『あつまれ どうぶつの森』とたけけの曲 用語解説

はじめに
この記事では、Nintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』に登場するキャラクター・とたけけの曲名に含まれる用語について、コトバンクの「デジタル大辞泉」を参照し、省略・加筆(用語について複数の説明がある場合に最も当てはまると思われる意味のみを抜粋したり、説明不足な部分について他の項目も参考にしつつ付け加えたり)しながら説明しております。
なお、一部の用語については、「デジタル大辞泉」に解説が無く、他の辞典・HPを参考にしました。説明のあとに紹介しております。


アーバンけけ
【アーバン】
多く複合語の形で用い、都市の、都会的な、の意を表す。

・アイリッシュそんぐ
アイリッシュ】
多く複合語の形で用い、アイルランドの、アイルランド風の、の意を表す。

・アルペンそんぐ
アルペン】
他の語の上に付いて、高山の、山岳の、の意を表す。

・アロハけけ
アロハ】
ハワイで、送迎のあいさつの語。さようなら。ようこそ。

・エレキそんぐ
エレキ】
「エレキギター」の略。

・けけアイドル
【アイドル】
あこがれの的。熱狂的なファンをもつ人。

・けけアフロ
【アフロ】
多く複合語の形で用い、アフリカ風の、アフリカ系の、の意を表す。

・けけウェスタン
ウエスタン】
(「ウエスタンミュージック」の略)米国西部開拓者たちの生活の中から生まれた音楽。

・けけえんか
演歌】
日本調流行歌の一。小節こぶしをきかせた浪曲風メロディーで二拍子、短調の曲が多く、義理人情を歌う。

・けけおんど
音頭】
多人数が歌につれて踊ること。また、その踊り・歌。

・けけガムラン
ガムラン】
インドネシアのジャワ島やバリ島で行われる、旋律打楽器を主体にした合奏形態。宗教儀式のほか、演劇や舞踊の伴奏としても使われる。

・けけカリプソ
カリプソ】
西インド諸島トリニダード島で発達した黒人の歌。ストーリー性のある歌詞を即興で作る。第二次大戦後、米国に持ち込まれて大流行し、二拍子のリズムをもさすようになった。

・けけカントリー
カントリー】
「カントリー&ウエスタン」(米国の南東部と西部の大自然を背景に白人開拓民の間に生まれ育った音楽。主にギターやバンジョーなどで演奏される)の略。

・けけグルーヴ
グルーブ】
ジャズやロックなどの音楽で、「乗り」のことをいう。調子やリズムにうまく合うこと。

・けけゴスペル
ゴスペル】
「ゴスペルソング」(米国のキリスト教音楽。20世紀前半に、黒人霊歌にブルース・ジャズなどの要素が加わって生まれたもの)の略。

・けけサルサ
サルサ】
キューバの民族音楽をもとにしたラテン音楽。1960年代から1970年代にかけてニューヨークで流行した。速いテンポが特徴。

・けけサンバ
【サンバ】
ブラジルの民族舞曲およびダンス曲。また、そのリズム。4分の2拍子の軽快で速いテンポを特色とする。

・けけさんびか
【賛美歌】
キリスト教会で、神を賛美し、信仰を励ます歌。聖歌。

・けけジャズ
【ジャズ】
19世紀末から20世紀にかけて、米国南部で黒人の民俗音楽と白人のヨーロッパ音楽とが融合してできた音楽。オフビートの独特のリズム感、即興演奏などが特徴。ディキシーランドジャズ・スイングジャズ・モダンジャズ・フリージャズなどさまざまなスタイルがある。

・けけショーロ
【ショーロ】
ブラジルの軽音楽の一。19世紀から都会で流行し、ギターとフルートを中心とする即興的演奏に特色がある。

・けけじょんがら
【津軽じょんがら節】
津軽地方(青森県)の民謡。源流は「新保広大寺」(新潟県の民謡)で、口説き形式の盆踊り歌の系統のもの。津軽三味線の伴奏がつき、新作の歌詞も多い。

・けけスウィング
【スイング】
1.「スイングジャズ」(1930年代後半、ベニー=グッドマンらによって広められたジャズのスタイル)の略。
2.ジャズに特有の躍動的なリズム感。また、そのリズムに乗ること。

