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【にじJ1クラブコラボ】サッカーとは無縁の陰キャオタクが、推しの応援メッセージ放映に釣られて初現地観戦をした話

私が今ハマっているVTuberグループ「にじさんじ」と、「Jリーグ J1全18クラブ」とのコラボが開催されていた。
その一環として、推しライバーであるレオス・ヴィンセント氏の応援メッセージが、コラボ相手である横浜F・マリノスの本拠地、日産スタジアムで放映されることになった。

日産スタジアムといえば、キャパシティ72,327人を誇る日本最大のスタジアムだ。でっっっっっっっっっか
ちょっとした市区町村の人口ならまるまる収容できる。この規模の舞台に立てる人間はそう多くないだろう。
そんなクソデカ会場で推しを見る(映像だが)という機会、私のオタク人生の中でもこれを逃したら二度と来ないのでは……

み、見てぇ~~~~~~~~~~~~~~ッッッ

チョロいので軽率に行くことを決めた。地方在住なのに……。
遠征なので、あいにく付き合ってくれるような友人はおらずソロ参戦だ。

ただ、私はスポーツとは無縁の人生を送ってきたド陰キャオタクだ。
学生時代の体育の成績はそれはもう酷かったし、スポーツ観戦の経験もなく、サッカー漫画すら読まず、あれだけ盛り上がっていたW杯もまるで見ていなかった。
ホーム戦を見に行くはずなのに私1人だけ気分がアウェイなのだ。大丈夫か!?


大丈夫だった。めちゃくちゃ楽しかった。
ということで、オタク目線から見た5/28福岡戦の現地観戦の感想や、観戦初心者の気付き、気を付けたことなどを備忘録として残しておこうと思う。
私と同じように「サッカー全然わかんないけど行っていいのかな……?」と迷えるオタクの背中を押せるような感想になっていれば幸い。


①事前に目を通したもの


オタクには半年ROMれという先人の言い伝えがある。
新しいコンテンツに触れるとき、まず半年間は黙って見て、界隈のルールやマナーを学びなさいよ。という言葉だ。
しかし、応援メッセージの放映は半年も待ってはくれない。今回はマリノス公式が提示している観戦マナーを熟読し、なんとか座学で半年分を補えるよう努力した。

基本的に、大人しく応援している分には問題はないだろう。ビン・缶の持ち込み不可は気を付けないといけない。


写真撮影はしてもいいのかな?と気になったので、JリーグのSNS投稿ガイドラインにも目を通した。

写真撮影はいつでもOKだが、試合の様子を録画した動画は投稿を許されていないようだ。気を付けよう。


またマリノスではなく恐縮だが、オモコロのこちらの記事も現地の空気を掴むのに非常に参考になったので載せておきます。
少し前の記事なので声出し解禁前の話だったりはしますが、読んでいて面白かった。

この記事でへぇ~と思ったのが、対戦相手のカラーが入った服装は避けるのが無難という点だ。これ初心者は見落としがちなんじゃないだろうか?

マリノスのチームカラーは青・白・赤トリコロールカラー。ユニフォームは青の面積が広いため、個人的には特にのイメージが強い。
対するアビスパ福岡のチームカラーはネイビー

青とネイビーて。なかなか匙加減が難しい。
結局私は服装を全く違う色にして、現地でマリノスのマフラータオルを購入して首から下げることにしました。っぱ公式グッズよ。
(5/28の福岡戦はチケットによってはユニフォームが付いているらしかったのですが、私はリセールからチケットを購入したため付いていませんでした)


②現地到着、座席のススメ

当日のわかっている予定は下記の通り。

  • 13:00ごろ 応援メッセージの放映

  • 14:00 キックオフ

私は11:30ごろに会場に到着したのですが、物販が思いのほか並んだので、スタグルを楽しみたい場合はもっと前に来る必要がありましたね。反省。

これは唯一食べたワッフル。イチゴ好きにはたまらん。生地もモチモチで美味しかった。


座席は初心者はバックアッパーがオススメ!という声をちらほら聞いていたので、素直にバックアッパーの座席を購入。
そしてこれが大正解だった。

屋根がついていたのである。
この日の横浜の最高気温は26℃。5月下旬らしく日もそれなりに強く射しており、物販のスタッフさんはしきりに帽子を売り込んでいた。
座席に屋根がついているだけで全然違う。これはガチ。
(購入したのが20列目と後ろの方の座席だったのも幸いしたかな?)

