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【体験談:不登校】【+タロット視点】中学生の頃の息子の不登校から解決までの道のり④

中学生時代に不登校を経験した息子は、もう今では高校3年生になりました。

通信高校は、大学のように必要な単位を、ひと学年の前期と後期に分けて取って行きます。

1年、2年と真面目に頑張ったので、3年になった現在は週1日登校のみです。

ちなみに、この高校に入学を決めた1番の理由だった「eスポーツ部」は、入学早々から部員が1年の女子しかおらず、ずっと幽霊部員のままになってしまっています(笑)

後日談

最近の息子との会話です。

突然息子に、

「学校行っとけばよかった」

と言われました。

驚いた私は、

「え!?なんで??」

と聞くと、

「もっと友達と話したりして、友達作っとけばよかった」

と言うのです。

どうやら、これまで高校でもバイト先でも、あまり友達を作る気がなく、ほとんど周りの人と話してこなかったことで、リアルで遊べる友達が少なく、つまらなさを感じているようなのです。

というのも、先日不登校時代からオンラインゲームを通じて仲良くなっていた友達と、最近よく絡んでいる「ネッ友」達数人とで、実際に会って遊んだことで、リアルで遊ぶ楽しさを思い出したようなのです。

ただ、ネッ友はみんな県外バラバラで、会うとなる新幹線を使わないと会えない距離。
交通費が馬鹿にならないと痛感したようです。

でも、近くですぐ会える友達といえば、小学生の頃から仲良く遊んでいる男友達3名ほど。

新しく友達を作るにも、バイト先では友達にはなりにくいようで、学校という場所が友達づくりに都合が良かったことに、今更ながら気づいたのでしょう。

息子曰く、

「これまではネット情報を鵜呑みにして人と話すのも避けてたけど、変な人ってよっぽどで、話してみたらみんな案外普通だった」

と。

バイト先でも、最近自分から話しかけてみたら、割と話せるということがわかってきたようで、中学時代に友達とあんまり喋らなかったことを後悔しているということでした。

私としては、驚きでした。

当時、あんなに学校に行くのを嫌がっていたのに。
バイトのおかげなのか、成長したことでネット情報の嘘にも気づいて距離を取れるようになって。

成長するってすごいなと思いました。
人の変化ってすごいですね。

ちなみに、今だから言えること、ということで話してくれたのは、不登校になった理由に、

〈夏休みの宿題をまったくしていなかった〉

と、ポロっとこぼしていました。
どこまでの、どれがハッキリした原因かは当時の息子にしかわかりませんが。

大人の私からしたら、宿題くらいのことで…と思うことでも、もしかしたら14歳の気の小さい息子からしたら、それは不登校になるくらい「大きな恐怖」だったのかもしれません。

もしその理由を当時の私が聞かされたら、「そんな些細なことで」と、耳も貸さずにいた可能性の方が高い気がします。

でも、今の私がその「些細なこと」を、小さいその子にとっては「些細じゃなかった」かもしれないと思えるのは、私が適応障害という不登校にも似た経験をその後したからかもしれません。

どんな小さな理由でも、それがくっつくいていけば自分の中だけ解決できない程、重くて苦しいものに変わってしまうことを知っています。

息子の不登校という経験を振りかえると、そこからも学んだことは多かったなと思う、今日この頃でした。

おわり。



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