・けけスカ
【スカ】
ジャマイカ発祥のポピュラー音楽。テンポの速いオフビートが特徴。のちにレゲエへと発展した。

・けけスラッキー
【スラッキー】
「たるませる」という意味。正式にはハワイアン・スラッキーという。ハワイにギターが伝えられた際、ハワイの住人がコードの押さえ方を知らずに弦を緩め、開放弦でメジャー・コードを探し出した事から始まり、それにアルペジオ奏法、左手による細かいハーモニーの組み合わせを加えて完成した。スラッキーのチューニング法は基本的に30種といわれている。(※1)

・けけソウル
【ソウル】
「ソウルミュージック」(1960年代以後の新しいアメリカ黒人音楽のスタイル。伝統的なリズム-アンド-ブルースと、洗練された同時代感覚が融合して生まれ、急速に広まった。ソウル音楽)の略。

・けけダブ
【ダブ】
ジャマイカ発祥の音楽の手法。既成の楽曲の特定の音やリズムを強調したりエコーをかけたりして、独特の効果を生み出すこと。また、その音楽ジャンル。

・けけタンゴ
【タンゴ】
19世紀後半にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで起こった、4分の2拍子系のダンス音楽。また、それに合わせて踊るダンス。ハバネラ・ミロンガ・カンドンベなどの舞曲が融合してできたものといわれる。

・けけチャイナ
【チャイナ】
中国。中国人。中国風。

・けけディキシー
【ディキシー】
1.米国南部で19世紀中ごろ作られた歌。南北戦争のとき、南軍が愛唱した。
2.「ディキシーランドジャズ」(20世紀初頭、米国のニューオーリンズ地方におこった、即興性に富むジャズ。ニューオーリンズジャズ)の略。

・けけディスコ
【ディスコ】
激しいリズムのレコード音楽などに合わせてダンスを楽しむ店。ディスコテーク。

・けけトロニカ
【electronica】
テクノとレイヴ(ダンス音楽などを流し参加者が踊り続ける単発の野外音楽イベントのこと)から発展した電子音楽。(※2)

・けけのエチュード
【エチュード】
音楽で、楽器の練習のために作られた楽曲。練習曲。

・けけのソナタ
【ソナタ】
独奏曲または室内楽曲の形式の一。その内容は時代によって大きく異なるが、バロック期には緩‐急‐緩‐急の4楽章構成の教会ソナタ(ソナタ-ダ-キエザ)と、種々の舞曲を連ねた室内ソナタ(ソナタ-ダ-カメラ)とが典型的となった。18世紀後半以降、古典派・ロマン派の作曲家によって大きな発展をとげ、第1楽章にソナタ形式を用いた4楽章形式が中心となった。奏鳴曲。

・けけのミロンガ
【ミロンガ】
アルゼンチンの4分の2拍子の舞曲。19世紀後半にキューバから移入されたハバネラから生まれたという。のち、アルゼンチンタンゴにも取り入れられた。

・けけのロケンロール
【ロックンロール】
1950年代に米国で流行しはじめた、カントリー音楽にリズム-アンド-ブルースなどを取り入れた強烈なリズムのポピュラー音楽。また、それに合わせて踊るダンス。

・けけハウス
【ハウス】
「ハウスミュージック」(1980年代後半、米国シカゴのクラブWarehouseを発火点に世界的に流行したダンス音楽。既成の複数の音源をDJ(ディスクジョッキー)が電子的にサンプリング・編集して聞かせるところに特徴がある)の略。

・けけバッシュメント
【バッシュメント】
ダンスホールのこと。(※3)

・けけバラッド
【バラード】
1.物語詩的な内容をもつ声楽曲や器楽曲。譚詩曲。譚歌。
2.ポピュラー音楽で、ゆっくりしたテンポの感傷的な曲。

・けけハリウッド
【ハリウッド】
米国カリフォルニア州ロサンゼルス北西部の地区。多くの映画撮影所が集中し、隣接のビバリーヒルズには俳優が多く住む。また転じて、米国映画界のこと。

・けけパレード
【パレード】
1.祭礼や祝賀の際に、行列を組んで市街を練り歩くこと。また、その行列。
2.観兵式。閲兵式。

・けけビリー
【ロカビリー】
ロックンロールと米国南東部の民謡ヒルビリー(カントリー音楽、なかでも泥臭さのあるものをさす語)とが融合して生まれたポピュラー音楽。1950年代後半に流行。