しかも日陰から日の当たるフィールドを眺めるため、青々とした芝生のフィールドがとても綺麗に見える。さながら天然のスポットライトだ。
客席についた瞬間思わず「おぉ……」と息を呑んだ。巨大なスタジアムから見下ろすフィールドは絶景。

また、角度的にも試合中継でよく見るようなアングルでフィールドを眺めることになるので、状況もわかりやすい。
言われた通りにバックアッパーを選んで正解だった。特に、夏場は自分の座席に屋根があるかどうかを確認した方がいいと思う。


③応援メッセージ放映

待ちに待った応援メッセージの放映。アナウンスによる軽い紹介があったのち、ついに推しの姿が日産スタジアムの巨大ディスプレイに映し出される。

クソデカ会場でも声通りすぎてて笑った。
会場の音響が凄いのか、はたまたレオスの声質が凄いのかは定かではないが、この規模の会場で話している内容がクリアに聞き取れるのは凄いことではないか?

メッセージの内容は、チームの応援、レオスが実際に現地観戦をしてみた感想、飯、応援、飯、飯、勝率10000垓の話だった。
いつも配信を見ている身からするとかなりよそ行きというか、レオスのことを知らない人に向けた話し方だなという印象を受けたが、それも含めてレオスらしい良い応援メッセージだったんじゃないだろうか。

VTuberというコンテンツの特性上、配信のコメントを通して気軽にコミュニケーションが取れてしまったりするものだから、ついつい距離感を近く感じてしまうのだけど。やはり大舞台で話す推しを見ると、凄い人を推しているのだなと思う。見に来て良かった。

メッセージの放映が終わったあと、マリノスサポーターの皆様方が暖かい拍手で迎えてくれていたのも嬉しかった。ありがてえ~
他にもメッセージ以外の、たとえばスポンサー紹介のような場面でも拍手が起きたりしていて、サポーターの方々のマナーの良さが光っていた。見習わなければ。

④試合を見た感想

最初に書いたとおり、私はサッカーに対する知識がまるでない。
自分の向かいにあるゴールに球を入れたら得点。くらいの知識しかない。
中継とちがって、現地には実況解説も付いていない。楽しめるかどうか、正直かなり不安だったわけなんですが……全然心配いりませんでした!

サッカーって分かりやすい。もちろん細かいルールを把握するのは大変だけど、今はどちらが優勢で、いつがチャンスで、何が凄いプレイなのか。何かが起こった瞬間、こんなにデカい会場なのに、一気に空気が変わるのがわかるんです。理屈で理解できていなくても、肌で感じることができるんですね。
なんなら中継より現地の方が分かりやすいまであった。そして会場全体がワッと揺れる瞬間、気付いたら自分の心も揺れているんです。これがもう本当に楽しくて。まさかスポーツ観戦の楽しさがこの歳になって理解できるとは思ってもみなかった。

この日はロペス選手が前半に2点奪取し、会場は大盛り上がり。ゴールの瞬間が生で見られてめちゃくちゃ嬉しかったです。
1点はゴール前から叩き込むようなヘディング、もう1点は相手選手の間を縫って巧みに狙い澄ましたシュートと、同じ選手によるシュートなのに全然違ったのも面白かった。

結果、2-0でマリノスの勝利。やった!
前半で2点先制していても、試合終了のその時まで攻撃の手を緩めず点を取りに行く姿勢が伺えて、これが攻撃力10000垓のサッカーか!と納得しました。カッコイイ。

そしてもちろん知識があれば更に深く楽しむことができるんだろうな〜!とも思うので、奥の深さもありますよね。この沼、深いぞ……

宮市選手が交代で入ってきた瞬間、すごく会場が盛り上がっていてなんだ!?とびっくりしたのですが、怪我からの復帰直後だったんですね。おめでとうございます。
サッカー知識だけでなく、そういうチームの背景も知っていけたら、もっともっとマリノスのサッカーを楽しめそうだと感じました。

⑤まとめ

帰宅後、思わず筆が乗ってしまってnoteまで書いてしまった。
私は地方在住のためホームゲームに通うことは距離的に難しく、そこが悔しいのですが……!アウェイで地元に来てくれた時にまた行こうかな〜と考えてます。

試合を見るまでは本当に行って大丈夫か……楽しめるか……と不安でしたが、帰る頃にはウキウキでしたね。たくさんの人が夢中になっている、魅力のあるコンテンツが持つパワーって凄いんだなと思わされました。みんなもJリーグに行こう
これからもマリノスを応援しています。

楽しかった。またね。


ちなみにオタクという生き物、推しのチャンネル登録をして頂けると喜ぶらしいです。何卒……


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