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引き出し

こんにちは。
久しぶりの投稿です。

さてさて、早速本題に入りますが

貴方は靴をどれくらい持っていますか?

正確には
「全く異なる種類(用途)の靴をどれだけ持ってますか?」という質問です。


「素敵な靴は、あなたを素敵な場所に連れていってくれる」という言い伝えがあります。

"花より男子" 藤堂静(とうどうしずか)のセリフにもありましたね。

とびきりいい靴をはくの
"いい靴をはいてるとその靴がいい所へ連れて行ってくれる"ってね」

藤堂静といえば。。。
F4の4人と幼なじみで且つ花沢類の憧れの女性であり、容姿端麗頭脳明晰、非の打ち所のない完璧な女性。
世の女性達は彼女にどれだけ嫉妬したことでしょう笑

ステキな靴は、履いている本人の気持ちを高揚させ自己肯定感を上げる効果があると思います。
靴以外にも気分のアガるものは多々ありますが、外出の際になくてはならないもの、にも関わらず足元に無頓着な人が多いからこそ、靴にはその人自身が表れやすいのかもしれませんね。

今回は、高価で上質な靴を履いているか、或いはたくさん靴を持っているかどうか ということではなく、所持している靴がいかに多様性に富んでいるかということ。

例えば、華奢な9センチヒールもあれば機能性に優れたスニーカーもあり、着物用の草履があれば スノーボードのブーツがあったりと。
靴のバリエーションが多いということは、あらゆるシーンに対応できる柔軟性、新しい分野にも躊躇なくトライする旺盛な好奇心、そして物質そのものではなく、経験や知的財産に価値を見出せる思考、これらが明確にバリエーションの多さに表れるでは?と。
つまりその人自身の引き出しの多さに直結するのではないかなと感じます。

広げるだけ広げても継続しなければ意味がない。
そう仰る方もいると思いますが、私は何でも挑戦してみることに意味があると思います。
先ずは挑戦しないと継続もありえません。
挑戦して、ダメならやめればいい。
"やめる"ということもひとつの選択です。
不満を抱えながらずるずると続けるのは、自身にもストレスがかかるし、かえって周りにも迷惑です。

ちなみに私事ですが、一時期 一本下駄にハマりまして。
理由としては、天狗が履いている下駄を一度でいいから履いてみたかったのと 歯が一本しかない下駄でどうやって歩くのか挑戦してみたかったのです。
天狗以外であれば、丑の刻参りの履物としても知られていますね。見た目のおどろおどろしさに惹かれたのも事実です。

たまたま遊びにきていた母親が私の家のシューズボックスを開け「ちょっと~!りえちゃん※  なにこれ~泣」と。※私の本名です。
怪しいもの好きな私に対する母親の嘆きは毎度のことですが、さすがに一本下駄においては全く理解不能だったと思います。
履いて出掛けるのはさすがに勇気がいるので(色々な意味で) 、家の中を行ったり来たり。大切に保管していましたが、度重なる引越しでどこかへ行ってしまいました。
きっと一本下駄のほうが私から身を引いたのでしょう。

さて話を戻します。
最近は靴に留まらず、食事においても引き出しの多さを左右するのでは?と感じることが多くなりました。
私は友人や知人など、気の合う人との食事が何よりも楽しみで、自らお誘いすることもよくあります。

お誘いする上で「私 𓏸𓏸がムリ」「𓏸𓏸は苦手だからそれ以外で」という話はよくあります。
人それぞれ苦手なものがあって当然ですし、アレルギーなどがあれば尚のことです。
気持ちはわかります、が是非食べてみて欲しいものに対し、あたまから拒絶されると少し残念な気持ちになります。

ちなみに私はといえば、30代前半まで牛肉が嫌いで、ずっと焼肉を避けてきました。
"焼肉がキライ"なんてありえないでしょう?
ですが当時は心の底から嫌いだったのです。テレビで牛の屠殺映像を見てしまったのもあり、血生臭いイメージが先行し食べる前から気持ちが悪くなるのです。
今となっては 毛嫌いしていた自分がなんだか幼稚で恥ずかしく、穴があったら入りたい気持ちになります。

牛肉と同様に鰻も大の苦手でしたが、今ではどちらも大好きになりました。

なぜ大好きになれたのか。
それは、美味しいから食べてみ?と懲りずに勧めてくれた人物の存在と、そんなに言うなら食べてみようかなという僅かな好奇心によって"嫌い"を克服できたのです。

食べ物に限らず、お店に対しても見た目やイメージで決めつけてはいけないということを後々思い知らされることになります。
一見小汚い店であっても唸るような逸品があったり、人知れず地味な店構えでも、出てくるもの全てが芸術的であったり。

私は場末のスナックや古い喫茶店、おじさん達がいつまでもグダグダしてるような立ち飲み屋など、古くて狭くて決して綺麗とは言い難いようなお店も大好きです。

先日は豚足のお店に30代女子を誘いましたが、「私、タバコ無理なんで」と断られました笑。
店内は喫煙可、タバコの灰は下に落とすスタイルなのですが、タバコの匂いが嫌いなら致し方ありません。

私もタバコは吸いませんが、それよりも豚足という未知の食べ物に興味が抱き、タバコの匂いなどすっかりどこかへ飛んでいってしまいました。

しかし豚足は是非食べてみてほしかったな。
私はこのお店によって豚足への概念が変わりました🐖✨️

お店を知ったのは意外な人物に誘われたことがきっかけでした。意外な人物とは、仕事で知り合った女性で、パッと見、リンネルやクウネルを読んでそうな丁寧できちんとした印象、カーディガンなら上までボタンを留めてそうなタイプ。

見た目とお店のチョイスにギャップがありすぎて、本当に"人"って奥が深くておもしろいなあとしみじみ感じました。

まだまだ私のお店センサーは役立たずではありますが、少しでも気になるのであれば 固定概念を外し とりあえず好奇心のままに行動を起こしてみる。これに尽きます。

楽しそう!
おもしろそう!
少しだけ興味がある!
ちょっとでいいからやってみたい!

ほんの少しでもそう思うなら、躊躇せずとりあえず足を踏み入れてみる。

この行動が後々、人間性の幅、引き出しの多さに繋がると思います。

失敗したら失敗したで話のネタにもなりますしね。

今この瞬間はもう二度とないのです。

人生は一度きり、"苦手"の一言でチャンスを逃すのは勿体ない。

固定概念を捨て色々なことにチャレンジし、後悔のないよう人生を大切に生きたいものですね。

一本下駄を履いた感想は
またいつかnoteにしたためたいと思います。


最後までお読み頂きありがとうございました!

月希詠レイ







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