・けけファンク
【ファンク】
1950年代後半、黒人のジャズ音楽家たちが、黒人霊歌やアフリカの民俗音楽の要素を取り入れて起こしたジャズのスタイル。素朴で野性味のあるリズム、哀感の強いブルースなどに特徴がある。のち、ロックなどにも浸透した。

・けけフーガ
【フーガ】
楽曲形式の一。一つ、あるいは複数の主題が次々と複雑に模倣・反復されていく対位法的楽曲。遁走曲。

・けけフュージョン
【フュージョン】
ジャズ・ロック・ラテン音楽など、ジャンルの異なる音楽を融合した音楽。クロスオーバー。

・けけフラメンコ
【フラメンコ】
スペイン南部、アンダルシア地方のジプシー(ロマ)起源の音楽および舞踊。ふつう歌い手とギター奏者一人ずつからなり、踊りは手を打ち足を踏み鳴らす激しい動きが特徴。

・けけブルース
【ブルース】
奴隷制下のアメリカ黒人の間に、宗教歌・労働歌などを母体に生まれた歌曲。のち、ダンス音楽やジャズなどにも取り入れられた。

・けけホーミー
【ホーミー】
一人で2種類の声(低い声と高い声)を同時に出す、モンゴル民謡特有の倍音唱法。口琴が併用される例も多い。

・けけボッサ
【ボサノバ】
1950年代にブラジルで起こったポピュラー音楽。サンバがジャズの影響を受けてできたもの。

・けけホップ
【ヒップホップ】
1970年代前半ごろから、ニューヨークの路上で始まった、音楽・ダンス・ファッションを中心とする黒人文化。建造物の壁や地下鉄の落書き(グラフィティアート)、アクロバットのようなブレークダンス、音楽面ではラップやスクラッチなど、貧しい若者たちがお金を使わずに楽しめる娯楽を生み出した。

・けけポルカ
【ポルカ】
ボヘミア起源の、二拍子の活発な舞踏および舞曲。1830年ごろ起こり、欧米に広まった。

・けけボレロ
【ボレロ】
1.スペインの民族舞踏および舞曲。4分の3拍子、中庸の速度で、カスタネットでリズムをとることが多い。1780年ごろ成立したという。
2.ラベルの管弦楽曲。1928年、バレリーナのイダ=ルビンシュタインの依頼により作曲。同年、パリのオペラ座で初演。最後の2小節を除き、同一のリズムと2種類のメロディーが繰り返される特徴的な楽曲として知られる。ラベルの代表作の一。

・けけマーチ
【マーチ】
行進曲。

・けけマハラジャ
【マハラジャ】
インドの藩王国の王侯の尊称の一つ。

・けけマンボ
【マンボ】
1940年代にキューバで興ったダンス音楽。ルンバをもとにジャズの要素を取り入れたもので、ペレス=プラード楽団によって世界的に広まった。

・けけみんよう
【民謡】
民衆の、労働・儀礼などの集団の場において自然に発生し、伝承されてきた歌謡。素朴な生活感情を反映し、地域性が強い。遊び歌・祝い歌・仕事歌・酒盛り・盆踊り歌などがある。広義には俗謡・新民謡なども含む。俚謡。

・けけメタル
【ヘビーメタル】
1980年代に起こったハードロックの一スタイル。名称は、リズムセクションに金属的な電子音を用いることに由来。ヘビメタ。

・けけラヴソング
【ラブソング】
恋をうたった歌。恋歌。

・けけララバイ
【ララバイ】
子守歌。

・けけレゲエ
【レゲエ】
ジャマイカのポピュラー音楽。独特のアクセントをもつオフビートと、メッセージ性の強い歌詞に特徴がある。1970年代に世界のポピュラーミュージックに大きな影響を与えた。

・けけロイド
【ボーカロイド】
パソコンなどに入力されたメロディーと歌詞をもとに、曲に合わせた歌声を合成するソフトウエア。また、その曲を歌うアニメーションやCGによるキャラクター。実在する歌手の歌声をサンプリングしたデータベースを作成し、断片化した歌声のデータを自由に組み合わせ、歌詞の継ぎ目を滑らかにしたり、ビブラートなどの音程変化をさせたりすることで、より自然な歌声を合成することができる。商標名。

