忘れたくない六月の夜
八月に二歳になる娘は、一歳半すぎたあたりから少しずつ言葉を習得し、
簡単な単語を発するようになってきた。
(親でないと聞き取れないたどたどしさが可愛い)
最近はさらに進化して、「ちゃちゃ のむ」や「まま ぶー」など、二語文話すようになってきたのだが、先ほど寝かしつけている時、とても流暢に、「はいどーぞ ごむ」
と、わたしがいつも髪を結ぶ時に使っているゴムを渡してきた。
思わず、すごい!上手に言えたね!と言うと、自分でも上手く言えたという手応えを感じていたらしく、嬉しそうに笑