9.16 リカちゃんキャッスル彩色ツアーレポート
9月16日、リカちゃんキャッスル主催のバスツアー「彩色ツアー」へ参加してきましたので、当日のイベントの様子をレポートしていきたいと思います！
まず、事前に知らされていた当日のスケジュールはこんな感じ。
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6:45 東京駅前集合
7:00 出発
11:30 リカちゃんキャッスル到着予定
12:00 ランチ交流会
その後彩色体験、ミニLC、自由時間など
16:00 リカちゃんキャッスル出発
20:30 東京駅到着
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キャッスルからは2名のスタッフの方が同乗してくださっています。
まずバスが出発してしばらくするとデザイナーの広瀬さんからの挨拶と、一日のスケジュールの案内が。
そして、9月初旬に発表されたリカちゃんキャッスル限定販売「カレーリカちゃん」と「カレードレス」の紹介がありました。
実際に広瀬さんがサンプルをお持ちになっていて、ドレスの特徴やドールの推しポイントを教えてくださったのちに、バス内で順番に回して見ることに。
実際に制作に携わっている方からその場でディティールを紹介してもらえるなんてめったにない機会ですよね。
いつもキャッスルのYoutube（youtube.com/@user-di1qn9zb9v）を楽しみに見ているので個人的にもとても嬉しかったです。そしていつもコンセプトやこだわりを聞くとより欲しくなってしまうのでした。
なお、カレーリカちゃんは現地で売り切れてしまっても受注受付をしてもらうことができました。
バスの中では皆さん、ドールの着せ替えや撮影、睡眠、おしゃべりなど思い思いに過ごされていました。
今回の参加者は４０名。おそらく５０名がけのバスでした。
（ちなみに、帰り際に目の前にいた方が応募は何名ほどでしたか？とお聞きになっていましたが、スタッフの方が少し漏れた程度ですねとおっしゃっていました）
お友達と参加するけどバスで一緒に座れるのかしら…という方、ご安心ください。席は完全に自由でしたので、集合時間に早めに並べば一緒に座ることができるかと思います。
私の隣は空席だったのでのびのびと過ごさせていただきました…。
行きのトイレ休憩は「東海PA」で一回。１０分～１５分程度で小さなPAですので朝ごはんなどはバスに乗る前に買っておいた方が良いです。
早起きだったので眠気に勝てず、軽食を食べたら即入眠。ぐっすり眠ってしまったのであっという間に時間が経ち…道路も空いていたのか特にトラブルなく予定の1時間も前に到着！
天気が悪い日が続いていたので不安でしたが、当日福島は晴天！日差しが強く暑いぐらいでした。帽子を持っていかなかったことを後悔。福島＝寒いイメージだったのでてっきり夏場も涼しいのかと勘違いしていましたが、全くそんなことはなく拍子抜けしたのでした。
まず到着すると彩色するドールごとにお名前が呼ばれます。
今回モデルに登場したドールは初代ジェニー・ユリーシア・リカちゃん・きらちゃんの4体。
私が今回選んだドールは「きらちゃん」。きらちゃんは希望者が多かったのか？工程が多いのか？2グループに分かれていました。
グループごとにタイムスケジュールが組まれており、彩色の時間とミニLC参加時間が変わってきます。
点呼時にスケジュール表とグループが書いてあるネームタグ、ドールの発送に必要な伝票などが入ったファイルが配布されます。
彩色体験とミニLCの以外の時間はフリータイムですので、アップルガーデンカフェを楽しんだり、お土産を買ったり、ミュージアムを見たり…各々思い思いに時間を過ごすことができます。
ちなみに、先ほど配布されたファイルの中にはアップルガーデンカフェで使用できる「ドリンク無料券」と「デザート1品無料券」が！なんと太っ腹なキャッスル様。ちなみにドリンク無料券はランチ交流会でも使用することができます。
外でグループごとに整列し、いざお城の中へ！
入口ではリカちゃんと社長・館長である近藤さんがお出迎えしてくださり、熱烈な歓迎を受けました。ロビーで一日の説明と近藤さんより挨拶をいただき、フリータイムへ…..
同時にお土産ショップへ駆けていく参加者の皆さん。動揺しつつ、カレーリカちゃんとドレスが欲しかった私も流されるままについていきました。無事どちらも確保できたものの、皆さんのお目当ては「30周年エクセリーナ 催事ver」だったようで….