・けけロック
【ロック】
ロックンロールをはじめ、その流れをくむ強いビートを特徴とするポピュラー音楽。電気的に増幅した大音量のサウンドを特色とし、1960年代にビートルズが出現して以来、急速に世界に広まった。ハードロック、グラムロック、プログレッシブロック、オルターナティブロックなど。

・けけロマ
【ロマ】
ヨーロッパを中心に、南・北アメリカなど世界各地で生活する少数民族。9世紀ごろインド北西部から発したといわれ、長く移動生活を続け、世界中に分布。言語はインド‐アーリア語系のロマニ語。音楽や踊りを好み、楽士・かご作り・鋳掛け・占いが伝統的な職業。ジプシーと呼ばれてきたが、ロマが自称。

・けけワルツ
【ワルツ】
18世紀末ごろにヨーロッパに起こった4分の3拍子の舞曲および舞踏。舞踏の伴奏を目的としない独立した器楽作品もある。円舞曲。

・コサックそんぐ
【ホパーク】
ウクライナの伝統舞踊。テンポの速い2拍子の音楽に合わせて踊る。腰を落としたまま足を交互に蹴り出すステップが有名。ゴパーク。日本では多くコサックダンスとよばれる。

・しょうわけけかよう
【歌謡曲】
昭和初期以降、主に日本で作詞・作曲され、レコード・ラジオ・テレビなどを通じて流布される大衆的歌曲。

・セニョールけけ
【セニョール】
(スペイン語で)男性に対する敬称。旦那。殿方。姓または姓名の前に付けても用いる。

・チルウェイヴ
【チルアウト】
1.落ち着くこと。気を静めること。
2.クラブミュージックで、比較的テンポのゆっくりした曲の総称。

・テクノビート
【テクノ】
「テクノポップ」(コンピューター制御のシンセサイザーなどを用いたポピュラー音楽。無機質で均等なリズムが特徴)の略。

・ドラムンベース
【ドラムンベース】
ドラムとベースを強調したうねるようなビートが特徴で、"ブレイク・ビーツ"の手法にいろんな素材を組み合わせたもの。"ブレイク・ビーツ"とはドラムなどリズムの部分の"ブレイク"だけをつなげて作ったビートで、これにラップをのせて80年頃にできたのがヒップホップ。さらにコンピュータで”ブレイク”をインプットし、デジタル動力で作り上げた"超高速ブレイク・ビーツ"が、ドラムン・ベースの素になっている。(※4)

・トルコそんぐ
【トルコ】
小アジアとバルカン半島の東端にまたがる国。正称、トルコ共和国。首都アンカラ。14世紀以降オスマン帝国として栄え、ヨーロッパ東部・アジア西部・アフリカ北部にまたがる大帝国となったが、17世紀末から衰退し、第一次大戦の敗戦で多くの領土を失った。1923年、ケマル=アタチュルクらによる革命を経て共和国となり、首都をイスタンブールから移して近代化を推進。面積78万平方キロメートル。人口8415万(2021)。

・ナポリタン
【ナポリ】
イタリア南西部、ティレニア海に臨む港湾都市。近くにカプリ島・べズビオ火山があり、風光明媚な観光地として知られる。前600年ごろ、ギリシャの植民市として建設され、ネアポリス(新市)とよばれた。ローマ帝国の支配を経てナポリ王国の首都となり、ルネサンス文化の中心の一つとなった。1995年「ナポリ歴史地区」として世界遺産(文化遺産)に登録。英語名、ネープルズ。人口、行政区97万(2008)。

・ニューオリンズそんぐ
【ニューオーリンズ】
米国ルイジアナ州、ミシシッピ川下流の河港都市。ラテンアメリカとの貿易の中心港。18世紀初めにフランス人が建設し、名は新オルレアンの意。ジャズ音楽の発祥地。人口、行政区31万(2008)。

