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140字で映画はどこまでかたれるか。
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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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「ガメラ2レギオン襲来」(1996)4Kドルビービジョン版は、フィルム撮影のミニチュア特撮を余すところなく再現する画面と、ドルビーデジタル多チャンネル音声の迫力が相まって、前作以上の鑑賞体験をもたらす。純粋な「怪獣“の”映画」である本作は今ではもう見られない奇跡なのかもしれない。
山本倫生
3年前
「劇場版美少女戦士セーラームーンEternal《後篇》」(2021)は同前篇に引き続きデッドムーン・サーカス団とセーラー戦士の戦いを描く……のだが、結局スーパーセーラー戦士が再集結するだけで上映時間の大半が終わってしまう、大いなる助走編という趣きで肩透かしが半端ない映画であった。
山本倫生
3年前
2
「スワロウ」(2019)は異物を飲み込むことで生の実感を得る強迫観念に囚われた女性の顛末を描くサスペンス映画である。主人公の境遇など同情の余地はあるが、個人的には彼女のとった最後の「行動」を首肯することはできなかった。「母親」であることをこの女性はどう考えるのだろうか?
山本倫生
3年前
1
「ディエゴ・マラドーナ〜二つの顔」(2019)は昨年逝去した伝説的サッカー選手の評伝ドキュメンタリー映画である。才能だけでのし上がった後、周囲が作り上げた虚像によって没落していくという典型的なサクセスストーリーは、下手なフィクションよりドラマチックでまるで神話のようである。
山本倫生
3年前
1
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(2021)は、通過儀礼の物語。引き返すことは今なら可能なので鑑賞はあくまで自己責任で。「大人になれよ」という旧作からの宿題に真っ向から取り組んだ、全てのエヴァファン必見の映画ではある。
山本倫生
3年前