気づいたときには棚が空っぽでした。実は30周年エクセリーナ催事ver.も欲しかったワタクシ。まさかそんなに争奪戦だとは思わず…完全に舐めていました。
16000円overのお人形。皆さんもっとじっくり悩まれるのかと勝手に思い込んでいたワタクシが甘かったです…いつかまた催事イベントで巡り合えますように…。
（追記. この後、売り切れた場合はその場で受注できるようになったそうです！2023.11月現在）
そんなこんなでいろいろありましたが、フリータイムはアップルガーデンでドールを撮影したり、ミュージアムを楽しんだり…念願のキャッスルを堪能したのでした。
お人形好きしかいない空間で伸び伸びと撮影ができ、かわいい子ですねと話しかけてくださる方もいたりして、幸せ空間でした。キャッスルファンの方は本当にお優しくて楽しい方が多いのです。みなさん、初対面でも気さくに話しかけてくださいます。
当日はマリーンの誕生日ということもあり、マリーンを持参されている方が多かった印象。
その後は、アップルガーデンカフェで休憩。
名物の「おいりソフト」とアイスコーヒーをいただいた無料券で交換していただきました。このおいりソフトがすっごくおいしくて。行かれた際はぜひ召し上がってみてください。
ちなみに、アップルガーデンカフェは入館せずカフェのみの利用もできるようになっていましたよ。
素敵な空間で伸び伸び過ごしているとあっという間にランチ交流会の時間に。お天気が良かったのでお外のパラソル付きのテーブルでランチとなりました！
メニューは名物のラジウム温泉の温玉付きカレー！キャッスルカレー、たまにパウチ入りの物を買うのですがお肉がほろほろでスパイシーで大好きです。ここでも席は自由。たまたまご一緒していただいた方と談笑しつつ美味しくカレーをいただきました。
私のグループはミニＬＣの第一グループでしたので、ランチが終わってすぐロビーに集合し整列しました。
ミニＬＣが行われたのはキャッスル内のお部屋「プレイファクトリー」。普段はリカちゃんとの撮影会などが開催されている場所のようです。普段のＬＣの一区画分のテーブルが置かれ、22cmと27cmのおたのしみドールがまんべんなく並んでいました。
当日いたメンバーは以下の子たち ※私が入ったグループのみの情報
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きらちゃん、プルルンちゃん、パレットF、スイーツちゃん
マリーン、みらい、ユリーシア、たまき、サヤカ、
購入制限 各キャラクター1体ずつ 各サイズ5体ずつまで
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個人的にはユリーシアのおたのしみを見たのが初めてだったので、テンションが上がりました。（一緒に入った方と彩色メンバーだからヘッドがたくさんあるからかな？とか話して盛り上がりました。笑）あとはみらいも普段は瞬殺のイメージなので、5・6体の中からゆっくり選べたのがすごく嬉しかったです！
印象的だったのが、ミニLCを覗いて何が行われているのか？と様子を伺っていた一般のご家族のお父さん。
「…….なんか、お得意様専用のお買い物スペースみたい…..」と少々驚いた様子？笑でご家族に説明していました。うん、間違いではない気がする。笑
個人的ビッグイベントのミニLCが終了し、彩色体験まで少し時間が空いてしまいました。
ロビーで暇を持て余していると、プレイファクトリー奥のスペースを解放してくださり、空調の効いた涼しい場所で休むことができました。
正直、一日時間を潰せる場所ではないので、一人参加の方はスマホのバッテリーは必ず持ってきた方が良いと思います。
そして、いよいよ彩色体験の時間がやってきました。
新品の使い捨てスリッパに履き替え、配布されたビニールのエプロンを着用します。
工場内は空調が効いておらず、扇風機と送風機のみなので、すごく暑かったです。この環境で働かれている職人さんたちの体調が少々心配になりましたが、きっとお人形を作るにあたって空調がつけられない理由があるのでしょうね。
工場内に案内されるとまず完成したお人形を送るための伝票を書き、ヘッドを選ぶところから始まります。
ヘッドは2種類。チークが彩色されているものと無彩色のもの。
彩色済みのヘッドはチークの工程を飛ばして目の彩色の工程へ。
わたしは全部自分で仕上げたきらちゃんにしたい！という気持ちから無彩色のヘッドを選んだのですが…この時の私はあんなことになるとは知る由もなかったのです….。笑
チークの彩色に並んで、自分の番がやってきました。
チークの彩色は金型のマスクがなく、自分の感覚を頼りに彩色を行います。
職人さん「まず、エアブラシの使い方から。押して、引いてください。押すだけだと空気しか出ません。引くことで塗料が出ますので。」
私「はい」 ﾌﾟｼｭ….