・ハイサイけけ
【はいさい】
沖縄方言で、時間帯に関係なく用いる軽いあいさつの語。やあ。こんにちは。

・ふなうた2001
【船歌】
船方が船をこぎながらうたう歌。広義には、船に関係した作業や儀式に歌われる民謡。棹歌。

・ペルーのうた
【ペルー】
南アメリカ北西部、太平洋岸の国。正称、ペルー共和国。首都リマ。アンデス山脈が縦貫し、鉱物資源が豊富。13世紀以来インカ帝国が栄えたが、1533年スペイン領となる。1821年独立を宣言、1824年完全独立。住民はケチュア族のインディオ、およびメスチゾが多い。南アメリカで最初に日本人移民が入った国。人口3304万(2021)。
【ペルー音楽】
16世紀のスペイン人侵略以前のインカの伝統を伝え、スペイン音楽に影響されたもので、儀式用、舞踊用および個人歌がある。弦楽器の多くはヨーロッパ系であるが、管楽器などは先住民族インディオの系統であり、竪琴のアルバ、ギタラ、ビオリン、パンパイプのアンタラ、マラカスの一種チルチルなどを用いる。民俗音楽では、ヤラビという抒情的な歌のほか、ウアイニョやカチュアなど舞踊を伴った音楽がある。インディオとスペインの混血の人々の音楽として、マリネラやバルス・クリオーリョも知られている。(※5)

・ミニマルおんがく
【ミニマルミュージック】
1960年代後半に始められ、1970年代に世界的に流行した現代音楽の一作法。短いパターンの反復と漸進的な変化を特徴とする。

・ユーロビート
【ユーロビート】
電子楽器を用いた、四拍子の繰り返しを特徴とするダンス音楽。1980年代にヨーロッパで起こり、日本でもディスコブームの広がりによって流行した。

・ラグタイム
【ラグタイム】
19世紀末、米国の黒人により作り出されたピアノ音楽の演奏様式。シンコペーションを伴うメロディーが特徴で、ジャズの一つの源流ともなった。


《参考》
※1

※2
コトバンク「プログレッシブ英和中辞典(第5版)」

※3

※4
コトバンク「音楽用語ダス」

※5
コトバンク「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」


~余談~
ここからは、いくつかの曲について、主観に基づいて解説していきます(よって誤りもあるかもしれません)。
こちらも用語説明の参照はコトバンク「デジタル大辞泉」です。他、Googleを使って幅広く調べました。

・アルペンそんぐ
おそらくヨーデル(スイスやオーストリアのアルプス地方で、地声と裏声とを急速に交錯させて歌われる民謡。また、その歌唱法)がモデルであると思われます。

・アロハけけ
ハワイアン音楽(ハワイ諸島の民族音楽が、アメリカのポピュラー音楽などの影響を受けて変容した音楽。スチールギター・ウクレレなどを用いる)がモチーフであると思われます。

・うたたねのゆめ
「ゆめ」と言っても、"悪夢"の方をイメージしてしまう暗い曲であると感じます。

・エレキそんぐ
アメリカのロックバンドであるザ・ビーチ・ボーイズがカバーした『ミザルー』/ディック・デイルのような、サーフミュージック(サーフィンを中心にアメリカ西海岸の若者風俗や日常を歌った、明るく軽快でスピード感のあるロック。1960年代初頭にブームを巻き起こしたビーチ・ボーイズが代表)がモチーフであると思われます。

・かんがえちゅう
むかしNHK教育テレビの「クインテット」で流れていた『ただいま考え中』という曲に似ている気がします。

・けけアイドル
『なんてったってアイドル』/小泉今日子に似ている気がします。

・けけアフロ
「ライオン・キング」のようなサファリ(ケニア、タンザニア辺り)を彷彿とさせる曲です。

・けけウェスタン
『さすらいの口笛』(映画「荒野の用心棒」より)のような、西部劇やカウボーイをモチーフにした曲であると思われます。

・けけけいじ
「太陽にほえろ!」や「西部警察」のような、昭和の刑事ドラマのテーマソングをモチーフにしていると思われます。

・けけゴスペル
日本人はゴスペルといえば、ゴスペラーズが最も参考にしやすいかもしれません。

・けけさんびか
『きよしこの夜』、『もろびとこぞりて』のような馴染み深いクリスマス・キャロルも賛美歌に含まれるようです。

・けけショーロ
「デジタル大辞泉」ではフルートについて言及されていましたが、ジャケ写に写っていないことから、おそらくこの曲には使われていません。ジャケ写にあるギターとタンバリンのみで演奏されていると思われます。

・けけスカ
日本人はスカといえば、東京スカパラダイスオーケストラが最も参考にしやすいかもしれません。

・けけせんせい
学校をモチーフにしており、オルガンとリコーダーで演奏されているようです。個人的には、『思い出のアルバム』という児童合唱曲を思い出しました。

・けけソウル
ジャケ写の摩天楼を見て、ここでいう「ソウル」とは、韓国の首都・ソウルのことであると思っておりました。個人的には、"ソウルの大都会が舞台のシティポップ"というイメージで聴いております。

