転職面接に落ちた話

私は今日転職の面接に落ちた。

本日私は新卒依頼初めての採用面接を受けて、見事お祈りメールを受領した。

相手はベンチャー企業で地域活性化に取り組む企業で、第3次面接をZOOMでやることに驚きを感じながらパソコンを立ち上げた。

いざ戦いのURLをノックし、大きく深呼吸。そういえば中学生のころ彼女の声が聞きたくて夜中に電話を鳴らし、彼女の父親にひどく怒られたのを思い出した。

ZOOMが接続されると社長はにこやかにこちらを見ている。一方で専務は机の上に置かれているらしい履歴書を見ており一度も目線が合わなかった。

ビジネススクールを卒業して一年、今の会社で戦い続けるためにも新しい外部環境を知ることが大事と考えて、受けた転職面接が落とされるとこんなにもつらいものだったなんて。でもここで学んだことを昇華したい。

1.面接は自分のスペックの高さをPRするのではなく、いかに共感させるかが重要なのではないか

自己PR一つとっても相手を引き込む自分のストーリーを語ることができているか、自分が動いた動機に共感を感じさせる内容となっているか。例えばジョブズの有名なスタンフォード大学での演説で彼は自身が未婚の大学院生の子供で養子に出されたが、その生みの母が育ての両親に要望したのが彼の大学進学であったため一度は大学に進学させてもらったと語っている。

転職面接を受けた際の私は、できるだけロジカルに賢く見せたいという思いが先行しすぎていて、単なる一商品にしか見えていなかったと思われる。これだともっとスペックの高い人に見劣りするし、そもそも緊張でロジカルに話せていたかも怪しい状況では、相手にとって私は何を話したかも覚えていないその他大勢だったと思われる。

①感情が揺れたタイミングを伝えたか、②その時にどんな思いで動き何を気づいたか、③その気づきからどう行動を変えたかを伝えていくことが必要だったと思う。

2.自分の思いだけでなく相手の思いに共感をしていたか

相手に自分がどんな人かわかってもらうためには自分が相手の思いに共感をできていたか、その企業の全社戦略、事業戦略を理解して、その背景の思いを探る、そのうえで人事戦略上どういう人がほしかったのかよく考えたのか反省したい。

相手の思いを考えることができていなかった。普段営業マンとして働く際には、相手のおかれている立場を理解しようと全力で相手に関心を持ちながら話す。ただ自分を売り込む今回の面接ではどうだったか。○○業界にどうして関心を持ったのかと聞かれ、本業界の活性化を掲げている社長に対して「○○業界への関心は従来薄かったが、貴社の事業には非常に興味がある。」と心から社長と同じ方向を向いて仕事をしてくれる奴だと思うには不十分な返しをしてしまった。またそもそも質問に対して単刀直入に返答ができていたのか疑問だ。

①相手の質問の背景にあるキーマンの思いを理解しておく、②単刀直入に一言で答え、論拠に共感できるストーリーをねじ込むことが大切だったと思う。

さあ反省したしビール飲んですっきり忘れて寝る。


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