見出し画像

女装癖は無いけれど 《姉の下着を履かされていた話》

子供の頃、女の子の下着を履かされていました。3歳年上の姉のお古のパンティーです。私の家は特に貧乏ではありませんでしたが、母が単に捨てるのがもったいなかった為だと思います。当時は昭和の時代だし、古着のリサイクルは珍しいことではありませんでした。

世間体もあるので流石に女の子用の外着は着させられませんでした。でも見えない下着類は姉のお古です。成長期の速い女の子の下着は、まだ使えるのにすぐに履けなくなります。それでもったいなく思い、母は私に姉のパンティーを履かせたのだと思います。

ちなみに、お尻が大きいので母のパンティーを履かされることはありませんでした。男の子のような体型の姉のパンティーが、使えなくなると毎回私に回って来ました。

私も子供だったので、特に違和感はありませんでした。色がピンクだったり、フリフリの刺しゅうがあったりしましたが、気にはなりませんでした。

仮にいやでも毒親の母の言い付けには逆らえませんが。子供時代はずっと姉のお古のパンティーを履かされていました。母は姉のお古を弟が履くのは当たり前のこと、そんなことを言っていました。私もそれを当然のこととして受け入れていました。

ただ、夏の時期、近所の年上の友達と水遊びをしている時、初めて指摘されました。それ以来、次第に気になるようになりました。幼稚園児の頃は何でもなかったのに。

全てが姉のお下がり、という訳ではありません。お古だけでは数が足りないので、半分ほどは母が買った男の子用のブリーフです。決定的な違いは「社会の窓が無い」ことです。そう、姉のお下がりのパンティーには、穴が無いのです。

それまでは、ずっと横チンでオシッコをしていたので気になりませんでした。不便でもありません。でも流石に小学校入る頃にもなると、「横チン」はやり辛くなります。粗相して濡らす可能性も高くなります。

でも私のパンティーには穴が無い。仕方なく横チンでしていると、案の定、パンティーを濡らしてしまいます。家で漏らしてしまった時、母に気づかれてしまいました。

漏らした原因を知った母が「これでは流石にマズい!」と、それ以来男の子用のブリーフを用意してくれるようになりました。

女装の趣味はありませんが、女の子用の姉のパンティーのお尻に張り付くようなタイトな感触は、今でもハッキリ残っています。なぜ女の下着は、あんなに薄くてピタッとしているのか当時は不思議でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?