・けけだいみょう
大名の文化が存在した、平安時代末期~江戸時代を舞台にした曲であると思われます。

・けけタンゴ
日本人だとどうしても『黒猫のタンゴ』/皆川おさむを思い出しますが、実は日本の曲ではなく、イタリアの童謡のカバーであるようです。

・けけチャイナ
最初に銅鑼(打楽器の一。青銅などでできた金属製円盤を枠につるし、ばちで打ち鳴らす。仏教の法要、民俗芸能の囃子はやし、歌舞伎下座音楽、出帆の合図などに広く用いられる)のような音が響くのが特徴的です。

・けけディスコ
ジャケ写のとたけけは、アメリカ映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の有名なポーズをしています。後ろのジェシカはジュリアナ扇子を持っており、"昭和"を感じます。

・けけソナタ
韓国ドラマ「冬のソナタ」の挿入歌『最初から今まで』/RYUに似ている気がします。

・けけバッシュメント
とりわけ掘り下げるのが難しかった曲です。前述の通り、調べると「バッシュメント=ダンスホール」と出てきましたが、ダンスナンバーというよりかは、抜け感のあるスタイリッシュな曲という印象があります。

・けけパリ
フランスのパリを舞台にした曲でいうと、『オー・シャンゼリゼ』/ジョー・ダッサンが有名です。

・けけハリウッド
「E.T.」の『フライング・テーマ』等、オーケストラで演奏されるハリウッド映画の壮大なテーマソングという印象です。ジャケ写に"ADVENTURE"と書いてあるため、「アベンジャーズ」のようなマーベルのヒーローものがモデルかもしれません。

・けけブレイク
ブレークダンス(1980年ごろからニューヨークで盛んになったストリートダンスの一。アクロバットのような身振りが特徴。ブレーキン)の楽曲がモデルか、はたまた「音楽用語ダス」に載っていたブレイクビーツ(説明が長文であるため下記に書きました)がモチーフなのかわからなかったため、~余談~の方に記載しました。
【ブレイクビーツ】(「音楽用語ダス」より)
ドラムパートやリズムセクションの一部分をサンプリングしたもの。ヒップホップやダンサブルなサウンドなどのリズムトラックで使われる。たとえば2小節くらいのブレイクビーツをサンプリング・マシンなどで何回も繰り返し(ループという手法)リズムを構築する。楽器屋などで、ドラムのブレイクビーツ集・ベースのブレイクビーツ集などなど何千種類のブレイクビーツをCDやCD-ROMの形で購入できる。もともと、クラブのDJたちがアナログ盤(LP)を回し、楽曲の一部分をリピート(ループ)させて、ビートを作り出していたのがブレイクビーツの原点。

・けけマーチ
ジャケ写から見るに、マーチングバンドのイメージであるようです。

・けけマリア
ジャケ写から見るにバレエ音楽のようですが、「マリア」の由来はよくわかりませんでした。マリア・ホーレワさんという世界的なバレエダンサーがいるということだけ判明しましたが、関連性は定かではありません。

・けけラヴァーズ
洗練されたジャケ写と切ないメロディーから、ラヴソングからの派生かなと思っていたのですが、調べてみたところ、レゲエの1ジャンルとしてラヴァーズ・ロックというものがあるようです。スローなテンポより、ラヴァーズ・ロック説が濃厚な気がしますが、明確でないためこちらに記載しました。

・けけロイド
ジャケ写が完全に初音ミクモチーフです。

・けけロマ
かの有名な『ハンガリー舞曲』/ヨハネス・ブラームスもロマがモデルであるようです。

・しょうわけけかよう
昭和は昭和でも、昭和初期の香りを強めに感じます。

・ナミナミ
レゲエやヒップホップにおいて、"nah mean"("You know what I mean?"=「言っていることがわかる?」の意)というスラングがあるようです。レゲエっぽいゆったりとした曲であるため、このスラングが由来である可能性が高いと感じました。

・ゆけ!けけライダー
時報から始まるのが印象的なこの曲ですが、特撮テレビ番組のテーマソングをモチーフにしていると思われます。


また新たな発見や考察がありましたら追記いたします。
よろしければ皆様の発見・考察もコメントにてお聞かせください。

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