楽器練習の考え方:どんどん分けていく:ギター編①
まえがき
何度かレッスン動画を作ろうと思いましたが、自分自身が文章で情報を取り入れる方が好きなのと、文章の方が伝えられる事もあるのでは、ということでnoteに記すことにしました。私自身は、レベルの違いは色々とありますが、ギター、和楽器(尺八、箏、三味線)、ピアノ、ドラムなどに取り組んでいて、それらを練習する上で感じた点、共通点、違いなどをまとめて効率的な練習に役立てるものが書ければと思っています。
分けて行く、とは
よく、ピアノ練習なんかでは「右手と左手を別々に練習してそれぞれができるようになってから両手を合わせましょう」というような事が言われます(それの是非はおいといて)
ギターではあまりそういうことを書いてある本がありません(クラシックギター系でそういう基礎練習が書いてある本がありましたが)
確かに、左手だけ押さえても音が出ません。左手を押さえずに右手だけ弾いても解放弦の音がただ鳴り響くだけです。
(もし、教える側目線ではなく、初心者目線でそういう取り組みをしている書籍や教則本があったら教えてほしいです )
そのため、さあギターを弾きましょう、となった時にコード(または単音)を押さえながら右手ではその音を鳴らすための弦を探して鳴らすために弾く…ということを同時におこなっています。簡単にできる人は読まなくていいですが、この段階で苦労されている方、その先の弾き語りだったりソロギターだったりをマスターしたい方にとっても「分けて考える」というのはおそらく有効ですし、その先のもっと難しい技術を習得する際にも役立つのではないでしょうか。
「分けて考える」ギター弾き語り編
弾き語り
単音弾き(リードギターやメロディを弾くなど )
コードストローク
その他
この段階では色々分類が整理されていないので、一番大きいと思われる、「弾き語り」の動作を分解していこうと思います。
左手でコードを抑える
右手でコードを弾く(アルペジオの場合は指やピックでつまびく)
歌う(歌詞を覚えてない場合は歌詞を見る)
大きく分けてこの三つに分類されます。歌詞やコードを覚えていない、見ながら歌う場合は以下の二つが追加されます。
歌詞を読む
コード名を見る
オープンマイクなどで人前で演奏する場合は(音響のある場所の場合)
マイクの位置を気にするなど、さらにやらなければいけない事が増えますね。
結構簡単なようで同時に色々なことをこなしながら曲を演奏しているわけです。
歌詞を見ながら歌う、程度ならカラオケでやっているのと同じような感じでほとんどの方は難なく歌えるのではないかとおもいます。
しかし、これにギターを弾くという動作が入った途端、難しくなります。
ギターだけを弾いている時はちゃんと弾けるのに同時にできない。歌が不安定になる、ギターの演奏が不安定になる…etc.
どうすれば上手く全てのものをこなせるか
特別なコツはあるようで無いのですが、冒頭に書いたピアノ練習の時と同様「分けて練習する」です。
しかし、上に箇条書きで書いたレベルで取り組んでも上手くいかない場合があります。勘の良い方はうすうす気づいてしまうかもしれませんが、そういう時にどうすればいいか、というのを次の記事からひとつずつ「分けて」書こうと思います。
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