職人さん「塗料が出てないからもっと引いてください！」
私「はいっ……」 ﾌﾞｼｭ
職人さん「強く押しすぎですので、もっと優しく優しく押して引いてください」
私「は、はい…（雲行きが怪しくなってきた・・・）」ﾌﾟｼｭｰ（指を震わせながらのﾌﾟｼｭｰ）
職人さん「エアブラシの使い方はそんな感じです。そしたら、左手にヘッドを持って、その手は絶対動かさない！右手は5cmほど離して、頬の一番高いところを狙って優しく吹き付けてください」
私「はいっ！」ﾌﾞｼｭｯｯｯｯ
上記のやり取りを5.6回繰り返し、何度もやり直しましたが結局うまくできず心が折れ、彩色済みヘッドと交換していただくことになりました。職人さん、本当にごめんなさい。自信がない方は最初からチーク付きヘッドを選びましょう。エアブラシの力加減がとっても難しかったです。この時点ですでに職人さんへの畏敬の念が止まらなくなっております。
※当たり前ですが職人さんに全く非はございません。終始優しく根気よく教えてくださいました。福島弁が心地よかったです。
気を取り直して次の工程に。
次は目と眉の彩色！きらちゃんは眉毛、目のベース、アイカラー、アイシャドウ、二重の線、目の中の星で構成されています。
いずれも金型のマスクを使用し、エアブラシで塗料を吹き付けていきます。
ここで驚いたのが、一体一体彩色するごとにマスクを水とブラシで掃除し、送風機で乾燥させていたことです。これは手間と時間のかかる作業だなあと感じました。これを目の当たりにしてしまったら発送に何か月かかっても文句は言えない…。
金型を使った彩色はチーク彩色よりは比較的やりやすく、綺麗に彩色することができました。やったね！！！数分前の自分が救われました。
職人さん5名ほどに対して1グループ10～15人なので、並んで待っている時間があったのですが、工場内を見回してみると「キャッスルコレクション仕様書」と手書きで書かれた大きなファイルとか、ジェニー総集編１～３とか様々な資料が置いてあって、くまなく見てしまいました。
あと、面白かったのが職人さんのメモ。アイプリの塗料の組み合わせが書いてある手書きのメモが壁に貼ってあったのですが「〇×〇は絶許！！！」と書いてありました。どうやら絶対に許してはならない色の組み合わせがあるようです。気になりますね。
また、隣のレーンでは絶賛作業中の職人さんも。植毛ミシンで髪を植えている職人さんが3・4名いらしたのですが全員違う色のサランを植えていてちょっと意外でした。
一つのヘッドに植毛するのにすごく時間がかかってて、「大量生産」という印象は全くありませんでした。一つ一つのお人形が、丁寧に生み出されているのですね。感激でした。
さて、金型のマスク彩色は比較的順調に終え、次はいよいよ最難関と噂に聞く、注射器で星を入れる作業！
まず職人さんからの説明。
「2本線が書いてある方が大きい星を入れる注射器。3本線が書いてある方が小さい星を入れる注射器です。（※注射器の線の本数と星の大きさについてうろ覚えなので逆かもしれません。すみません）
注射器の先から、塗料が降りてきますので、ちょうどよい大きさのところで塗料を乗せます。
ここで、ヘッドに針の先が触れてしまうと綺麗な丸にならないので、針先は触れずに、玉を乗せるイメージです。
きらちゃんは大きい星が一つ、小さい星が二つずつです」
フーム…めっちゃ難しそう…
要するに、表面張力で綺麗な丸を作るイメージです。
ここではほかの彩色ブースと違い、練習用のヘッドに点を打つことができました。
上手にできるときもあれば、ものすごくいびつな点になるときもあり、何回も練習をしてしまう…
本番できらちゃんのヘッドに落とすときは、失敗は許されないという気持ちから手がブルブル震えてしまい、少々いびつな星もできてしまいました。でもいいの、味があるってことで…。（何周か回って開き直る）
完成したドールが届くのが楽しみです。
今思えば、プロ仕様のきらちゃんもその場で注文しておけばよかったと思います。必ずしもうまくいくわけではないので、気に入ったモデルが出た方は注文することをおすすめします。でも私の手から生まれたマイきらちゃん、しっかりかわいがります！！！お披露目をおたのしみに…。
思いがけずハプニング？もありましたが、無事彩色体験が終了。
その後はブラブラ＆お土産を買い、バスに乗りました。最後は、社長さま、リカちゃん、職人さん、スタッフの皆さまで外に出て来てくださりバスを見送ってくださいました。あたたかい（；＿；）！
そして、帰りもスイスイ順調に進み、1時間半ほど早く東京駅へ。
お疲れ様でした！
朝早いし、移動時間もかかるし、彩色は簡単ではないけれど、とっても楽しい一日でした。
何より、この一日を通して、いつもかわいいお人形を苦労して作ってくださる職人の皆様、楽しい企画をしてくださり全国を廻ってくださるスタッフの皆様に改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
また都合が合うときに開催される際は、ぜひ参加したいなと思っています。
一日中お世話してくださったスタッフの皆様に感謝申し上げます。
長くなりましたがここでレポートは終了です。
お付き合いいただきありがとうございました。
これからもリカちゃんキャッスルを応援していきます。
（追記.11.02）
体験を行ってから2週間ほどで、彩色体験を行った「マイきらちゃん」が届きました！
やっぱり星がいびつですが、かわいいです！
いろいろ着せ替えて写真を撮ってみようと思います☺️
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