出されたようで、高輪署で再度友人Kと一緒に観ている。そこで被害届の提出を考え直すよう言っていたA氏だが、DNA鑑定を試みると言うのだ。あれ?女子2人に詰め寄られて、つい言っちゃったのかな?これも被害届出てないのに、DNA鑑定って出来るの?

しかし、それから10日以上経ってからA氏は逮捕は出来ない、証拠が無くて厳しいと言ってくるが、これは上司であるM検事の意向もあるようだ。検事に相談した内容まで被害者に言っちゃうんだね。でも逮捕は出来ないと言いながら、それでも被害届出すならそれは受けますと言う、A氏。なのに、次の日の午前中にまた連絡したきたA氏は山口氏が左遷でいけるかもー!と早急に被害届を出して欲しいと言い出す。要は左遷で山口氏が出勤停止で日本にいるからその間に任意で取り調べられるからって事なんだけど上司であるM検事は被害届を出す事に反対しているのにも関わらず…A氏にしたら任意で取り調べて何か出ればって事に賭けたようだが、ちょっと被害者に肩入れし過ぎ?ここまでしているA氏。もう被害届を出せばいいのにと思うが、なぜか伊藤氏は山口氏と直接連絡を取ろうする。妊娠の可能性の確認と本音を引き出したいって事らしい。不思議なのはこの日午後にまたA氏から連絡がある。でもそこには伊藤氏が山口氏に連絡しちゃったって報告とそれを嗜めるA氏。あれ?一体、A氏は何の用事で電話してきたの?何か用事があって掛けてきたんだよね?捜査員って被害者の様子伺いで掛けたりしないでしょ?あれれ?

その後2日後に伊藤氏は高輪署にて被害届と告訴状を提出。ここまでのやり取りで私が違和感を持った事は被害者にこんなに連絡する捜査員っているのか?って事。私が車上荒らしにあった時には、通報してやってきた警察官に説明し、署に出向いて指紋と調書を取って、それからは犯人逮捕まで連絡はなかった。勿論、性犯罪とは違うから対応は違うだろうけど、A氏の対応は普通なのか?彼は警察内部の情報、上司であるM検事がこう言った、あー言ってるとまで被害者に話している。それにどうも伊藤氏に強く言われるとそれに従うような、そんな感じも見受けらる。防犯カメラがー!と言われて、被害届も出されていないのに被害者を伴ってホテルまで行くというのは、通常あり得る事なのか?再三、事件にするのはと、人生が水の泡になっちゃうよと諭しているのに、じゃあDNA鑑定しちゃいます!って言い出しちゃったのも、伊藤氏の関心を引きたかったのか?

でもね、これは全て伊藤氏が書いた事なのだ。つまり認識の全ては伊藤氏な訳。そうなると、彼女の勝手な思い込みって場合もあるかなと私見だが、彼女はジャーナリストを自称しているけど、事実認識が非常に自分本位な人だ。壊滅的に事実伝達能力も低い人だと思う。こういう人は自分の言いたい事ばかりに集中して、相手の話を聞いていない。しかも相手の話した事を自分に都合よく捻じ曲げて理解しがち。思うに、なぜ彼女は被害届を出す事にこんなに時間をかけたのだろう?最初に説明した原宿署の捜査員は被害届を出して事件にすべきと断言している。ただ、これも高輪署のA氏は最初、懐疑的だった事を考えると実際はどうだったかはわからない。その後A氏は被害届を出す事に消極的だったけれど、最後は早く出して欲しいとまで言っている。しかし、その間に何か新しい証拠が見つかった訳でもない、山口氏を任意で捜査する為に被害届をと言っているだけだ。なのに伊藤氏は逮捕する事が全てだとばかりに、被害届出したって逮捕されなきゃ仕方ねーよとばかりに暴走。直接、自分をレイプした相手に連絡を取ろうとする。A氏は伊藤氏に直接やり取りはしないでとは言っているが、ここで思う事は本当にA氏から電話してきてたの?28日には午前中と午後に2A氏から電話してきたとなっているが、果たして本当だろうか?午前中はそうだとしても、午後はどうだろう?かけてきた割にA氏は何の用事でかけてきたのかは書かれていない。そもそもこんなに被害者にマメに連絡する捜査員っているんだろうか。私はこの辺は伊藤氏がかけた事の方が多いと考えている。彼女のようなタイプは待つ事が苦手だ。早急に事が自分の思い通りに進まないと苛立つ。相手の都合はお構いなしに一方的に連絡し、要件をぶつけてくるのは、山口氏とのメールのやり取りでもよく分かる。A氏へも同じような対応はしていたのではないか?そうなるとA氏の「私だって板挟みなんですよ!」もよく分かる。おまけにこっちの言ってる事を理解しようとしない彼女相手に苦労したんじゃないだろうか。きっとA氏は最初は伊藤氏を見て、力になってあげようと親身に思ったのだろう。すぐに連絡出来るようにと携帯の番号くらい教えたのかもしれない。しかし、そこはモンスターの伊藤氏。次から次へとこうしろ、あーしろと言われて戸惑いつつも、個人的に話している事を他に知られては困る。結果、彼女に振り回されてしまったのではないか

以上、あくまでもブラックボックスを読んだの私の感想と想像だ。読んで下さった方は参考程度にしてね。


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